【河川敷にタンポポのような花が咲いています】
セカンドオピニオン
この言葉は医学の分野でよく聞きます。
病院に罹り、大きな手術などが治療法ですと、見立て違いがないように
別の病院の先生の意見を聞いてみたいということです。
私どもの建築業界もセカンドオピニオンとはわざわざ言いませんが
建物の瑕疵が出てきたとき、明らかにこれが原因とわかることは別にして
原因がはっきりしない時、自分だけで判断しないで
別の人に、さらにまた別の人に見てもらい相談してから原因を判断します。
ただ、原因と思われる部分を直してその後不都合がでなくなれば、
それが原因だったと決まる次第です。
以前本で読んだことがあるのですが
人間の判断はその人は経験してきたことがベースになっている、というのです。
経験したことがないことはまず頭に浮かんできません。
『どうして、こうなるの?』建築ですから物理的に必ず説明がつくはずなのです。
今回場合、室内の窓上から雨水が漏って来て、壁もカビが出ていると相談をされました。
屋根も傷んでないし、壁も塗装がまだまだしっかりしています。
ただ、雨もれする部分のちょうど上に庇と壁との取りあいが怪しいと思いましたので
今日、社内の人間を連れて見に行き、聞いてみました。
その人もこの庇と壁の取りあいが怪しいしと思ったようで、
コーキングをめくると壁モルタルに穴があいていることを
発見してくれました。
決まりました。この部分にコーキング材を充填し、雨の降った時の状態を見てもらいます。
雨漏れが止まってくれればいいのですが、もし原因が違っていたら、大いに悩みます。
ホント、第3者の目(意見)は大切です。
【屋根と壁と取りあいに穴が空いています】
【コーキング材充填、雨漏れがとまれば、色を付けます】