今、アメリカより帰国いたしました。
ポストダボス会議として名高い、ミルケングローバルカンファレンスに出席させて頂きました。
残念ながらスケジュールの都合で、最終日の最後までミルケングローバルカンファレンスに滞在することはできませんでしたが、今朝は朝1番、バイデン前米国副大統領の講演を拝聴させて頂きました。

私が帰国の途についた後も、ジョージ・ブッシュ元米国大統領、ナオミ・キャンベル氏などの講演や対談が行われていました。

やはりこういった国際会議の場において、しっかりと日本のプレゼンスを示し、高めて行くことが求められていると思います。
台本なし、通訳なし、ある意味ガチの勝負でいかに日の丸を背負って、海外の要人達を相手に打って出られるか、正に試練の場だと思います。

よく言葉の壁をおっしゃる方もおられますが、英語はある意味できて当たり前。問題は英語の上手い下手ではなく、どういう意見を持っているのか、どのような想像力を持っているのか、また単なる予測ではなく、自分が行う主張に対してどのようなロジックを訴えれるのか、ある意味プレゼンテーション能力も求められている舞台だと思います。

現在、世界の中における日本は、日本人が思っているほど国際社会では、正直いい意味でも悪い意味でも目立っていないと感じます。

日本がそれこそ「井の中の蛙大海を知らず」と言う状態のまま、21世紀を過ごしていくのか? 島国だからこそ、資源のない国だからこそ、人が資源の日本だからこそ思い切って海外に打って出るべきです。

国際社会に出てみれば、日本の隣国である中華人民共和国や友好国である台湾、また韓国の人たちの方がよほど国際社会に挑戦をしている、そんな姿に出くわすことがよくあります。

このミルケングローバルカンファレンスにおいてもたった1人、それこそ必死で日本人のフェローとして、日本のプレゼンスを守り高めようと大活躍している田村耕太郎先生がいなかったら、ジャパンパネルも、麻生財務大臣が参加されることも、私がパネラーとして参加することも無かったと思います。

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入場料だけでも日本円で1人あたり3,000,000円する、スピーカーのギャランティーは0円、それでも世界中から大統領や国家元首、首脳達、そしてまた金融界第一線で活躍する投資家の皆さんが自腹を切ってでも集まって来る、そんな会議が世界にはあります。

世界中から色々な業界のトップリーダー達が集まる、そんな世界一のプレゼンテーションの場がまさにミルケングローバルカンファレンスです。

しかもこの会議の特徴は、パネラーをミルケンのスタッフが評価するということです。つまりパネラーを採点しているんです。連続で招待を受けれるかどうかは、まさにパネラー次第であります。
挑戦のしがいがある会議で、うまくいったときには醍醐味を感じます。

また今回のパネルディスカッションの模様が、ミルケングローバルカンファレンスのホームページにアップされましたら、ご報告させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

以下は、今朝の投稿です。
少し文章をアップデートしていますので、よろしければご一読頂きますようにお願いいたします。

おはようございます。日本は今からおやすみの時間に入ると思いますが、ここロサンゼルスでは、ミルケングローバルカンファレンスにおいて、もう直ぐバイデン前米国副大統領の講演が始まろうとしています。出来る限り、Facebookライブしたいと思います。ご関心のある方は、是非ご覧下さい。

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ところで今日のアメリカは、朝から政治的に少し騒がしい気がします。ワシントンのキャピトルヒルでは、コーミーFBI長官の公聴会ヒアリングの行われている様子が、CNNで生中継されています。米国大統領選挙における、ロシアからのサイバー攻撃に関する件についてです。日本も他人事ではありません。

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現在、自由民主党内におけるサイバーセキュリティー対策小委員会の委員長として、連休明けに向け、日本の国のサイバー対策のあり方に関する提言を取りまとめさせて頂くべく準備しています。伝統的な意義とは全く違う新たな戦闘領域に対してどのように挑んでいくのか、早急な対応が求められています。

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(産経新聞より)

2015年に私も、ミルケングローバルカンファレンスのこの会場で、トニー・ブレア元英国首相、ウェスリー・クラーク元NATO軍 将軍、リンズィー・グラハム米国上院議員の皆さんとマイケル・クローリー氏の司会で、1時間の英語によるパネルディスカッションを経験させて頂きました。とても緊張しましたが、得たものは大きかったです。ちなみにこの部屋は、ハリウッド映画で有名なゴールデングローブ賞、エミー賞の授賞式を行うハリウッドで1番のボールルームです。

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Global Conference 2015 | Global Risk » Milken Institute http://www.milkeninstitute.org/events/conferences/global-conference/global-conference-2015/panel-detail/5488

乾坤一擲
中山泰秀