【日韓併合100年と首相談話】

私は夏目漱石の「坊ちゃん」に憧れ大学4年生の時、教職員免許取得の為に教育実習に行った。高校1年生と高校3年生を教えた。科目は社会科。

まともな日本国民として自国に誇りを持てる教育を、自虐的ではない歴史教育をしっかりと日本国民に学校で、義務教育で行う事が当然であり、重要だ。
受験の問題にも近現代史、特に第2次世界大戦前後の戦争史も含め、問題を提出する必要性がある。しかもまともな質問に、まともな解答が。
日本の教科書の中身は日本の国が決める。
しかし検定も含めて、これだけ自由度の高い教科書制度を有している国も少ない。日本の教科書制度は、それだけ自由度が高い。隣国は、ほとんどが国定教科書だ。
ましてや自国の教科書の中身の記述の事で他国からとやかく言われる筋合いは無い。
隣国では、民間の出版社が発行している教科書を使用している国など、皆無に等しい。
日本の学校教育指導の方はどうか。
歴史の授業の場合、邪馬台国から始まり、石器時代や縄文式土器、弥生時代などから1学期、2学期そして3学期へとやって来るが、一番大切な近現代史、第2次世界大戦前後に至るまでに、授業日数が間に合わない事が多い。その為に、第2次世界大戦の戦前・戦後の現在の政治外交上最も重要な部分の時代の知識が、日本国民全体として、また永田町の政治家の認識として欠落している可能性が非常に高い。これは外交交渉上の、国益に鑑みるとリスクとなるのは確実だ。
いっその事、時代の新しい方から旧い方に、逆に教えて行くのも妙案だと思う。

【総理大臣は、日本国を代表している。】


総理大臣の談話を発出する際には、十二分に注意をしなくてはいけない。
同時に過去の談話を観ると、総理大臣談話・官房長官談話等、その談話を発出したせいで後世の政治が、外交上・歴史認識上問題が発生し、かえって苦労を強いられる場合の方が多いように思う。ナンセンスだ。


【日本国総理大臣・伊藤博文公を暗殺した朝鮮半島人・アン・ジュウコンの責任。】

初代韓国統監府統監であった日本国元総理大臣・伊藤博文公を暗殺したアン・ジュウコンの責任は一体どうなったのだろうか。伊藤博文公は、当時の日本の政治家の中でも日韓併合論に反対の意見を有していた政治家であった。
韓国は、暗殺者アン・ジュウコンを英雄扱いし、記念切手まで発行している。
日本の歴史に置き換えて言えば、日本に居たGHQのマッカーサー元帥を、日本人暗殺者が殺したようなものだ。
しかし日本人に、そんな馬鹿はいなかった。

【日韓、日ロ間の領土問題。】


領土問題に関して、談話を発信して欲しい。

竹島の韓国軍による不法占拠はこれを許さない。

ロシアは、北方領土を早期返還せよ。
日本の正当な、当然の主張である。

日本の主体的外交を早期に確立せよ。

【菅内閣に対する世論調査。】朝日新聞より。


菅続投支持は56%だが、これは回転寿司状態であった昨今の総理大臣の椅子が、回転寿司のベルトコンベアーが少し落ち着いて欲しい、すなわちコロコロと総理大臣が変化するべきではないという国民世論の意志であると観る。
そして「民主党中心の政権の、これまでの外交・防衛政策の取り組みを評価しますか。」という世論調査の結果は、評価しないが67%もある。
さらに、「菅内閣を支持しますか、支持しませんか。」では支持するが37%に対し、支持しないはそれを上回る43%もある。

【切り花主義を改めて、苗木を育てる事のよろこびを記憶せよ。】


国民が政治を育てる事を忘れている。
有権者である国民が、政治家を役人を批判非難するばかり。
大阪の政治に代表されるように、その時に咲く美しい花を買って来て、花瓶に活けて楽しむ。
岩手県に代表されるように、例え悪い政治家であっても、苗木を植えて時と手間とカネをかけて育てる。
良くも悪くも、苗木で手間と時間と費用を費やして育てると、強く大きく育って行くようだ。例え大きな暴風雨が来ようとも関係無い。びくともしない。
「育てる事」を政治の世界でも忘れている現在の都市部有権者の姿を観ていると、ポピュリズムと簡単に片づける事が出来にくい、もっと、わがままな、権利主張にも似た、政治批判の様な、その裏返しの様な、利己的な利益には良。自己に利益なく、自分勝手主義に反する時はノー。そんな感じ。

【政治家は、役人は、上から目線だと言うけれど。】


現実には、国民とその国民のつくり上げたポピュリズム政治とそれらを敵に回す事の出来ないマスメディアの方が、上から視点なのかも知れない。正直言うと、みんなそう思っていると思う。
例えば、「政治とカネ」は無論問題だ。しかし、それと同時に「国民とカネ」問題は、どのように考えるのか。

都会における「楢山節考」…姥捨て山。
以前にも記述したが、高齢者が行方不明の問題。もはや、日本の統計調査の精度は地に落ちてしまったのか。
例の100歳以上の老人の行方が知れないという問題。
なんと本日、神戸市の発表によると、居住実態が確認できない100歳以上の高齢者が何と!105人いると言う。生存していれば、国内最高齢になる125歳女性も含まれている事になる。
もうこれは異常事態だ。
親とは40年も前に別れているのにもかかわらず、親の年金をずぅーっと貰い続けていた事例なども見付かっているようだ。

【「国民とカネ」問題。】


政治とカネを健全に論じられる筈の国民側の内、幾名かに、国家の社会保障を自己の権利と履き違えて、親への現金給付を盗っていた者たちがいる。
これは犯罪ではないのか。詐欺?窃盗?殺人?死体遺棄?…。?
何?

【育てられ、育てる、そして見放され。。。】


育てる事を忘れてしまっている。
大阪市西区で、2人の子供を賃貸マンションに置き去りにし、死に至らしめた母親が過日逮捕された。
他方、育てた我が子に見捨てられた。そして、カネだけ取られている。で、行方不明。無縁仏になっている可能性も。
殺されていなくても、生きていても、一体どこに行ってしまったのか?親は。
年齢を重ねた子供達は、未だにある意味「親年金パラサイト」。
ゲゲゲ。。。の子供たち。どうなってんの?
この事件を観て、「育てる」という事を知らない、育てることすら忘れる事が出来る人が、今回逮捕された母親に代表されるように、まだまだ潜伏している可能性がある。育児のストレスやそれに起因するノイローゼや悩みは当然あるが、それとは切り分けて考える必要性のある問題だ。
「育てる」事を習っていないからなのか。
本能的にも子供を守り、育てる事は当然の事であろう。しかし、本能的にその感覚が鈍っている場合、教育により、何らかの本能的能力を助け、良い意味で促進させ、何が正しくて何が間違っているのかという判断を付けさせる事も出来るのだろうと思うし、その様にして行かなければ虐待の延長と簡単には片付ける事はあまりにも納得出来ない。

【ある建築家との話】


過日、AT氏と話をした。AT氏の事務所にいる若手、1980年代以降の最近の若い人の一部には、おたまじゃくしと蛙との関係を知らない人がいるという。
つまり生物の育ち方を知らない。

【心の荒廃。】


子供を箱に押し込めて殺す。育てる事を忘れてしまった。
育てる事を、記憶させなければならない。
育てる事を練習する事。
樹木を育てる。
植林事業の大切さ。

【政治に照らし合わせると】


政治も植林事業と同じ。育てねば、育たぬ。
「いにしえの ひとがうえにしすぎがえに かすみたなびく はるぞきむらし」
万葉集にあるうただ。
万葉集の時代の人が、「いにしえの ひとが…」とつぶやいている。
我々は、これからの後世に生きる人に、なんとつぶやくのだろうか。
育てなければ、滅びる。
熱湯の中の蛙になる。

最後に。。。


【広島に続き、長崎でも。】

広島の原子爆弾の投下に引き続き、長崎への原子爆弾の投下が行われた65年前の惨状を思い、御霊のご冥福をお祈りする為に、被爆者の方々の現在でも放射能により蝕まれているお身体を何としても健康を取り戻させたい。そして恒久平和という願いを込めた平和祈念式典が長崎においても執り行われた。私の祖母、中山マサも長崎出身という事もあり、何とも言えない思いが私自身の心の中にも存在している。


長崎でお亡くなりになられた御霊に心からの哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申し上げますとともに、被爆により、お身体が蝕まれてしまわれた被爆者皆様の1日も早いご回復とお見舞いを申し上げます。

そしてイタリアのローマ市に、「広島・長崎通り」が年内に誕生する見込みだ。
戦争の爪痕が、色々な形で次世代にその大切な思いを継承して行こうと言う試みがなされる事は、非常に重要だ。ジャンニ・アレマンノローマ市長は今年4月、ローマ市の高校生代表等と広島市を訪問し被爆者との面会や地元高校生と交流会を行うなど、原爆の惨禍を伝える教育に力を入れているとの事だ。


広島と長崎の惨状は、伝わる。

国連の本部機能を是非日本に。


つづく