フェイクニュースによる最大の被害者は、民主主義。 | 中山泰秀 観世音Blog
    現在、大阪での府知事選挙に際して、フェイクニュースによるサイテーな攻撃が、小西ただかず大阪府知事候補に対して行われている。

    実は、今回ばかりではない。

    一昨年、私の闘った衆議院選挙でも、心無い、目に余るほどに酷いフェイクニュースによる攻撃が、誰かから、私自身に対して行われていた。

    今でもその嘘を信じ、騙されていると思われる人達からの訳の分からぬ攻撃が、あとを絶たない。

    ネットメディア以外の媒体も含めてだ。

    人権侵害であり、名誉毀損も甚だしい。

    また、その規模の大きさと入念な作業は、本当に心無い誰かの仕業により、仕込まれていたとしか思えない。

    その首謀者と、その指示に従った人達が行った行為は、犯罪行為であると私は考えている。

    フェイクニュースによる攻撃を受けた経験を有する私からみれば、当時、私が受けた攻撃と今回の手口とは、酷似しているように感じる。

    今、思い出しても、本当に腹が立つ。

    しかし、「復讐は神の手にあり」と説いてくれた、祖母マサの信じた聖書の言葉が頭をよぎる。

    「天網恢恢疎にして漏らさず」

    やがてきっとこれらの行為を企図し、実行した悪人達に対し、神様が断罪され、罰をお与えになられる時が来るだろうと信じている。

    今回、この小西大阪府知事候補に対するフェイクニュースによる攻撃が、excite News に取り上げられている。

    以下、そのままご紹介するので、是非ご一読頂きたい。

    インターネット等を通じ、嘘、フェイクニュース、根も葉もない誹謗中傷等により相手候補を陥れ、選挙戦をより有利に展開させ、攻撃者側が味方しているであろう候補者を勝たせようなんて魂胆を、断じて許すわけには行かない。

    昔から選挙戦に怪文書は付き物ではあったが、インターネット時代の選挙戦、怪文書という言葉の持つ意味が、フェイクニュースという現代の怪文書の持つ影響力やその実態を考えると、益々その深刻度が、現実から乖離し始めている様に思う。

    立法府、行政、選挙管理委員会等の然るべき機関は、この様な問題に対応できる立法も含めた策を速やかに考え、具体化すべき時がとうに来ているのではないだろうか?

    ボヤッとしている場合じゃない。

    政治家に限った話ではないからだ。

    次はあなたが、被害を受けるかも知れない。

    そしてネットユーザーでもあろう有権者におかれては、この様な現実的実態を、冷静にご覧になって頂きたいと強く要望する。

    こんなことで政治がおかしな方向へ向かって仕舞うのであれば、民主主義はやがて近い将来、必ず崩壊するだろう。


    政治家
    中山泰秀

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    以下、当該記事。excite NEWSより。是非ともご一読下さい。



    フェイク大手「アノニマスポスト」が大阪府知事選で悪質な選挙妨害、維新の対立候補を「嘘がばれてふてくされる」と事実無根の攻撃


    「一部だけを切り取って批判する」のは禁じ手だったはずですが…?詳細は以下から。

    「Netgeek」と共に大手フェイクニュースサイトとしてしられる「アノニマスポスト」。これまでも「泉放送制作のせいで民放が偏向報道」というデマの拡散源になった他、自民党議員を批判した俳優の坂上忍さんに対する「在日認定」のヘイトデマの拡散、さらには癌で闘病中だった翁長前沖縄県知事を嘲笑・侮辱するなど、その姿勢は極めて悪質です。
    そのアノニマスポストが3月21日に告示された大阪府知事選挙に関し、大阪維新の会の吉村洋文前大阪市長の対立候補である小西禎一元府副知事に対して悪質なデマで選挙妨害を行っています。

    当該記事のタイトルは「【大阪W選挙】大阪府知事選挙吉村候補にデマを指摘され、ふてくされる小西候補~ネットの反応『嘘がばれて背中向けるって、子供か!』『吉村候補の引き立て役になってるwww』『大阪府民は全員この映像を見た方が良い』」(魚拓)というもの。



    記事トップの画像を見ると、カメラを見ながら喋っている吉村候補の隣で小西候補が背中を向けているため、「デマを指摘され、ふてくされる」ように見えなくもありません。しかしこれは完全なデマ。
    キャプチャされた画像は報道ランナーの「W選挙 討論会スペシャル」の一幕です。

    番組での位置関係を見れば明確に分かりますが、小西候補の向いている先には都構想に関するパネルがあり、その先にはコメンテーターら3人が着席しています。つまりパネルを見てコメンテーターらの方を向きながら話をするのはまったくもって自然なこと。



    上記の画像も例えば「小西候補に都構想の嘘を暴かれ、知らんぷりを決め込む吉村候補」というキャプションをつければなんとなくそうとも見えてしまいますが、当然それは極めて悪質なデマでしかありません。
    つまりアノニマスポストは、番組を見ていれば完全に間違いであると分かるにも関わらず、小西候補の「デマを指摘され、ふてくされる」ように見える瞬間を切り取り、フェイクニュースであることを知った上で意図的に掲載し拡散しています。
    驚くべき事にこのフェイクニュースのツイート(魚拓)は3月22日9:24から14:05までの4時間半あまりで6500回以上リツイートされ、11000件以上のいいね!を獲得しています。350件近いコメントのほとんどはデマだとの指摘ですが、どれくらいのツイッターユーザーがこのフェイクニュースに「釣られた」のでしょうか?



    さてここで公職選挙法を見てみると、アノニマスポストは「虚偽事項の公表罪」という公職選挙法第二百三十五条2項に違反している可能性があります。

    (虚偽事項の公表罪)
    第二百三十五条 当選を得又は得させる目的をもつて公職の候補者若しくは公職の候補者となろうとする者の身分、職業若しくは経歴、その者の政党その他の団体への所属、その者に係る候補者届出政党の候補者の届出、その者に係る参議院名簿届出政党等の届出又はその者に対する人若しくは政党その他の団体の推薦若しくは支持に関し虚偽の事項を公にした者は、二年以下の禁錮又は三十万円以下の罰金に処する。
    2 当選を得させない目的をもつて公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者に関し虚偽の事項を公にし、又は事実をゆがめて公にした者は、四年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。
    (公職選挙法より引用)

    アノニマスポストが行っているのは、映像の一部の切り取りによる印象操作の域を超える完全なるデマの流布であり、告示された大阪府知事選の候補者を貶めるために意図的に行われたもの。
    「当選を得させない目的をもつて公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者に関し虚偽の事項を公にし、又は事実をゆがめて公にした」事は言い逃れできませんが、いったいどう落とし前を付けるつもりなのでしょうか?


    以上