70歳前後の政治家が、立ち上がらなければならないほどに、

今の日本の若い世代は、政治に対して情けないのだろうか。


そんなことはない。


みんな意見を持っている。

しかし同時に、どのように行動に出れば良いのかを

知っていない。


そんな気がする。



戦後の日本の政治史。

それを良く知り、体現してきた世代から観て

現在の若者は、それらを知らない。


学生運動の量も違う。


しかし、ソビエト連邦が崩壊し共産主義の母国において

共産主義が滅びた。

他方アメリカにおいても、経済における粉飾決算など、

同時期に、資本主義の問題点が露呈した。

米ソの冷戦が終焉を迎え、

左右の対立が無くなったようにみんなが言った。


右でもない左でもない、中道論めいたものが、

一瞬世界の新秩序のようにも思えた

瞬間があった。


中国共産党が、香港、マカオの返還をきっかけに、

ますます市場原理を導入し、巨大な人口を餌に

世界の投資を一国二制度の渦に巻き込んだ。


「冷戦は終わった」という話。。。それらは違った。


逆に、より深くもぐり、より違った政治的な、宗教的な、経済市場的な対立が始まり、

ある意味、より過酷な冷たい戦争がおっ始まった。


米露も関係に変化ない。

逆に戦後の日米関係に、普天間問題に観られるような

悪い変化の兆しがみえる方が恐ろしい。


そんな日本を取り囲む世界政治の変化の中で、

お年寄りが勇気を持ち、新党を立ち上げた。

お年寄りの「勇気」は、時に安定的だ。

逆に若者の「勇気」は、時に危険を意味する。



しかし、年老いた政治家に、

「後に続くを信ず」と言わしめる事が出来ていない

日本の現状を、政治も、医療も、職業も、

しっかりとさせて行かなければならない。


その担い手は、若者であるはずだ。


私の尊敬している起業家の方がいつも言う。


「英雄は、若者から生まれる」と。



闘いを恐れずに、しっかりと戦略感覚を研ぎ澄ませ、

今こそしっかりとした国家戦略を企てるべき時だ。


ところが選挙を行えば、行うたびに、

国民の意向とは真逆に、

政治が悪い方向に進む。


小沢と小泉。


どちらも同じように批判され、同時に尊敬をされている。


しかし、小泉型の方が、民主主義をわきまえている。

そして、天皇陛下に、

第2次世界大戦で命を賭した

英霊の御霊に、大切な気持ちを持って政治をしてきている。


よく今、憲法改正という言葉も聞く。


私も改憲論者だが、民主党が中心の政権下での

憲法改正には、断固反対だ。


憲法改正によって、日本が、今以上に危険な状態に

なって行ってしまう可能性が増幅されるからだ。


天皇制も、なにもかも。。。


教育が心配だ。




つづく