組織で働く醍醐味のひとつ。
自分の強みを最大限生かして成果に貢献しながら
誰が他の人に弱みをカバーしてもらえること。
それによって、一人では成しえない大事を成せることだと思う。


だから「360度スゴイ組織」をつくるためには必ずしも
一人一人が「360度スゴイ(=完全無欠な)人」になる必要はなくて、
多様な強みを持った各々の能力が最大限に発揮されれば
結果として「360度スゴイ組織」を創ることはできる。


そのために大事だと思うのが、
一人一人の弱点を矯正するための職務采配でなく
それぞれの強みが発揮されるための職務采配であること。


そして、多種多様な強みを持った人員でチーム構成すること。
同質の構成員でできたチームはマネジメントしやすいから
一見強そうに見えるけど、特定の分野に対して脆弱になりえる。


ちなみに・・・人事、とくに採用の仕事で体感したことだけど、
卓越した強みを持つ人には、往々にして弱点もあったりする。
結果として、評価者の意見が大きく割れたりする。
ある人は弱点フォーカスで人を評価し、
ある人は強みフォーカスで人を評価するから・・・。
(評価の割れる理由はコレだけじゃないけど)


そして、強みフォーカスで人を採用したとしても、
抜擢し、育成する視点が、弱点フォーカスである場合、
その人は能力を発揮する機会を与えられず、
マネジメントが失敗したとみなされるか、
あるいは採用が失敗したとみなされてしまう。
だから採用と育成の一貫性が必須だ。
(この辺はまだ課題があると思う・・・)


個人の強みを活かせる組織でありたい。


オヤスミ~(*^ー^)ノ