【 「完」 から 「菅」 】


「終わったと思ったのに、また始まった。」

この2週間、永田町における
民主党政権は同じ総理を信任する為の
選挙や手続きに専念していた。

オリンピックの柔道ゴールドメダリストが
支持者に電話をかければ、
元警察官捜査2課捜査員で、
本来選挙違反を取り締まっていたはずの
OB民主代議士は、
自らの政治資金使途不明金
及び架空計上疑惑を残したまま
民主党を代表選真最中に離党。
民主党員・サポーターに
配られた投票用紙を白紙で回収する
お粗末な議員の釈明にも似た印象の事件が
あるやと思えば、民主党員・サポーターでもない
一般市民にまで投票用紙が送り付けられ、
個人情報管理の甘さを指摘されたりもした。

そうかと思えば、
日本の総理大臣を選ぶ選挙
なのにもかかわらず、
日本国憲法でも認められていない
外国人に投票権を委ねていたり、
18歳からの投票を認めていたり
と本当に残された課題と言うよりも、
始める前の準備を怠っていた
という基本問題に対する
政権与党の認識、意識の差
であった印象が私には強く感じられた。

終わったからと言って、
これらの課題は許されるべき問題ではない。
政治資金規正法に抵触する恐れや、
もっと言えば憲法違反の恐れがある事は
言うまでもない。

民主党代表選立候補者自身の側近が
秘書や代議士含めて3人も逮捕され、
東京地検特捜部から捜査対象になっている者
であった選挙。

始まりから終わりまでが疑心暗鬼な
「眉つば民主代表選」であったという印象だ。


しかし、この2週間で失った国益は、

尖閣諸島への中国漁船の日本領海侵犯問題、

遅すぎた円高対策。
本当に、大きな損失を政治が招いた。


その影響、経済効果。。。マイナスのプライスレス。。。



【代表選後の世論調査】


それでも今朝のマスコミ報道ぶり
を観ていると、
評価する声が高いというのだ。
何と、内閣支持率71%に上昇!だそうだ。

実にめでたい、平和な国だ。


昨年の政権後退?
から早1年。


鳩山事件、小沢事件とある中
低迷していたはずの
民主党人気が
これだけ簡単に回復する。


自民党の長年の政権。
悪い部分もあれば良い部分も沢山あった。

自民党の魅力や中身の
良さを理解されないまま
「自民党アレルギー」が流行っている
という証左なのだと思う。

自民党も人事を一新した。
どうかご期待頂きたい。


民主主義の国アメリカでは、
11月に行われる中間選挙を前に、
オバマ大統領率いる
民主党の調子が悪く、
4年ぶりに共和党が勝利
しそうな見込みだ。

何よりも「茶会党=TEA PARTY」
なる全米に自然発生的に生まれた
と言われている保守派の
草の根運動組織体が
非常に活発な動きをみせている。

日本でもしっかりとした連携を、
保守派同士で行っていく事は
この時期重要だと思う。
左翼もよく内ゲバ等で
分派抗争するが、
右翼も分派抗争は絶え間ない。
ここは日本の保守が
しっかりとして連携し、
同じ保守であっても
考え方や戦略が違っていても
お互いに懐深く理解
協力し合う事が重要だろう。

保守の分裂が、
左翼の微笑みと
ならぬよう努力をするべきだ。


自民党にも、「創生日本」という
保守連携のグループを安倍さんが
中心に行っている。



がんばるのみ。
「日本茶会党」でもつくろうか!?

つづく