ファイナンシャルプランナーの中山沙映です。
さて、タイトルにありますように「賃貸と持ち家、どちらがいいか問題」。
普段、友人と話していても、FP仲間と話していても、よく出てくる話題。
「たまごが先か、にわとりが先か問題」と同じくらい、難しい問題です。
私自身は今賃貸住まいだし、仮に、家計に余裕があったとしても、不動産は買わない、かなあ…タワマンの一室を一括で買えるくらいの資産があれば買うかもしれないけど…
先日、分譲マンション持ちの友人が「暑さのせいか、給湯器の調子が悪くて、水シャワーで髪の毛洗っちゃったよ…今は暑いからいいけど、これから給湯器の調子が悪いと困るよね。でも、給湯器って高いんだよな~」なんてことを言いまして。
私事ですが、昨年の11月に、給湯器の調子がときどく悪くて…でもちょっと調子悪いくらいで業者さん呼ぶの悪いし…と我慢していました。12月に入り、調子の悪いときが増えてきて、年末年始に給湯器使えなかったらまじで困る!ということで、不動産屋さんに電話。
その後、業者さんを手配してくれて、新しい給湯器で、ルンルン(←死語?)な年始を迎えることができました。
私は賃貸住まいなので、給湯器は自分の財布を痛めずに、新しいものに交換してもらえました。しかも不動産屋さんへの電話1本のみで。
ですが、持ち家だと、当然のごとく、自分で修理・交換しなくてはいけません。
友人「去年も、夏は給湯器調子悪かったんだけど、涼しくなったら大丈夫だった。だから、今からお金貯めて、冬に交換する」
私「え~、でも給湯器って高いじゃん。高いものは、消費税増税前に買った方がよくない?」
友人「あ、そうか。そうだね…とりあえず、見積もりとか頼むか…(遠い目)」
ちなみに友人は、私と同世代のおひとりさま。
もっと若いときに「私はおひとりさまだし、両親が亡くなったら不動産借りるときの保証人もいないから、今のうちにマンション買っちゃえ!」と考えてマンション購入したのです。
私も、以前は彼女と同じように考えていました。
でも、今はあまりそのことを気にしていません。
確かに、今はまだ、高齢者が不動産を借りることが難しい世の中です。
先日も、TVで高齢者が何年もかかって不動産を借りることができた、という特集をやっていました。
ただね、高齢者に積極的に物件を貸しているオーナーさん、という方のインタビューもあって、そのオーナーさん曰く「高齢者でも、年金など一定の収入がある方は多い。高齢者の場合、地域のサポートなどがあるので、むしろ40代50代の一人暮らしより孤独死のリスクは少ないはず。」とのこと。
それに、オーナーにとって最大のリスクは空き家であること。
今後も増える高齢者と空き家。
これらがマッチングできないはずがないのです。とまあ、私は考えています。
「賃貸と持ち家、どちらがいいか問題」。
これは永遠の課題と言えましょう。みなさんはどう考えますか?