【 許し難い「暴挙」。】


クジラの問題は、実は軍事問題。
特に潜水艦の音紋の取り合いの舞台裏に隠されている軍事機密が捕鯨調査妨害問題の裏側には存在している。

だからと言って、調査捕鯨船の日本人乗組員の生命を危険にさらす様な他国やテロリスト組織集団、海賊等からの妨害を看過する訳には行かない。


他方、我が国の調査捕鯨に関しては、国際的な決まりに則ってそれを遵守しながらその与えられた任務を遂行している。


シーシェパードのメンバーを観るに、それこそ民間軍事会社に勤めていても不思議ではないくらいの軍事タクティカル術を身につけているであろう元軍人の集団の様に観る。


主体的外交が全く断行出来ていない現在の民主党政権は、農林水産大臣の判断に基づいて調査捕鯨船の調査を途中で断念させ、日本に無念の白旗帰国をさせると言う。

なんとも情けない限りだ。

外交敗北の連続だ。

日本の国としての権利はどこに行ったのか。


【この際、海上自衛隊の出動を命じては。】


尖閣諸島の弱腰非道対応を観たロシアが、その調子に便乗し、北方領土に対する対応を、彼らの好き放題に行っている。


原因は、すべて沖縄の米軍基地に対する民主党政権のあまりにも馬鹿な対応が根源だ。


ロシアから観たら、日本国内に存在する米軍基地の縮小は、日本の現行憲法の様子や、それに基づく日本の行動、常に受動的対応しか出来ない日本の防衛力を見透かされている中で、在日米軍だけが北東アジア戦略に対する目の上のたん瘤だろう。

それを、日本を守るべき日本人が、内政的に追い払って出してくれると言うのは、ロシアに取っては朗報だ。

しかもスットンキョな左翼政権。

ロシアに取っては絶好の機会となった。


そのような日本の外交力と自国や自国のメンツまでに自分で泥を顔に塗る日本政府は、手も足も出ない亀の様なそんな風に観られているに違いない。


一言で言えば、なめられている。
ただそれだけ。


この際、日本の調査捕鯨船に海上自衛隊の護衛艦をともに航行させ、彼らの正当な調査時における生命と日本の財産の防衛にあたらせてはどうか。

それが普通の国が行う行為であり、行動だと思う。


イラクでは、オーストラリア軍に日本の自衛隊は大変お世話になった事は忘れていない。

しかしシーシェパードと言う組織は、オーストラリア船籍の船を操っているらしいが、一般的に観て単なる海賊。つまりテロリスト集団である。過去に、スペインでも爆弾を使用したテロ行為を行っている集団だ。

オーストラリア政府が、全くそれらのテロ行為を友好国で防衛的アライアンスも存在している日豪関係を重要視していない様な対応しか講じない様なのであれば、仕方が無い。


もう1度言う。

海上自衛隊の護衛艦を日本の調査捕鯨船に随行させ、日本の国際的に正当な調査捕鯨の続行を継続させよ。


これだけなめられて、テロリストにまで馬鹿にされていては、そしてしっぽを丸めて調査捕鯨船を帰国させるなど、一度は仮に帰国させても直ちに再出帆の準備を行い、日本の海上自衛隊の護衛艦とともに調査を継続させるべきだ。


海上自衛隊がと言うのであれば、海上保安庁の船を護衛に使用させると言うオプションもあるかも知れない。

また一時的に、海上自衛隊の艦船を、海上保安庁の船として登録を改変すると言う方法も考えられる。


残念ながら海上保安庁は1800億円の予算を切り詰めながら隊員たちは日々日本の安全を維持してくれている。

海上保安庁のヘリの中には、なんと中古のヘリコプターもある。


元海上保安官・一色正春氏の様な思いが出て来る気持ちも痛い程良く理解出来るのは、私だけではないだろう。


中露に馬鹿にされなめられるのみならず、とうとう海のワンコロシーシェパードというテロリスト組織集団にまでなめられまくっては、日本の外交・国防・国家としての威厳までもがすべて失墜してしまう。


民主党政権は、本当に日本を国家として存立させなくする為の何か使命でも帯びているかの様に、日本国家を崩壊の道に導いている様に思う。


【民主党の分裂劇場】


民主党を2つに割ろうが、3つに割ろうが、地方分権と言う美名のもとに一見格好良さそうな政治がとか思っても、先ずは日本の国益にかなった外交と、日本国民の生命の安全と財産を脅かすものから国民を守る事やその根本に資する事の無い政治を行う様な行為は、自分たち政治家の利益を考えた行為であって、国民や国家の存亡を考えている行為とは言えない。


政治家どもは、耳をかっ穿じって良く聞け。
あんた等が寝ぼけている間に、日本が滅ぶ様な事があったら、一生怨んでもきりがない。


国を守れないものに、いい加減な議席を大した話も聞かずに紙切れに書いたマニュフェストなんかでオレオレ詐欺に引っかかる様に、民主党のやるやる詐欺に引っかかったポピュリズム好きな国民にも問題は大いにある。


政治家に対していつもいつも上から目線のなのは、実は国民自身ではないのか?


「最近、オレんとこに挨拶けーへんやないか」
とか政治家はよく有権者から言われる。


「ほんならあんたもうちにけーへんやないか」と言いたい。


各選挙区40万人も有権者がいるのに、40万人のところを全部回れとでも言うのか?
駅前でしゃべると、頑張っていると言う。

駅までしゃべるのが本当に偉いのか?
立派な政治家なのか?

もっとよく考えた方がいい。
すべてパフォーマンス。アフォーマンスと言ってもいいかも知れない。

従来型の政治を日本人が続けていては、何も良い方向には変わる事はないだろう。

その国の民度以上の政治は絶対におこらないから。

政治を良いものにしたかったら、本当に真剣に国の将来を考える事。形だけの有権者と政治家の関係、パフォーマンスはうまいけど、よく観れば何もやっていない実は意味の無い政治家がほとんどなのではないのか。

国民の側の、選ぶ責任もある。




【16人の民主党会派離脱議員に告ぐ。】


あなた達が政治家として議席を有する事が出来たのは、現行の選挙制度がおかしいからだ。

そしてそのおかしな制度の上に、不可能な事を可能だと嘘をつきまくったおかげだ。

あなた達の胸のバッジは腐っている。

申し訳ないけど、正直にそのように思う。

同時に人間性までは否定していないので、勘違いはなさらぬように願いたい。

選挙制度を批判しているのであって、議員を否定はしていない。

しかし逆に、意味のある行動におでになられようとしているのか、記者会見の様子も拝見した。

中途半端な事や、明白でない行動をとり、いたずらに政治を与党内でもますだけなのであれば、いっその事会派離脱だけではなく、民主党をお辞めになられた方が理解しやすい。

どうせ2回目当選の可能性は低い。
あなた達が救国の志士の志がおありならば、あなた方が政治家としてお持ちの剣を、野党に転じて立場を変え、与党であるご自身達が所属していた民主党に刃を向けてみられては如何か。

我等こそが民主党だとか、民主党原理主義だとかどうでもいい。
あなた達が、民主党原理主義者で本当の民主党姿だと言うが、それを訴えたところで、あなた達は無力である事は、国民は本能的に見抜いている。

そんなあなた達が、あなた達の思っている以上にその意味をパフォーマンスを上げようとされるならば、民主党を離党し、新党を自分たちで立ち上げる事だ。

その方がこの局面打開には、役に立つはずだ。
いずれにしても、小沢だとか、日本のくだらん内政よりも、外交と防衛が本当に危機に瀕している。

何とかせねば。

バッジの無い政治家でも強く歯痒い思いを持って観ている。

無意味な行動に終わらぬ様に。
気合い入れて、言葉だけではなく命をかけてやってくれ。







汝、国民を愚弄するなかれ。









つづく

以下、参考まで。
産經新聞より。



シー・シェパードの妨害で調査捕鯨中止 鹿野農水相「乗組員の生命守る」
産経新聞 2月18日(金)11時3分配信

 米国の反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」が日本の南極海調査捕鯨に対し妨害を続けている問題で、農林水産省は18日、今期の調査を中断し、船団を帰国させることを決めた。閣議後の会見で鹿野道彦農水相が明らかにした。「乗組員の生命の安全を守る」のが理由という。SSの妨害で調査捕鯨が中断になるのは初めて。

【写真特集】調査捕鯨 SS妨害で中止

 今期の妨害は1月上旬に始まり、今月9日には、オーストラリア船籍の抗議船「ゴジラ号」が船団の母船「日新丸」に異常接近。発煙筒や発光弾、発火した落下傘信号弾などを発射。日新丸の甲板の一部が焼けるなど被害が出た。日新丸に対し、現在も抗議船の追尾が続いており、乗組員の安全が脅かされている状態が続いているという。SSの過激な妨害について、日本政府は豪州に被害届を出した。

 鹿野農水相は「妨害活動は断じて許されるものではないが、船舶の安全と乗務員の生命・財産を脅かす危険があり、やむをえず決断した。無事の帰国を願っている」と話した。来期の調査捕鯨については、「帰国後、現場の状況を聞いた上で、総合的に判断して検討したい」と明言を避けた。

 調査捕鯨は国際条約で認められているが、SSは「違法」として、法的根拠のない「国連世界自然憲章により妨害を続行する」などと主張。年々攻撃をエスカレートさせていた。