【 日本につながる意味のある海域に、安全保障上これだけ沢山の問題が深刻化しつつあるのに、日本が自ら国防のガードを下げる事を与党の政策責任等が左翼活動家たちの誘導する世論によって、心動揺し、沖縄問題と国防の誤った混同の仕方、解釈を行い、政策を執ろうとしている。政策や議論に長けていても、軍事戦略を分からない、知らない、おまけに勘の悪い一部の政治家が、日本を本当の危機に陥れている。そんな者は、政治家とは言えない。ただの政治屋だ。とても憂慮している。何故ならそんな奴らで、それで日本国家の安全が決まるからだ。情けない。本当に情けない。】




『南シナ海 中国軍事基地着々 レーダー施設完成、米軍監視にも威力』
産経新聞 7月18日(水)7時55分配信


$中山泰秀の【観世音】ブログ



拡大写真は、南沙諸島(写真:産経新聞)
 

【シンガポール=青木伸行】フィリピン・デイリー・インクワイヤラー紙(電子版)は17日、中国が南シナ海で軍事施設の建設を強化し、スービ礁にレーダー施設が完成したと報じた。中国が実効支配するスービ礁はミスチーフ礁とともに、南シナ海における最前線基地と目され、米国とフィリピンの軍事同盟強化の動きに呼応し、建設を加速させているとみられる。

 同紙によると、スービ礁には4階建ての建物が建設され、その上に巨大なドーム形のレーダーが据え付けられている。完成したのは5月で、建設作業用のやぐらもすでに取り払われた。ヘリパッドも完成し、艦船を礁内へ導く細い水路が、ブイで築かれた。

 灯台もあり、約22キロ離れたフィリピンが実効支配するパグアサ島からは、灯台の光が見えるという。   米軍はスービ礁から約550キロのパラワン島(フィリピン)に、艦船などをローテーションで展開する方向だ。このため、東南アジア軍事筋は産経新聞に「レーダーで広範囲に艦船などの動きを捕捉でき、フィリピン、米両海軍に対する警戒監視能力が向上し、対米軍という観点からも威力を発揮する」と指摘した。

 一方、1995年から中国が実効支配するミスチーフ礁は、パラワン島から約209キロとさらに近く、港湾や滑走路などを備えた「恒久軍事施設」が構築されている。フィリピン軍幹部は、すでに施設の建設は完了したとみている。

 フィリピン政府はスービ、ミスチーフ礁とも、同国が主張する排他的経済水域(EEZ)内にあると、反発している。一方、30隻の中国漁船団が、南沙(英語名スプラトリー)諸島で操業を開始し、フィリピン海軍報道官は17日、漁船がEEZ内に侵入すれば艦船を派遣すると警告した。