ファイナンシャルプランナーの中山沙映です。

 

今日10月17日は「貯蓄の日」です。

 

1952年に日本銀行が、勤労の収穫物であるお金を、無駄遣いせずに大切にしようという意味を込め、1952年に日本銀行が制定しました。10月17日に伊勢神宮でその年に収穫された穀物でつくったお酒などを収穫への感謝の気持ちを込めてまつる神嘗祭に由来しているそうです。

 

さて、「貯蓄の日」にちなんだのか、10月17日には、日銀の黒田総裁が衆議院の予算委員会でこの物価高の見通しについて、

エネルギーや食料品、耐久財などの価格上昇により、本年末にかけて、上昇率を高める可能性が高いというふうに考えております。

 

年明け以降は、こうした海外からのコストプッシュ要因の押し上げ企業が減衰することで、物価上昇率のプラス幅は縮小していくため、来年度以降の消費者物価は2%を下回る水準まで低下していく。

といった発言をされています。ふーん、来年度まで待てば物価高はおさまるのか?円安もおさまるのか?あんまり、信用できないなあ…

 

その上で

現在は経済を支え、賃金の上昇を伴う形で物価安定の目標を持続的・安定的に実現することが必要であり、金融緩和を継続することが適当である

と述べ、大規模な緩和策を続ける姿勢を改めて示しました。

 

黒田総裁は金利を上げないってことですね。日本だけが金利上げないと、円安は止まらないと思うのですが…まあ、金利上げても、中小企業や住宅ローン抱えた人は破綻しちゃうでしょうし、難しいですね。

 

金利といえば…日本はずっと低金利。だから、資産形成といえば「貯蓄」よりも「投資」が最近のトレンド(?)。岸田総理は、「新しい資本主義」の柱の一つとして「貯蓄から投資」を掲げ、国民の資産所得の倍増を目指しています。

 

NISAの抜本的拡充や恒久化の検討、iDeCo制度の加入年齢上限の引き上げなど、年末までに具体策をまとめるそうです。あんまり期待しすぎず、お待ちしています。