今朝の朝日新聞を見て驚いた。

なんと、民主党所属の小林千代美代議士が、北海道の日教組(北教祖)から

違法に1600万円という

多額のカネを受け取っていた事件で、

なんと、検察が立件を見送ったとの報道が

されていた。

なんなんだろう??

これは。

国民・政治家の常識として、

法律に則って政治献金を

受けるべきなのは

当然。

法律を破ったら、

それ相応の処分があってしかるべき。

どうして、4人も逮捕されている事件で

事務所の者が「ウラ通帳」まで準備をしていて

小林代議士本人は「知らなかった」と言い訳しただけで

立件見送りなのだろうか?

私自身も、秘書経験や政治家の家に生まれた事を通じて、

周辺の事情や情報、過去の事例には、

あまり疎くない方だとは思うが

1600万円という金額と、悪質性から観ると、

これはまた不思議な話だな。。。と思わずにはいられない。

今や、「個人献金」を主流にして「企業・団体献金」はなくそうという声が、

まるで美しいものであるかのように、考え方の主流になりつつある。

確かに、米国などの国でみられるように、

国民の1人1人からの献金を薄く広く集め、ネット等の選挙手法を駆使し、

大統領選挙を戦い抜いたオバマ大統領を見ていると、

理解も出来る。

しかし、日本では、今回の事件でも明るみに出たように、

団体の看板があるから、

「北教祖」による「小林千代美代議士」への

献金が発覚したわけで、

これが、仮に今回のような組合団体の一職員が、

個人の名前である「○山Δ郎」の名前で献金、

しかも仮に1万円ずつ1600名の人が分散して入金していたとしたら、

どのようにして、今回の事件を明らかにする事が出来ようか。

組合団体との蜜月な関係は、余計に国民には見え難くなり、

同時に政治家達は、この国民には改革イメージで

実際には政治家は隠れ蓑に使用する

「個人献金」制度を、必ず悪用するだろう。

今ですら、このような状態であるのに。

今日、街頭演説に立っていると

右翼車輌が良い歌を歌いながら走ってきた。

「♪ポッポッポッ、鳩ポッポッ!豆が欲しいかそらやるぞ!・・・♪」

豆がカネに聞こえそうだ。

また街宣車輌の横の横断幕には、このように記してあった。

「小沢・ゼネコン。鳩山マザコン。」

まったく、こんな金銭スキャンダルの多い

民主党政権では、まともな政治資金改革は出来ようがない。

申し訳ないが、もう1度、「政権交代」を行い、

今回の参議院選挙は勿論だが、

その次の衆議院選挙も含めて、

国民の皆様に政治を変える原動力になって頂きたいと

私は切望する。

そして、日本の政治にとって本当にリスクにはなるが

良い事はない現行の「小選挙区比例代表並立制度」を改め、

日本政治に合った、「中選挙区制度」に移行させるべきであると考える。

今日は祝日で、街頭演説中にも

沢山の大阪市民に励ましを受けた。

ありがたかったし、うれしかった。

「がんばれよ!」って、本当にうれしい。

そう言えば昨日、東京発→伊丹空港着便で、

大阪府の橋下とおる知事と偶然出くわした。

知事になる前に、幾度となくお会いした、

伊丹便で。

本当に久しぶりに、機内での再会。

思わず「なつかしいですね~」と声を掛け合った位だ。

知事は、「言われた通り、都政をやってますよ!」と言い、

私は「大いに、どんどんやって下さい。」と返事した。

そして「大阪府には、議員と名の付く職業の人達が

なんと1029人もいる。これを3分の1位に削減した方が良いと思う。」と言った。

橋下氏は「府民が納得してくれるかですね。」と言っていた。

私は、その位の改革を一挙にやらないと、

本当の意味で、大阪の将来や他府県のお手本にはならないと思う。

行政のバランスシートは、どこも最悪だ。

先週号の朝日新聞の「AERA」にも、

自治労、官公労の労使交渉についての記事が

掲載されていた。なかなか面白かったが、

動かない事実は、行政はバランスシートが悪くても、

職員の給与は変化しない。

これだけ不景気で、世間では民間の労働者のボーナスや給与カット、

下手すればリストラまでされているのに、

行政・役人の世界には、その感覚はまったく存在をしていない。

そのような行政感覚では、無理。

これからの行政感覚を、新たに生み出して行かなければならない。

例えば、民間とのリボルビングドア制度を、もっと充実させて人的交流をはかるとか、

民間企業における、社会人経験が10年以上なければ、

公務員にはなれない制度だとか、これまでとはまったく違う制度を構築するべき時が来た。

ちなみに大阪市の歴史をみると、

大阪市内では、府会議員は昔は存在していなかった。

市会議員が、府会議員を大阪市内では兼職していたのだ。

フランスが類似した制度を多用している。

知事が国会議員を兼職していたり、

市長が兼職していたり。

これからは、既成概念にとらわれない

新たな制度を、新しい秩序とともに構築していく時代だ。

次の子供達の世代の、未来の為に。

未来と闘う。