今年もお盆休みが終わりました。
横浜の弟家族が里帰りしてくれて、にぎやかなお盆となりました。
今回は、弟の義母と甥っ子もきたので尚更にぎやかでした。
娘は半年振りに従妹と会うのでうれしくてうれしくて。
お土産もいただき大満足。DSでゲームをやっていましたが
宿題がまだおわりません・・・・・。
さて、わたしのお盆の休みに絶対やろうとしたいことの1つに
「天地明察 沖方丁著」を読み事がありました。
弟家族と毎夜出かけたりしたので、
結構ハードでしたが先ほど何とか読み終えました。
「天地明察」今年の本屋大賞2010に選ばれた話題の作品です。
時代は徳川4代将軍家綱の時代
主人公 渋川春海は将軍の前で碁を披露する御城碁4家の一家安井家の
御城番です。この御城碁の春海がご存知、関和孝や酒井忠清、保科正之、徳川光圀
など有名な人物とのつながりが出てきて引き込まれます。
囲碁侍と言われた渋川春海が大好きな算術でのつながりが天体観測にて日本国中で測量
また、当時の暦の不正確さから暦を変えようとしますが、最後の賭け(?)で
失敗。<中国の緯度を基準にしているため蝕予測をはずしてしまう>
そして、関和孝などから叱咤激励をもらい、京の住人を巻き込んで
新たな暦大和暦を日本の暦とするよう手を打つなど
読み応え十分の作品でした。
算術を介しての出会う女性『えん』とは夫婦になれず、彼女との関係はどうなるのかと
思わせるなど、ちょっとした恋愛部分もしっかり入っています。
日本の暦の歴史とその変遷と人間の欲が垣間見る作品です。
★★★★ 4つです。