ファイナンシャルプランナーの中山沙映です。

 

少し前ですが、山形市の老舗百貨店「大沼」が倒産、というニュースがありました。ま、私は山形という土地を知りませんので、そこの老舗百貨店、と言われてもピンとこないのですが、いきなりの倒産で、地元では波紋を呼んでいるようですね。

 

いきなり無職となった社員の方、取引先の方も大変ですが、商品券をお持ちの消費者から市内の金券ショップに問い合わせが殺到しているとのこと。

 

気になったので調べてみました。

 

【一般社団法人日本百貨店協会】という組織、聞いたことありますか?

昭和23(1948)年3月16日、百貨店業の健全な発達を図り、もって国民生活の向上と国民経済の発展に寄与することを目的として設立されました。

 

こちらのHPによると、全国百貨店共通商品券は、発行元の百貨店が破たんした場合には、他の百貨店でのご利用ができないこととなっています。そのため、大沼が発行した全国百貨店共通商品券は、全国の百貨店で使うことができません。

 

しかし、やけになって捨ててはいけません。資金決済法により、商品券が利用できなくなった場合には、一定期間内に国(東北財務局)から発行保証金の還付を受けることができる制度があるそうですよ。対応が決定次第、東北財務局及び全国百貨店共通商品券のホームページに掲載するとのこと。

 

もし手元に大沼が発行した全国百貨店共通商品券があったら、大切に保管しておきましょう。

 

ただね、このようなこともありますから、私は、商品券やギフトカード、ポイントなどは、なるべく早く使うようにしています。みなさんも、気を付けてくださいね。