【 ソ ル ト 】




韓国版【ソルト】だ。


自民党・平沢勝栄代議士が過日の「スパイ・キムヒョンヒ」来日に関して質疑を行った際、中井洽国家公安委員長が「韓国側からどこか1カ所でいいから観光旅行をさせてやってほしい。」と要請があった事を国会における衆議院の予算委員会の答弁で明らかにした。韓国政府は、外交上そのようなリクエストと言うか要求を行うのか。とにかく日本側の大臣が国会の委員会答弁でそのように発言するのだから間違いないだろう。中井洽国家公安委員長は、「彼女は永久にどこへも出られない事を考えると、どこかで希望をかなえたいと考えた。東京上空を飛べるか安全について最後まで韓国側と議論があったが、私の責任で行った。」と答弁したという。彼女が永久にどこへも出られない理由は、色々あるのではないのか?100人以上の尊い命を奪った実行犯。スパイ。



さあさて、そこまで北朝鮮の元スパイ・キムヒョンヒに対して韓国政府が、当局が気を遣う必要性とは一体どのような理由からなのだろうか。中井大臣は無論、日本政府と当局も韓国政府・当局同様の気遣いをしたと言う事なのか。外交上の相手国からの依頼と言う事で逃げておいて、本当の理由から遠ざかろうとしているのだろうか。中井洽大臣の発言が事実であるのならば、韓国側にも日本の役人の事だから事前に「そのような形の答弁が、本日、日本の国会で中井大臣から発言があるだろう旨、ご理解を頂きたい。」とでも担当者同士で打ち合わせでもしているのだろうか。。。と、想像たくましくもなる。




では、それならばもっと日本国民や、拉致を含めた犯罪被害者やその家族に対して、同じく北朝鮮の元スパイで、拉致の生き証人であり拉致問題を解決する上において最重要人物である「シン・ガンス」を、大韓民国政府は、そして当局は何故、恩赦によって釈放し、結果、北朝鮮に送り返す事になったのかの本当の理由を犯罪被害者である家族に対して真実を話す方に神経を遣い、気を遣うべきではないのか。もう、本当の事を言うべきではないのか。いつまでこの状態を続けて行こうとしているのか。時間だけ稼いでも、本当にかわいそうなのは犯罪被害者本人とその家族。いたずらに、時を稼ぐべき時ではない。明らかにするべき時ではないか。




いずれにしても非常に危険な賭け。

日本国家、政府が行う事にしては、知恵が浅い気がする。

国民は、その鋭い嗅覚により観抜いているのではなかろうか。





【 中華人民共和国 人民解放軍 毛 新宇 少将 軍事科学院 副部長 】




中国・人民解放軍からニュースが届いた。

毛沢東の孫が、人民解放軍の少将に昇進しているようだ。

歓迎ムード一色ではない。「世襲だ」とか「七光だ」などとネット上に批判も出て来ているようだ。

共産主義・主義者には「世襲」は無いはず。事実、王制等を批判し、革命を起こしそれによって政権をつくり上げて来た歴史があるからだ。共産主義に世襲と言う概念は無い。

しかし、例外もある。これを「世襲共産主義」という。例えば北朝鮮。金日成から倅の金正日に継承させた。当時、金正日に継承させる為にロシアまで金日成が話をつけに行ったと言われている。そう言えば、日本の国内でも共産党の議員が、現在の首相・菅直人が、倅を昔大阪で衆院選に出馬させたように、日本共産党に所属している地方議員の父親が、倅を隣の選挙区で出馬させている事例が日本国内にもある。共産党が世襲する時代。イデオロギーは失われたのか、それとも時代に合わせて、その時の権力者の都合に合わせてルールが変わって行くのだろうか。。。北の世襲とは民主主義の時代、比較にならない程厳しい選挙と言うプロセスを経なければいけない事が、それほど甘くない事への照明をしてくれているという事なのだろうか。いずれにしても今回の中国人民解放軍における毛新宇氏の処遇については、意図的に軍の中にシンボリックなものをつくり上げようとしている意図が感じられる。ネットからのリーク&プロパガンダも反応含めて全て織り込み済みなのだろう。当局にしてみれば、それにより広告宣伝費を掛けずに得られる効果は大きいと判断している。それにしても当のご本人の容姿をテレビの画面で拝見したが、軍人の割に、肥え過ぎではないのだろうか。中国人民解放軍版「ビリーザブートキャンンプ」を開発した方が良いのかも知れない。気をつけよっと!(←→自分も思う)。



【政治改革をパフォーマンスと人気取りで行うと、必ずしっぺ返しを国民が食らう。】


それを知っているのは、あなた、菅直人さん、あなた自身でしょう?

議員定数削減の話題を観ていると、よっぽど気を付けて行わないとかえって思わぬ方向に進んでしまうというリスクを想像しておかなければならない。個人的な考えでは国会のみならず、地方議員も含めて議員定数は削減には賛成。ただし、政治改革と称して「中選挙区制度」から「小選挙区制度」に移行したが、本当に日本の政治が改善されたのか?小選挙区制度になれば議員の汚職や政治とカネ、色々なものがクリーンになるというようなプロパガンダに現実的には騙されていたのではないだろうか。と考察する事を国民は忘却している。ちなみに私が住む大阪府だけでも地方議員は1029人もおり、それらが全て税金で飯を食っている。




【小選挙区制度は日本の民主主義に残念ながら合っていない。】


現在、小選挙区制度を導入してから15年が経過した。日本の政治は、かえって落ち着きをなくし、健全な緊張感を生むどころかドラスティックに変化しすぎて与野党が入れ替わったりねじれたり、まるでたこ焼きの鉄板の上を行く無数のたこ焼きの様に、短期間に総理大臣がクルクルコロコロ変わったり。そして田舎選出の代議士は、まるで古狸のように固定化してとれない垢のようになってしまった。実に日本の将来によろしくない。

それでは、議員定数を現在の制度のまま削減するとどうなるか。今よりも更に現在の代議士達の議席が固定化される事になってしまうだろう。

国政では小選挙区制度、地方政治では中選挙区制度のままで、米国型や英国型の二大政党制は日本では起こる事は永遠にないだろう。逆に日本政治が不安定な間に、隣の国々が日本の政治無策・経済音痴等を笑いながら追い抜いて行く事になるだろう事を予測する。

英国においてすら見直しが行われようとしている選挙制度。改革にも深く良く考えて結果を出して行く必要性がある。ポピュリストによる改革は、偽物だ。



【是非目を覚まして欲しい。】


「美辞麗句」の裏には、必ず「得」をする人がいる。特に選挙制度に関しては。本当に定数削減を健全・公正・公平に行おうとするのであれば、衆議院の小選挙区制度を1選挙区あたり3人の中選挙区制度にし、比例名簿方式を廃止する。それにより定数削減を行った方が良い。




私ならそう考える。







つづく