今日紹介する本「アドレナリン・ジャンキー」ではプロジェクトに
よく見られるパターンが86パターン抽出されています。
失敗に向かう兆候や、逆にうまく回っている組織の特徴を、
ユニークな名前(ニックネーム)をつけて紹介しているのですが
・・・まるでショートコントをオムニバス形式で
読んでるような感じ。面白いのでさくさく完読する一冊。

アドレナリンジャンキー プロジェクトの現在と未来を映す86パターン/トム・デマルコ

¥2,310
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今回は、なかでも特に興味深かったパターンを抜粋して。
各項目にコメントの代わりにマーク付けてみましたー。
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ひらめき電球=同感!その通り!
ドクロ=これは肝に銘じなければ…汗。
得意げ=見たことあるある!
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○幸福礼賛会議得意げ
└士気が高いように見せることが
個人の成績評価を大きく左右する。


○ムードリング得意げ
└マネージャーはプロジェクトが直面するリスク、
意思決定、問題でなく、チームの活動、努力、熱意を
もとに状況報告を行う。


○かかし得意げ
└人々は、白紙から答えをつくることを嫌がるが、
既にあるものは平気で批評する。


○裸の組織ドクロ
└完全オープンの方針は、次第に進歩を止めることになる。
└組織で何をするにも全員がすべてのことを知っている
必要があるなら、その組織はおしまいである。


○空席ドクロ
└ユーザーエクスペリエンス全体を考え
コンセプトの統一性をはかる人がいない。


○知力の集中ひらめき電球
└並行して複数のプロジェクトに参加する労働者は
最大知力生産レートを維持できない。
知力単位に、マルチタスクのために支払う代償が生じるからである。


○『わかりません』ひらめき電球
└健全な組織には、本当のことを安心して言える文化がある。
└組織全体で人々が安心して「わかりません」と言えることは
人々が安心して助けを求められるということだ。


○魂の仲間(もしや原文はソウルメイト?)ドクロ
└予定された会議を嫌うが、臨機応変に少人数の会議を
何度も行いそのほとんどが設計会議である。
└アイデア、デザイン、TODOリストをメモするのに、
ホワイトボードを好む。
└不完全で高水準な要求定義書を元に作業する。設計文書は
すべて省略し、開発プロセスの初期からコーディングに移る。
└大量のコードを破棄しては書きなおす。機能のデモを行うと
すぐに改良に取り掛かる。
└これらすべてを非常に早く行う・・・

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・・・以上、ほんの一部の抜粋ですが、読みたくなるでしょww
読んでみてくださいオススメ。


【おまけ】今日の晩メシ:タイ風ガパオご飯。
$晩メシ日記(ばんめしにっき)-Image2051.jpg
※超辛口にできたなり。