今晩のラジオ大阪1314「土曜情報スタジオ」20:00からに出演予定です。
機会がございましたら、是非ご視聴下さい。


それと以下のURLは私が大好きな「JUN」さんのブログです。
皆さまも是非ご拝読されてみては如何でしょうか。おすすめです!

JUNさんプロフィール

タイトル 「総括」
http://ameblo.jp/nihonwomamorou/page-6.html#main

さてさて!
おはようございます。
台風一過、やっと最近秋の気配を少し感じられるようになったように思います。
皆様は、いかがお過ごしでしょうか。


さてさてそれにしても昨日は色んな事が起こりすぎて、明け方まで眠る事が出来ず、真夜中に事務所に出て仕事をしてしまいました。

何があったかと言うと、
① 押尾学容疑者の裁判
② 村木厚子厚生労働省元局長の大阪地裁における無罪判決
③ 鈴木宗男が最高裁から上告を退けられ、異議申し立てを行った
④ 自民党の執行部が急に入れ代った
⑤ 大阪市長と大阪府知事の「議論」と言う名の「喧嘩」があった
⑥ 日本振興銀行が破綻し、初のペイオフとなった


こんな感じで、他にも色々な事が起こっていましたが、私は不思議な興奮と言うか、高揚感と言うか、不安感と言うか疲れて眠たいのに、ヘンな感覚により眠れないでおりました。将来に対する憂いもある。国、子供の未来。


【あらためて正義を思う。】

色々な情報があるが、その情報が発信される現場、取材対象の一体何が正義なのかという事を思う。
以前にも書かせて頂いたように、戦争には2つの正義がある。
相手の正義と自分の正義。夫婦喧嘩でも同じだ。1つ屋根の下、共に生活を営んでいる夫婦にも、一度喧嘩が起きると、そこに存在するのは夫の正義と妻の正義である。

それでは昨日起きたニュースの話題の正義とは、一体どこに存在するのだろう。
① の押尾事件は、悲しいかな亡くなられた田中さんが天国から生きて帰って来られる事は無い。ご両親の心情、心中を察するに、何とも言えないお気持ちだろう。対する押尾被告の態度は、無罪を主張するという事だが、ここにも2つの正義の争いがある。亡き田中さんの悔しい思いを果たそうとする気持ちと、押尾被告の無罪主張し勝ち取る為の正義。
しかしそこにある真実は1つ。実際に起こった現実・史実と、結果として出て来る結論が、同じかどうかは分からない。

② 身体障害者郵便制度を悪用不正に行ったとして嫌疑を掛けられた厚生労働省の村木元局長の事件。検察側はそこに犯罪はあったとし、法の下の平等という理念の下で、正義の追求にひた走った。他方嫌疑をかけられた村木氏側は、その様な事実は無かったと自身の無実という訴えを、自身の正義の下で行った。結果は、村木氏の正義が公の正義となった。

③ 鈴木宗男氏の事件。ここにも検察側の正義と鈴木氏側の正義が火花を散らしている。しかし、司法の判断は、司法の正義は鈴木氏有罪。すなわち鈴木氏の正義は、公では本人の意思に反し、不正義であるという結果になった。

④ 草食系党首が始動しはじめた。自民党内の執行部人事が大きく動いたのである。これは森元総理大臣がご子息がらみの不祥事により、また派閥を突然退会したところから始まる。そこには安倍元総理の影響も確実にあるだろうと観る。旧態依然とした圧力を行使する事を良しとする政治家の正義と、もっと自由に世代間やしがらみを超えてこの難局を乗り越えるべきだという考えを持つ政治家の正義とのぶつかり合い。結果は、以前に総裁選をともに闘った自民党総裁候補同士が、手を携え人事が一新された事を観ると、進歩的な考え方の自民党政治家の正義が、旧い、もう引退していてもおかしくない世代の政治家の正義を不正義とした。新聞には「人事一新、若さアピール全員50代」と見出しが躍った。が、50代は若くは無い。30~40代に世代をもっと移行させ、50代60代70代80代世代が若い世代の相談に積極的に協力し、国を良い方向に向かわせる為の世代間新協力体制を政治の場でつくり上げ、国難を乗り越えるべきだと思う。

⑤ 仕事が終わり、家に帰るとNHKテレビで2人の議論が放映されていた。平松大阪市長と橋下大阪府知事の議論。

正直に思った事。
① 金曜の夜に、NHKという公共放送をつかってまで放送する内容とは全く思わ ない。
② そこまでに議論が成熟されていない。テレビに出て発表するまでの中身に成っていない段階での放送は、放送の電波と時間を提供したNHKの責任も大きいかも知れない。バランスのとれた放送を心掛けて欲しい。
③ 2人の議論に、ファシリテーター的な公平公正に議論を展開させて行く為の司会者的役割をつとめる者がいなかった為、正直橋下知事の独壇場になっていた。公平、公正な議論の場とは言い難い。それをNHKが公共放送としてあのような形で放送するのは、まるで視聴率優先主義の民放と変わらない。そこまで放送するなら、NHKの政治解説委員に、日曜討論のような形で公平公正に問題提起と時間配分、発言バランスを考えたやり方にあらためて行うべきだ。NHKには個人的に期待している。次回がもしあるのであれば、改善して放送して欲しいのと、両方の首長に、現実の政治で、色々な国民に観て貰うのに対して、ふさわしい議論の中身と理想論ではない現実的な論理の説明を求めるよう、我々市民府民に代わって指摘して欲しい。
④ それにしても2人の首長の議論は、あまりにも小さい話ばかりで、正直聞いていて嫌になった。こんな小さな人物達を大阪の代表者として選んでしまった事を本当に考えると、大阪の経済は地盤沈下が一層激しくなるだろうなと思った。
⑤ パフォーマンスに始まり、パフォーマンスに終わるといった感じを受けた。
⑥ 2人ともくどい。
⑦ ここにも2人の、2つの正義が存在した。
⑧ 今は、麻痺している感覚が府民市民にはあるだろう。しかし、間違いだったと気付いた時には遅いだろうと予測する。
⑨ 私のように、大阪市内に住んでいる大阪府民にとっては、府が市が得をする損をすると言われても、両方の立場を兼ねているので意味をなさない。
⑩ 最後に、私は都政には賛成。橋下さんがタレント時代に、私がお声掛けをして赤坂の料理屋さんで自民党の当時の幹事長と3人で食事しながら、「大阪市長に立候補しませんか」とお誘いをした。彼は「どうして僕が大阪市長に誘われるんですか、僕は大阪市内には住んでいませんし」と言っていた彼に理由を説明した。その時私が言ったのが「大阪・都政論」だった。橋下さんは、「それは無理でしょう!飛躍しすぎですよ。」と私に言っていた。あの日が懐かしい。その後知事に誘ったのは、別の大阪府連当時の幹部であった。あの時私が言ったように、また誘ったように大阪市長に橋下さんがなっていた方が、よかったと思う。彼も今はその事に気が付いていると思う。しかし橋下初選挙であれだけ協力し、1000人集会を北区民センターに自民党員を集め、候補者の行けない所に橋下夫人を色々な後援者の所にお連れをして応援をさせて頂いたのに、先日の平成淀川花火大会で会っても、「こんにちは」という一言の挨拶、会釈すらなかった。正直、冷たい人間性なんだなという印象を感じた。人に愛された事がお2人ともないのかも知れないと思った。ある意味可哀想。
しかしこれが現実だ。
やがて、そう言った事が皆さんにも分かって来る日が来るのかも知れないと思う。人間を、人の縁を、これだけ裏切る人も珍しいかも知れない。こちらから裏切った事は無い。私の祖父も弁護士だったし、両親と幼少期に死別し、非常に苦労しながら弁護士として成功した。しかし人間性は豊かだった。自分の中の弁護士のイメージも変化してきた。観ていると。良い人もいるが。

本当は良い人なのかも知れないとそれでも思っている。当時応援した事を後悔したくないので。しかしやがて分かる。

政治家としての政策論争は、よろこんで。
しかし、都政の論。
目指すところは正しいが、そこに到達させる為の過程はあまりにも非現実的。間違っている。
そしてその先の話は、都政でだけではおさまらないマクロな議論が必要不可欠だ。
府と市の対立を激化させるやり方は、良くない。不毛な議論とやり方だ。

それよりも関西州と言う国が導入を考えている道州制をしっかりと議論し、その為の大阪広域連合の在り方を考えて行くべきだ。

大阪の事を考えているようにみせながら、実は大阪の為にならないような議論を市長と知事で勝手に行うのは止めて欲しい。

ここにも市長の正義と、知事の正義がある。


⑥ 初のペイオフ発動
預金者保護のむなしい現実。少ない人数とはいえ、銀行の破たんは本当に心苦しい。「信用」という神話の崩壊を、思う。
ここにも預金者の正義と、銀行の正義。国の正義。がある。しかしこの場合、銀行には不正義しかないように思う。
詐欺に近いのかも知れない。国にも責任はある。銀行は信用を取り戻す為の作業に入るのだろう。ペイオフで区切り、損害を与えた被害者の金銭の返還の義務は法律的に1000万までかも知れないが、それ以上の預金者の保護されぬ部分のお金も、無事に再生出来た暁には、返金してはどうだろうか。
法律の範囲外ではあるが、法律がすべてではない。正しい心と考え方があってこそ、法律が活きる。
悪人の持つ六法全書と善人の持つ六法全書のちがい。
改心するのであれば、善人になるべきだと思う。






つづく (誤字脱字お許しを。)