【 「政権交代」時点が、民主党のピークだったのかも知れない。】


民主党は当初「時限政党」として立党された事を記憶しておられるであろうか?

民主党立党時の記者会見で記者は「時限政党とはどの様な事を意味するのか?」と言う問に対して、「2010年までに政権が取れなかったら、政党を解散します。」と応えていた。

事実、その答弁通り2009年の衆議院選挙で政権交代を成し遂げる事が実現できた民主党は、時限爆弾の様に破裂という解党を経験する事無く、現在は約1年半で総理大臣を2名も排出している。


【 既にピークアウトしている、民主党。】


「政権交代」というスローガンの元で自公政権をコケにして、魅力ある民主党に国民に演出してみせていた当時の民主党。

今やその面影も無い。


民主党所属議員のまとまりは、政権交代以前の方が魅力的に見えた。

現在の民主党は、当選回数の多い者は「政治とカネ」に汚く塗れていると言う印象が強く色濃くなり、

中堅若手や中間管理職的な人達は、当時の野党民主党は私なりに「ガンダム世代的」な表現をすると、

"リックドムの3連星の技「ジェットストリームアタック」"の様にチームとして頑張って、時の与党であった自民党や公明党を攻撃していた様に記憶している。


現在では、日々新聞やネットメディアのニュース報道には、民主党の所属議員が、民主党と菅直人総理大臣の批判を逆に鋭く強く行って、民主党政治家一個人に対する、選挙区有権者からの「民主党」と「菅直人総理大臣」に対する批判を上手く交わす為に、民主党議員なのに、民主党議員でないフリを決め込んでいる。

そして彼等が「民主党」と「菅直人総理大臣」を、自分の人気をキープする為だけに批判している記事や現場に、よく出くわすようになった。

民主党の1年生議員に関しては、本人達が意識している程、世間の人達は、顔と名前が一致する程には全くその存在を知らない。認識していない。

AKB48で言うと、真ん中の順位よりも下位くらいの人が480人いるのが、今の国会・衆議院だなんて想像したりして。

つまり顔も名前も一致しない。
知らないから。

そんな個性無き議員が無駄に沢山増えてしまったと言っている。
自分達国民が選んでしまったのに。
3日前まで芝をかっていたご婦人までが、何も選挙運動せずに名簿に名前を記載されただけで国会議員になる時代だ。

AKB48の選挙の方が、実は熱心でリアルだ。
仙台市並の有権者数を得て、それを分母に1位から順位を決めて行った武道館での選挙。
AKBからリアルな政治家が出る日も近いのかも知れない。
秋元康さんに聞いてみたい。

リアルな民主党議員に関しては、国民が選んではいるのだけれど、選挙制度の制度矛盾の方が大きくて、現実にはその選挙制度という決まり事自体が、国民に対して甚大な迷惑と損失をもたらしているのかも知れない。


小選挙区制度が続く限り、この日本政治の不安定は継続されてしまうであろう。

選挙制度の1日も早い改正が求められる。
日本の安寧の為にも。


【 ピークアウトしている民主党政権が国民にもたらす被害。】



絶大。プライスレス。









つづく