【与那国島への自衛隊配備は、日本国家として当然の事。】


昨晩のTBSニュース23「クロスアジェンダ」という特集で、
「与那国島・中国海軍の脅威…国境の島の防衛は」という報道があった。




【政治のイロハ。】



治安・外交・防衛・教育の中身。
これが国家行うべき重要な事項であり、国家の判断が優先されるべき事項だ。

地方においては、実施行政を行って頂く。

昨今、地方分権推進なる言葉が特に広がりを見せているように思う。
私も、地方分権推進論者の1人である。

しかし地方分権推進の意味と、日本国政府が国家として行うべき事項を、
地方自治体や議会が、ある種自治体のエゴライクによる行為により、国家としての優先事項が阻害され、国家の優先事項と地方の優先事項のプライオリティーの順が理解出来ずに、重要性を軸とした優先順位を付けられぬままに、意見が「公私混同」なる議論に及んで行く事を防がなくてはならない。




【このような議論は、やがて国を滅ぼす事になる。】




すなわち国家として考える防衛と、それら国家防衛の対象となる地域や地方の自治体や議会が、国としての防衛計画に反対をする事が認められれば、日本は国防において大きな穴をあける事になりかねない。

すなわち、国家防衛出来ないという事になってしまう。

攻めようと試みているであろう仮想敵国があるとするならば、その国の軍事専門家から観ると、非常においしく、攻め入り易い穴「セキュリティーホール」を逆に内側から開けてくれている事になって来る。

なめられる、日本の国家防衛となる。
今回は、中国の漁師が操る漁船にまでなめられた。

海上保安庁の保有する船の船体外壁は、大きく傷つき、へこんでいる。




【マハン海上権力史論と地政学。】




日本の国土にエンジンを添え付けて、国の領土を動かすわけにはいかない。
すなわち百年単位で考えれば、日本は中国、北朝鮮、韓国の東側に位置し、そこから動く事は無い。
ミクロに日本周辺の北東アジア情勢をみるとそんな感じだ。

他方マクロに地球全体をみても、世界中同じで、100年単位では地政学上国土の形が大きく変化する事はない。

と言う事は、軍事的にみると、その国に攻める攻め方、その国を守る守り方、ランドパワーとシーパワーの差異などをしっかりと考えて、国家防衛を行わなければならないのは、世界の軍事常識だ。

中国軍は、当然その事を理解しているからこそ、沖縄地方において日本の領海侵犯等を繰り返すのだろうと推察する。

従ってその時に、のんきに構え、「しばらくは具体的に攻めてくる事は無いだろう」なんて言っているところで論外。平和ボケの意見としか私には思えない。

どの国がと言うわけではないが、国を自分の家と仮定した場合、自分の住む家を泥棒から守るのに、勝手口の鍵と扉を開けっ放しで夜寝る人も少ないだろう。中には家の中から、泥棒に鍵を渡すような馬鹿な者もいないだろうと思う。

そう考えれば、日本国政府が国家防衛として国境線に近いエリアを守ろうとする事は当然であり、反対する主張も一定の理解は出来るが、攻め入られるであろうリスクが100の内1%でも懸念が消えないのであれば、それは国家が国民の生命と財産を守ると言う憲法上の決まりがある限り、国はしっかりと国防の準備を怠らずに積極的に施設整備を含めて行うべき義務があると私は思う。




マハンに関し詳細についてはウィキペディアhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%B3をご覧頂きたいと思う。





【毛沢東語録】




毛沢東語録の中に、敗北主義と言うものがある。

共産主義者は国際主義者たれ。
共産主義者で共産主義国家に住まう者は、自国の勝利を祈れ。
共産主義者で自由主義国家に住まう者は、自国の敗北を祈れ。


と。


もし、毛沢東語録が指す「敗北主義者」が日本国内に居ると仮定すると、こんな恐ろしい事はない。サボタージュにも似た、日本国家に対する解放工作である。

政治スパイを日本に送り込み、色々な形で、日本国内の防衛インフラの配備が上手くいかないように「住民投票」や「選挙前のプロパガンダ」等仕込めば、それが泥棒に鍵を渡す事になってしまうのだ。




【のせられてはいけない。】



本当に大事な事とは何か。
本当のプライオリティーはどちらにあるのか。

これらをしっかりと考えた上で、国家としての国民の生命と財産を守るという仕事を、国にさせれば良いと思うし、その環境を快く整備を早急に行う事により、現代の日本国を命を掛けて守ってくれる自衛官の士気も上がる。


尊敬の念を持って、迎えるべきであろう。
防人法の早急な整備も当然である。


政権の交代により、変化する国家防衛戦略などあり得ない。
その事が理解出来ない政治家は、政治家たる資格は一切ない。


私が政治家として常に念頭に置いている言葉。




【軍事を抜いた政治は、楽器を抜いた音楽だ。】




政治家は、国民を指導するリーダーたれ。
大衆迎合ポピュリスト政治家は、必ず国を不幸に向かわせる。


最近の日本の政治は、大衆迎合型、ポピュリズムが流行りつつある空気感に包まれている。



危険な空気だ。
心ある国民は、意識を高めておかなくてはならない。
よろしくお願いしたい。







中山泰秀






つづく