週末金曜日、陸上自衛隊久里浜駐屯地を視察しました。

昭和14年(戦前)の「海軍通信学校」として開設、昭和25年の警察予備隊発足当時から続く部隊として「陸自久里浜部隊」として受け継がれた自衛隊としては最も古い駐屯地であります。 

 駐屯部隊は、昭和27年から続く「通信学校」のほか、「通信教導隊」、「(通信団)中央野外通信群」、「(東部方面後方支援隊)通信教育直接支援中隊」、 「第129地区警務隊」、「第316基地通信中隊久里浜派遣隊」があります。



下記の写真は、過去からの記録を残している記念館です。記念館で私が最も気になったものは他でもない、伏龍(ふくりゅう)についての展示でした。

伏龍とは、第二次世界大戦末期に大日本帝国海軍が開発、実験を行った特攻兵器です。一部には、人間機雷と呼ばれていたそうで、敵に対して潜水具を着用した兵士が浅い海底に立ち、兵士の頭上を敵船が通過するのを待ち伏せし、棒付き機雷を敵の上陸用船艇に接触させ、爆破させるという特攻戦法でした。


但し、伏龍が実際に実戦配備される事はありませんでした。他方、沢山の予科練の生徒達の命が訓練中に起きた不慮の事故により、失われています。天に召されし御霊が、一体何柱になるのかは、未だ正確な数字は不明であるとの説明を受けました。

ここでお亡くなりになられた英霊の御霊に対し、謹んでお悔やみを申し上げますとともに、衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。








帰路に着く際、久里浜駐屯地の入口下を流れる平作川河口に向かい、手を合わせました。




合掌 感謝
中山泰秀