【 まさに、政府の「斑対応」が生んだ悲劇。】


~民主党・罪の擦り付け合いを憂う~



責任の擦り付け合いの様にしかみえない。
非常に残念な様相を呈している。

今週、国会の各委員会は、このような政府の「斑な危機管理能力」を検証するだけの国会になるのであれば意味がない。

そうなると、非常にくだらない国会になるのかも知れない。
国民の求めている所は、そのような所ではないだろうと思うから。

その点に関して言えば、もう二度と、同じ過ちを繰り返さないでおいて欲しいと言う事に終始する。

過去の検証から、将来に対する備えが出来る所もあるだろうが、つまらない追求は正直止めるべきだ。
追求すべき所は、もっと他にある。


本当に国民が情けない政府である事、その政府を自分たち有権者が「政権交代」という民主党マニュフェストに騙され、またそんなものに騙される様な位、自公政権の末期が国民に対しての政策への理解を得るには力が乏しかったと言う事と、政権交代前夜への国民有権者の気持ちを、当時の野党民主党に対する期待感を必要以上に煽りすぎたその責任は、私達自民党にもあったと言う事も事実。


しかし、それでも私は自民党。


「もう党派は関係ない」だとか、無責任に言い放たれる時代。

しかしそれでも自民党が、この日本の将来に対する責任を果たす事が出来る政党・政策集団だと信じている。

何故ならば、それも同様に過去の歴史・政治史が証明してくれているからだ。


とにかく、いくら頼りないと皆が理解している政府でも、責任の擦り付け合いを政治家が民間人とやっている様子を世間に見せている様では、これほどイヤになる事は無い。


班目氏のお名前を拝借して恐縮ではあるが、まさにその名の通り、現在の政権政党・民主党の災害対策・危機管理能力と有事における外交防衛・安全保障対応を観ていると、「斑対応につきる」と言わざるを得ない。


攻める側の野党自民党も、国民の思う所を十二分に察した攻め方を行って欲しい。
民主党のペースには、くれぐれも乗じない様に願いたい。


谷垣禎一総裁の手腕に、今こそ期待している。







【 班目氏が政府発表に「名誉毀損だ」と反発 政府は「再臨界の危険」発言を訂正 】


産経新聞 5月22日(日)20時47分配信
 内閣府原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は22日、東京電力福島第1原子力発電所への海水注入が菅直人首相の発言を契機に中断したとされる問題で、政府・東電統合対策室が「班目氏が首相に『海水注入の場合、再臨界の危険がある』と述べた」と発表したことに反発し、福山哲郎官房副長官に文言の訂正を求めた。政府は班目氏の発言は「そういう(再臨界の)可能性はゼロではない」だったと訂正した。

 班目氏が官邸・東電側の説明の根幹を否定し、政府が追認したことで、政府発表の信憑(しんぴょう)性に疑問符がついた。海水注水がなぜ中断したのかは、明らかにされておらず、首相の発言が事態を悪化させた可能性は残っている。混乱する政府の対応は、23日からの国会審議で問題になりそうだ。

 班目氏は22日、内閣府で記者団に「そんなことを言ったら私の原子力専門家の生命は終わりだ。名誉毀損(きそん)で冗談ではない」と強調。さらに「(真水を)海水に替えたら不純物が混ざるから、むしろ臨界の可能性は下がる」と説明していた。

 一方、細野豪志首相補佐官は22日のフジテレビ「新報道2001」で「『真水から海水に替わるわけだから何か影響はないのかしっかり検討するように』という首相の指示は出た」と述べた上で、海水注入による再臨界の危険性には「班目氏自身がそう言ったと記憶がある」と語っていた。

 枝野幸男官房長官は青森県三沢市で記者団に「東電がやっていることを(政府が)止めたことは一度も承知していない」と政府の指示を否定した。









つづく