昨日は六本木ヒルズで観てきました。
映画・「ゴールデンスランバー」
これは良かった。私にとっての★★★★★五つ星。

もともと伊坂幸太郎の小説が好きっていうのもあるけれど、
往々にして期待値高すぎると、裏切られたりする。
でもこれは期待値以上だった。

実は最後まで主人公を首相暗殺犯に仕立てた黒幕は誰?
に結論は出ない。
この映画の主題はその事件の種明かしではないから。
(若干もやっと感はあるけど、そんなに気にはならないかと。)

じゃあ何がメインテーマかというと、
監督や作者の狙いと合致してる保証はないけど
何者かにはめられた主人公が、
人を信じることを武器に(←これキーワードだな)
逃亡するその過程で接する様々な人の手助けや人間群像かな。
途中で何度か人の情にふれて、ほろっときます(ノДT)。

特に・・・お父さん!・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

人もたくさん死んじゃうし、殺人鬼も登場するんだけど
最終的に人と人のつながりっていいなと思える映画。

あと「さっきのあのセリフ(場面)はコレとつながってるのかー!」と
至るところで思わせる仕掛けが巧妙で(まさにアハ体験w)、
それが監督の技量なのか、作者の構成の妙なのかは
原作を読んでいない私にはわかりませんが、
いい意味でヤラレタ感が満載で、面白かった。

これは、オススメだと思う。
今度の日曜(2月14日)はTOHOシネマズでは
1000円で鑑賞できる日ですね。お勧めなり。

ゴールデンスランバー/伊坂 幸太郎

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