【 日本トルコ文化交流会が主催する『エルトゥールル号からの恩返し~日本復興の光大賞15』に、日本政府・外務省を代表し出席させて頂きました。東日本大震災での救済や支援のみならず、今回の邦人拘束事案においても絶大なるご協力を頂いたトルコに対する思いは特別です。個人的には祖父の中山福蔵が、初代在大阪トルコ名誉総領事を務めておりました関係があり、本日の授賞式に出席させて頂けるご縁を感慨深く思っておりました。今後とも日本トルコの交流に力を傾注していきたいと思います。感謝 中山泰秀 】



★『エルトゥールル号からの恩返し~日本復興の光大賞15』とは。。。
以下、日本トルコ交流会のホームページより。
明治時代に日本を訪問したオスマン・トルコ帝国の軍艦エルトゥールル号はその帰途、和歌山県串本町沖で岩礁に激突、爆発するという大惨事に遭遇する。地元住民たちが必死に救助したものの587人が死亡、生存者はわずか69人だった。しかし日本全国から多くの義捐金が寄せられ、生存者は日本の軍艦でトルコまで無事に送還された。トルコ国民は日本人の厚意に心から感謝し、この出来事は両国友好親善の礎となった。
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、岩手、宮城、福島の3県を中心に甚大な被害をもたらし、日本の戦後最大の自然災害となった。震災関連死を合わせた犠牲者は、2万1000人を超え、住まいを奪われた約26万人が今だに厳しい避難生活を続けている。世界中が支援を送る中、トルコからも官民それぞれのレベルから救助や支援が送られた。日本トルコ文化交流会(nittoKAI)も数日に渡る炊き出しや、被災地の子供達を元気づけるためにトルコ旅行をプレゼントするなど、様々な活動を行ってきた。
しかし、被災から3年たち、記憶の風化が懸念される。当会ではエルトゥールル号の恩返しと一日でも早い友好国・日本の復興を願い、「日本復興の光大賞」を創設をした。
ジャーナリスト・池上彰氏の全面的な協力を得て、復興のために尽力している日本の民間団体の中から特に優れた団体を選び、池上彰審査委員長らが出席する表彰式等を行う。この模様は新聞、テレビ、雑誌等のメディアを通し全国に発信し、あらためて国民に支援、協力を訴え、日本にとって最大の課題である大震災からの早期復興を目指す。この賞の創設および発表によって、復興への想いを日本全国および世界が新たにし、復興活動を行う団体の存在を世に知らしめ、さらなる日本とトルコの友好関係の発展を願うものである。
-開催方法-
日本復興大賞事務局が、被災した自治体や民間のNPO法人、ボランティア団体、マスコミなどの意見をもとに大賞候補団体を絞り、最終的に、池上彰・審査委員長を中心とする審査委員たちが「日本復興の光大賞15」「同特別賞」を決定する。
「日本復興の光大賞15」は1団体で、賞金100万円を贈る。
「日本復興の光 特別賞15」は3団体(予定)とし、各団体に賞金10万円を贈る。
各賞には、このほか賞状などを贈る。
【審査委員】
審査委員長:池上彰(ジャーナリスト)
宮本信子(女優)
東京大学大学院法学政治学研究科 教授 藤原帰一
特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR)理事長 長有紀枝
福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特別研究員 開沼博
特定非営利活動法人日本トルコ文化交流会 理事長 ウグル・ユジェル
・2014年12月19日 最終審査が行われ、受賞団体が決定しました。
・2015年2月10日 
池上彰 審査委員長らが出席して東京都内で「日本復興の光大賞15」受賞者の報道発表を行います。
・2015年2月28日  表彰式
受賞者や関係者が黙祷し、犠牲者の冥福を祈る。
池上彰審査委員長から各賞の受賞者に賞状や賞品などが贈られる。
日本トルコ交流会のHPより
http://www.nittokai.org/news/detail112.html
http://www.nittokai.org/report/detail102.html