【 争点なき選挙。】



ダブル選挙で新知事が決定しても、来年1月に再度大阪府知事選挙を行わななければならない。短期間で、2度も首長選びの選挙を実施する事の意味は、選挙の争点は何処にあるのか。

前回の大阪市長選を前に、芸能界で活躍されていた橋下さんに
大阪市長選に出馬されてはと、お話をした事があった。

「豊中市民だから、大阪市は関係ない。」

と返事をされた事を記憶している。

ご本人と自民党幹事長(当時)と私と3人のみで会食をしながら行われた会談席上であった。


世間にも、マスコミにも、みえない部分を政治家として観て来ただけに、
このような事をするのであれば、前回の大阪市長選挙に立候補されておれば、
悪戯な大阪地方政治の余計で、無駄なこの3年間の混乱もなかったのではないのだろうか。

地方自治、政治に対する候補予定者一個人の認識の不足が、
大阪市民や府民全体の不利益となってしまうのであれば、
看過し難い。

人気を上げる為だけの候補者が煽動する「劇場型政治」という演出に、
日本の有権者は今回も引っ掛かるのだろうか。それともそれにも慣れ始め、
地に足の着いた醒(冷)めた判断を、冷静に行うのだろうか。

市長と知事が諍いを起こすこと程、大阪に住まう者、
中小企業経営者にとって無駄な事はない。

大阪市内で生まれ育った大阪を愛する私達にとっては、
フェイクの政治家達の、無駄な争いに観えてしまう。

大阪の街を、政争の具に供する事をヤメて欲しい。

悪戯に掻き回すだけの大阪政治の悪癖は断ち切って、
本当に歴史深い誇りある大阪の正気を取り戻せる政治を行うべきである。





中山泰秀




【 「<大阪市長選>11月27日投開票に 知事選と同日か 】
毎日新聞 7月21日(木)19時42分配信


大阪市の平松邦夫市長の任期満了に伴う市長選について、同市選挙管理委員会は21日、11月13日告示、同27日投開票と決めた。大阪府の橋下徹知事は府市を再編する「大阪都構想」を掲げ、知事を辞職して知事・市長のダブル選に持ち込む方針を明らかにしており、ダブル選は27日投開票になる可能性が高い。

知事の辞職に伴う選挙は、辞職から50日以内に実施される。橋下知事の任期は来年2月5日までだが、橋下知事は市長選に合わせて10月に辞職手続きに入る意向だ。

市長選には、平松市長が再選出馬に向けて最終調整している。一方、橋下知事は態度を明らかにしていない。橋下知事が率いる首長政党「大阪維新の会」は知事、市長の両方に候補者を擁立する構えを見せている。【佐藤慶】