うっかり、2011年の振り返りをせずに年越しをしてしまった…。
気づいたら明日は仕事初めでしたね。


今さらですが去年一年を振り返って総括してみようと思います。


2011年、仕事面。
今年はいろいろなサービスをリリースしました、ほんといろいろ。そしてその全てが楽しく、知見を得られるプロジェクトとなりました。

まず、「女性の医学」というアプリはアプリのプロデューサーとして初リリースした記念すべきプロダクト。光栄にもapp storeのメディカルカテゴリでは長期にわたり上位ランキングで定番アプリ化。さらにエキサイトのS藤さんにつないでいただいてホワイトリボン活動に売上げの5%を寄付するという試みも実践(実は寄付には意図がわからないappleの審査基準があってちょっとだけ苦労したんだけどね)。結果、微力ながら東北の震災支援にも寄与できたことも良かった。
女性の医学 for iPhone
女性の医学 Android版



次にリリースした「もえたん」は私が二次元ワールドに惹かれるきっかけになったアプリ。社内のO元先生に二次元の魅力をひも解いていただきつつカヤックさんと一緒に作る作業は睡眠時間をかなり削ったのですが本当に楽しかった。特にappleから幼女ポルノと認定されかけつつも数回にわたるrejectを経てリリースできたのは達成感でしかない 。東大でもえたんのクリアファイル配ったり(このアレンジは木暮さんにお世話になったのでした…感謝!)、Twitterの中の人の発言で遊んだり、このプロジェクト全体の設計自体がとても愉しかった!ユーザーに楽しんでもらうサービスの前提条件のひとつは「つくっている自分が愉しめること」だと再確認したプロダクトでした ('-^*)/。
もえたん for iPhone
もえたん for Android
もえたん for GREE( 体験版)


そして5月。「ねつ造電話」というアプリは社内のアプリ企画プレゼン大会で提案してウケたので、中途入社直後だったエンジニアのNさんと作ったアプリ。リリース後、メディアの反響は期待以上で、テレビ東京の人気番組「WBSのトレたま」からも取材を受けたのも嬉しい大誤算でした。今だから言うけど「ねつ造電話」って、古巣・サイバーエージェントの「妄想電話」をパロってプレゼン時につけた仮名称なんだよね σ(^_^;)。このネーミングが気に入って、仮名称のままリリースしてしまったのが良かったのかも。
ねつ造電話( iPhone )



$晩メシ日記(ばんめしにっき)-tune
「tuneTV」は会社から儲かるアプリを企画すべし!と言われて社内で”スゴイ儲かるプレゼン”をしたアプリ(まだスゴくは…途上です)。(1)USでは既にソーシャルテレビアプリのトレンドが来てるという事実、(2)9割の日本人が一日1時間を超えて接触するメディアに相乗りするアプリが持つマネタイズのポテンシャル、(3)自分自身が前年の年末の紅白のTwitterで体験したリモートの友達と繋がってるという一体感と興奮、が企画の根拠でした。最終的にはチームメンバーの数々の提案をミックスして初期草案よりよほどいいアプリとしてリリース、チームの仕事のすごさを再認識。

さらに、Twitterを通して「テレビは生き残れるのか」の著者である境治さんと出会い、以来ソーシャルテレビ×アプリに関して相談させていただいたり、業界のキーマンをご紹介いただいたり、Bar境塾というイベントの主催に関わらせていただいたりと各方面でお世話になりました。tuneTVというアプリがきっかけでたくさんの貴重出会いがあり、さらに「ソーシャルテレビ」というライフワーク的に取り組むべき価値ある&興味深いテーマに出会うことができました。2012年もこの分野からは目が離せないし、アプリ開発者の視点から深く関わっていく予定です。
tuneTV /TVが楽しくなる無料アプリ(iPhone)
tuneTV /TVが楽しくなる無料アプリ(Android)



$晩メシ日記(ばんめしにっき)-pl

そして11月は「ポイントライフ」のリリース。時代はネイティブアプリからプラットフォームフリーなhtml5ベースのスマホサービスにシフトだよね!…といった強い意志があったわけではなく(苦笑)、実は企画の途中からジョイン。「VOYAGE GROUPが経営資源を投入して取り組む社運を賭したサービス」のプロデューサーという大役を委任されたのは突然で(9月だっけ?)アタフタしつつ11月にリリース。プロデューサーらしい役割果たせてたんだっけ?という大きな疑問は残しつつ(はい、できていません今も...ゴメン>チームのみんな。)なんとかメジャートラブルもなく今なお発展中。ビジネス的にはUSからトレンドが来ているO2Oのモデルを取り入れたポイントサイトとあって、世間の注目を集めているのは事実ですが、この収益モデルをいかにユーザーニーズとシンクロさせるのが肝になるでしょう…まだまだ理想形はほど遠く先は長いですが。
ポイントライフ/ネットでもリアルでもお得なポイントサービス



…という具合に、ディテールは割愛しましたが、仕事面で去年を振り返るといろいろなサービスをリリースできた1年でした。ジャンルは医学や萌えからソーシャルテレビまで、OSもiPhoneとAndroid、ネイティブアプリにhtml5ベースのウェブアプリと…スマートフォン向けサービスのプロデューサー経験を積む上でこれほど恵まれた環境は無かったと思っています。


ただし一点、達成できていないことが…。
思えばリリースしたアプリやサービスは話題にもなり、そこそこ売れるアプリではあったけれど、事業として圧倒的な収益はまだ出せていないのです…これが実現できない以上はプロデューサーとしては使い物にならないわけで。だからこれが2012年の私の目標。今年は収益を出すことにさらに執着していくでしょう。お金


最後に、一年間を振り返る記事を書きながら再確認したことがあったのでメモして締めたいと思います。
(1)情報発信。欲しけりゃ出す。
(2)直感大事。データや分析から見えない部分に競合との差が出る。
(3)ロイヤリティは会社じゃなくユーザーに。
(4)万人の理解を求めない。サービスも自分も。
(5)他人の物差しでなく自分の物差しを持つ。仕事も生き方も。

2012年、今年もよろしくお願いします。