【政争に明け暮れる、永田町の政治家達。】

国民そっちのけで相変わらず派閥と料亭政治の繰り返し。
国会も菅直人総理大臣の行動を観ていて理解出来るように、夏休みの時季である。

「庶民派」を売りにしている菅直人も、軽井沢で休日を過ごすとはテレビを観ているリアル庶民はどのように思っているのだろうか。まあ、所詮テレビの中に映る、政治家の話。関係は無い。あっそうって感じ。それにしても菅さんの奥さんもあんな本出版しちゃって、菅さんもある意味苦労してるなぁ~と、ヘンなところで気持ちが理解出来てもしょうがない。何せ、相手は総理大臣。我々国民も、ある意味しっかりと総理大臣という立場がどのようなものであるのかという事をしっかりと「切れ味良かった菅」から「切れ味悪化の菅」に日々変化しつつある総理大臣・菅直人を観ていて想像たくましく、勉強しなくてはならない。最近の菅総理大臣のぶら下がりコメントと言えば、あまりにも抽象的過ぎて何を語っているのか、直接的・感覚的に理解できない。総理大臣の秘書官も、もう少し考えてあげた方が良いのではないだろうか。仮にも日本国の総理大臣。あれでは海外に与える印象は、如何にも日本の優柔不断総理に観えてしまう。一言で言うと「下手」であると思う。


【9月14日は新しい日本国の総理大臣を選択する日。らしい。。。】


そう、天下の民主党の代表選挙が行われる日。すなわち日本の総理大臣を民主党が勝手に決める日。間接民主制なので仕方がないと言えば仕方がない。しかし合点がいかない気持ちがあるのも分かる。特に現与党では。×。×。×。
外交も内政も経済も円高リスクも全てにわたって心配な中での代表選挙。

過日マスコミのアンケート調査では、「菅総理続投を望む」が過半数を超えた世論の意見と表記されているのが目についたが、これは回転寿司状態に総理大臣がコロコロ変わるのが嫌だという意味にとらまえた方が無難である。


特に代表選の火ぶたが切って落とされる9月1日の前日は、奇しくも普天間・日米合意期限の日である。一体どのような結論を位置付けるのか?それともお茶を濁して想像通り期待を裏切る事無く、日米の安全保障として最悪の事態を招くのか。

中華人民共和国を歴訪中の前総理大臣・鳩山由紀夫氏が猛烈に菅を支持するいわゆる「鳩菅体制」をアピールも、「小沢憎し」からの連合チームというよりも、政治家心理として「俺よりも下手をうってくれよ!頼む!」という、相手の失敗により、自分の失敗ヒストリーを、何とかリカバリーしようとするそんなマインドも垣間見えて来てしまう可能性がある。
ちなみに鳩山由紀夫氏のご子息が、ロシアで本を出版するらしい。
政治家の子息としてまともなの久しぶりに観て「ホッ!」とするのもつかの間、なんでロシアなの???と思ってみたりもしてしまう。
まあ、勉強する事と、見分を広めるのは良い事。どんどん世界に羽ばたいて頑張って欲しい。
それにしても、親子そろって現・旧共産圏にお出かけとは。


とにかくロシアと言えば先ずは「北方領土を返せ!」「択捉島に基地はいらない!」と私ならいの一番に思うが。どうだろうか。


【民主党政治家の派閥は、夏合宿真っ盛り!】

最初に明確にしておきたい事がある。民主党内における「グループ」と言うモノは、自民党における「派閥」と同じである事と。そしてグループの合宿に参加をしていると言う事は、「私はここの派閥に所属しており、政策的にも派閥リーダーと一緒ですよ、行動を共にしますよ。」と言う意味にとられても仕方がないだろう。

それにしてもいくら代表選挙が近日あるとは言え、これだけ経済が円高ドル安で大変な時に、政治家が休日を過ごしたり派閥の夏合宿に出掛け、はたまた小沢氏は京都の鴨川付近の料亭で高嶋参議院議員と料亭政治を行っている姿をテレビを通じて観てしまうと、本当にかえって自民党が与党の時代よりも、政治が後退しているなと感じてしまう。公設秘書なんかも自民党時代には禁止した親族秘書も、民主党になってからは解禁され、中には自分の夫人を公設秘書に抜擢する者もいると聞く。これは給与の二重取りではないのだろうか。疑問を呈したくなる。

まあ少なくとも国民に対するパフォーマンスだけの為に、また、気が付いていない国民が居るのを良い事に、正しい方向に政治の舵を切っているように見せながら、実は悪い方向に舵を切る。そんな改革の逆行だけはやめて欲しい。切に与党に要望する。


【 国会議員の外事務所 】

新・議員会館が本格的に使用出来るようになった事もあり、永田町周辺では、大物議員の俗に「外事務所」と言うモノの閉鎖が相次いでいるらしい。

新部屋は、以前の狭い会館事務所と比較すれば100平米もあるらしいので、外に事務所を構えて経費を掛けてまで維持し、部屋を借りる理由が無くなったと言う事からだそうだ。

森氏などの議員さんも閉鎖したとか、その予定だとか。

しかしどうやってそれらの経費を捻出して来れたのだろう。自分も政治家の父を持っていたが、外事務所の経費をこれだけ長い期間にわたり、捻出するような余裕はなかった。バブル時に一度外事務所を開設した事もあったが、しばらくしてすぐに閉鎖した。
正直、恵まれてはって羨ましいわぁ~そんな気もする。


それとは正反対に、与党の議員さんたちの羽振りは良さそうだ。
外事務所閉鎖の話題など皆無らしい。それどころか、どこの部屋を事務所に使用しようかと悩んでいる者までいるどころか、中堅・若手議員の中には、早くも外事務所を構えている者もいる。確かその上フェラーリに乗ってる者もいる。


私も車は競技ライセンスを保有し、レース出場する位大好きなので車好きの気持ちは理解する。
中にはそんな議員さんよりも、もっとすごい秘書さんなんかが国会周辺にはいたりもする。


車好きで徳大寺有恒の後輩なので、「永田町の車選び」なる本でも執筆しようかとも思いたくなる。どなたか出版社の方、読んでくれてはったらよろしくお願いします。


【政策秘書を経験した立場から考えても。。。】


永田町で政策担当秘書を小池百合子事務所と父親の事務所において経験したが、このような経費を捻出出来るような余裕はあり得ないと思う。今考えても、打ち出の小槌が無ければ無理ではないだろうか。

ここで思う事は、結局これ以外にも、小沢一郎氏の事件を見ていても分かるように、不動産やらなんやら色々あるわけだろう。会社を経営している者や、蓄え等、人それぞれだ。
しかし中にはマネーロンダリングの隠れ蓑に政治資金管理団体がつかわれている恐れがある事を防ぐ為に、しっかりとした資産公開の基準をつくらなければならない。現在の資産公開の基準は、あまりにもバカバカしい。定期預金は記載しなければならないが、普通預金は必要ないとか、ローン中で所有権の無いものまで自己の所有として届け出なければならないとか、家族、親族にわざわざ所有権を移したりとか、もう書いていたらキリが無いぐらい。ごまかしている人も沢山いる。


一番在任中に驚いたのは、「資産ゼロ」という国会議員。
こんなもの「ウソの塊」以外の何物でもない。
しかしマスコミは当時、「資産ゼロ」の議員に対しては取材もなし。
真面目に書いた方を、「どうしてこれを保有しているのか?」とか色々と愚問を繰り返し行ってきた。
「資産ゼロ」を調べないでどうすんねや! 
とにかく国民騙しにも程がある。

ならば、資産公開の基準をしっかりとしたモノに変更するべきだと思う。
基準を改めなければ、いい加減な議員が暗躍してしまう。

悲惨公開か資産公開か。うそつきは泥棒の始まり。
国会議員は、国民を騙すなかれ。
政治家の家に生まれ、育ってきたからこそ観えるモノがある。


【ホンモノとニセモノを見分ける能力を養え。】

これが究極の政治。
小泉八雲の短編小説「 常 識 」を、是非ご拝読頂きたい。
ここに極意のすべてがある。






つづく