朝の8時すぎです。札幌駅に向かって歩いています。
昨日から、道議会見学ということで札幌に来ていました。
いい天気です。また大通公園ではオータムフェスタが開催されています。
夏のビアガーデンが終わり、今度は秋の味覚ということで
道内あちことからうまい所がでていますが、お値段は高めですが。
今回札幌までの往復がJRを利用。JRですといろんなことができるのでいいです。
JRでの移動は貴重な時間ができるのです。
今回は気になっていた本を読みました。
『神様のカルテ』 夏川草介著 です。
嵐の桜井翔さんと宮崎あおいさん主演の映画が公開されているのかな?
信州の一般病院を舞台にした若い医師と彼をとりまく
病院関係者、住まいの住人たち、医学部の同期生などがからんだ話ですが
著者が言いたかったのはこんなことかなと思いました。
とても印象に残った文を
●病いの人にとってもっとも辛いことは孤独であることです。
先生はその孤独を私から取り除いてくださいました。
たとえ病気は治らなくても、
生きていることが楽しいと思えることがたくさんあるのだと、
教えてくださいました。(少し涙目になりました)
●死にゆく人に、可能な医療行為全てを行う、ということが何を意味するのか、
人はもう少し真剣に考えねばならぬ。
「全てやってくれ」と泣きながら叫ぶことが美徳だなどという考えは、
いい加減捨てねばならぬ。
大学病院では高度専門治療が行われているが、
末期患者や治療不可能な患者さんの受け皿ではない。
人の死に対しての尊厳(どのような死を迎えるか)を
問いかけているような気がしました。
つまりは、患者さんを症例として診るのではなく
一人の人間としてみたいという主人公のお話ですかな。
続編の『神様のカルテ2』も読んでみたくなりました。