毎週末地元大阪に帰ると、必ず演説や講演を行っています。毎週日曜深夜24：00〜25：00生放送のラジオ番組「やすトラダムス」キッスFM神戸に至っては、今月末で７年目を迎えさせて頂く事になりました。これもひとえに、皆様方お支えの賜物であり、深く感謝申し上げます。
さて先週は、大阪市内の街頭にて演説を行いました。ちょうど北朝鮮が、ロフテッド軌道でミサイルを発射した日の昼下がりの事でありました。
米国では、トランプ大統領がFBIのコミー長官を更迭した事で、そもそもの話題を更に大きな話題にしてしまう事になり、以前Amebaブログ「世界中のインテリジェンスフィールドから注目が集まる、今次ホワイトハウスの判断。」でも書かせて頂いた通り、現在ではトランプ大統領がイスラエルのインテリジェンス情報をロシアのラブロフ外相に無断で共有した件も含めて、更に深くロシアのプーチン大統領を巻き込んだ話題となり、米司法省がFBI元長官のロバート・モラー氏を2016年の米大統領選挙にロシアが介入したとされる疑惑を巡り、捜査の指揮を執る特別検察官に任命すると言う事態にまで発展しています。
ヨーロッパ、フランスではマクロン新大統領と言う、39歳の新たなリーダーに対する期待感と同時に、EUとしての立場と、EUに所属するそれぞれの国の思惑とが、イギリスのブレグジットに見られるように複雑に錯綜する中、私たちの愛する祖国日本が位置する北東アジアにおいては、世界で唯一、冷戦構造を色濃く残している朝鮮半島における様々な問題が、地域の不安定はもとより世界に対して影響を及ぼす事態となっています。
また、中華人民共和国に至っては特に海軍力を増強し、南シナ海に人工島を造成、軍事利用目的の滑走路を複数、ミサイル発射台やレーダー、大きな建物など、まさに力による現状変更の試みを行っています。
そして、たった今自民党本部で会議を終えたところですが、中華人民共和国は、尖閣領海でドローンの飛行を試み、航空自衛隊がＦ15戦闘機を緊急発進させ対応していたと言う報告が防衛省、外務省、海上保安庁などからありました。
私は昨年イスラエルに、３度渡航いたしました。「イスラエルまで行ってきます。」と言うと、必ずと言っていいほど、「あんな危ない国、気を付けて行ってきいや。できたら行かん方がええんとちゃう⁈（大阪弁）」と言われます。
他方、イスラエルに到着し、日本からやってきましたと言うと、今度はイスラエルの人達から「日本の周辺は本当に不安定で、危険な状態ですね。」との指摘を受けます。
「井の中の蛙 大海を知らず」と昔から言われますが、日本の常識は世界の非常識、世界の常識は日本の非常識となっている状態が、もし我が国に存在しているのであれば、しっかりと目を見開いて、日本の平和ボケを正していかなければならないと思います。
そうでなければ、周辺諸国や組織などからの領土領海に対する違法な行為やあやしげな活動に対しても、しっかりとした十分な対応、対処のできない国家となってしまいます。私達国民は、そのような日本の立場を望んでいません。毅然とした対応、対処を、世界の常識を見据えながら、更にできる日本を、目指していくべきだと考えています。
安倍晋三総裁が、憲法記念日に発信された憲法改正への思いを、私自身も憲法改正を党是とする自由民主党党員として、また国民として、同じくするものであります。
先人たちが護り、育んできて下さった愛する祖国日本を、これからの未来を背負って立つかわいい子供達の時代に、しっかりと引き継がせて行かなければならないと考えています。
その為には、今できることを先延ばししない事。問題を避けて通らない事。これらの覚悟が、最も重要だと考えます。
乾坤一擲
中山泰秀
最初の写真は街頭演説終了後、日本の未来から握手を求めて頂きました。