もうメダカだわ | 認知症の義母と暮らしてました

認知症の義母と暮らしてました

今年、85歳になる義母は認知症です。昨年からうちに引き取り同居しています。義実家の片付けもあります。
ようやく特養に入り義実家ももう少しです

皆様、いつも沢山のいいねと
ありがたいコメントを頂き
ありがとうございます!








母の一周忌
とりあえず、はい、とりあえず
行って来ました
実母の一周忌ですねんけど、、、
実母の一周忌ですねんけど、、、
全くもってそうはならないところが
この男の真骨頂ですわ
ほんまに見事に1ミリどころか
1ミクロンも裏切らない凄さに
呆れすぎて腹も立たないくらいで
もう救いようがありません
(なのでメダカ、、、メダカごめん)
心底もうどうでもよくなり
記憶からも思考からも消えそうです
もう少しましなやりようなら
険悪になるのを覚悟で納骨の
伺いをたてるつもりだったけど
(お墓はあるのに納骨しないという)
ほんまにもう
どうでもよくなってしまいました
ここまでくると亡くなった本人も
それを望んでいるんだろうかとさえ
思えました
本人が選んだ伴侶がすることなんだから
それでいいんでしょう
そう納得して
もうほんとに関係ないと思えば
もう気持ちも乱されることもない







あちらの玄関につき
こんにちはお邪魔しますと言うと
あちらの次男が出て来てどうぞという
上がると大きなマスクをして
いかにもいかにも具合が悪そうに
ぐったりした感じで居間の
リクライニングチェア
に座っていたこの男 
挨拶しようと顔を見るなり
ゲホゲホとむせたように咳をした
今日はありがとうございます
よろしくお願いしますと言うと
首だけ縦にふってまたゲホゲホ、、、
この男の姑息な根性はお見通しなので
大丈夫ですかなんて言わない
スルーして仏間に入り
座布団に座る
お供えを出して並べて
リンをならして3人で手を合わす
(仏壇の真ん中には骨壺)
母の妹叔母と母の実家を継いでるお嫁さん
が先に来ていたので挨拶して世間話する
その間もわざとらしくゲホゲホするも
みんなスルー
暫くして導師さんご夫婦が来てくださり
この男は立ち上がってろうそくの火を
つけようとしたが
「あ、あかん、あかん、もうあかん、手が震えて火がつかへん、あーもう、はぁはぁ、あーもう、はぁはぁ、、、、」て言うてる
導師さんの奥さんが大丈夫?大丈夫?って
ただ一人声をかけていた
いつまでたっても始まらんのでイラっとし
仕方ないので私が立って半ば
マッチ箱を奪い取りさっさとつける
導師さんが挨拶されてお経が始まり
お焼香を回している間も
ゲホゲホウェーゲホゲホウェーうるさい
内心、、、、、
こんなにしんどいなら今日は余計なことは
話し出さずにお経だけで静かに終るかも
というほんのわずかな期待はものの見事に
打ち砕かれてお経とお焼香が終わったとたん
マスクを外して今までのゲホゲホは
どこへやらそれまでの苦痛そうな表情が
一変しにこにこしてペラペラ喋りだした
だよねーげんなり、、、、
内容はというとまたこれも
びっくりするくらいに
全く期待を裏切らずで
母への供養の言葉も全くなく
母との想い出話も全くなく
母のはのじも名前の1文字も
全く全く出ることなく
「えーー実はわたし体調をくずしてましてぇー」から始まり
今現在いかに自分が一人でいて
どんだけ寂しくてどんだけ哀れで
健康状態もすこぶる悪くて
どんだけ自分が大変で
どんだけ自分が可哀想かという
自己愛アピール演説が延々と続き
まーそんなわけでーと言いかけたから
終わりかと思いきや今度は
独り暮らしの男やから
こんなことやあんなことに気を付けて
行こうと思ってるみたいなことを
(身なりに気を付けるとかなんとか、、、)
また延々と話始めた、、、、



第一独り暮らしじゃないし(笑)
ましてや今日は母の一周忌なのに
母のことは1ミクロンもなく
この男は自分のことばっかり、、、
もうこうなるとほとほとあほらしく
いつ終るともわからない
この男の自己愛アピール演説を
どこでぶっちぎってやろうかと思っていたら
可愛いうちの息子が
「かあちゃん、数珠のふさふさがとれそう」
と言ってきた
内心、おおーでかした息子よ
ん、どうしたん?ん、とれそう?
あーもう仕方ないからまた買おうなぁ
と話しかけていたら
実家のお嫁さんも入ってきて
あーあーとれてしもたんかー
なおらへんかなぁと話しかけてくる
これなー叔父さん(お嫁さんの舅)の
お通夜の時に買ってやって
そのあと洗濯機で回してしまって、、、
などとやりとりしてると
そしたらこんどは妹叔母までもが
わざわざ後ろから寄ってきて
〇〇ちゃんどうしたん?
あっそんなんとれたん?
あーあーとれてしもたなぁと、、、、
息子を囲んで小声でわーわー
話してたらもう聞いてもらえないと
思ったのか思わなかったのか
やっとこさこの男の話が終わった
最後の方は聞いてなかったけど
もううんざりざりだ
お嫁さんも妹叔母もたぶん
おんなじ気持ちだったんだろうなと思う
息子よグッショブ!
数珠のふさ!ありがとう!(笑)








法要はとりあえず終わったが
お茶が出る気配もなし
この後の所作をどうしようかと
モソモソしているお嫁さんと妹叔母
聞けばお嫁さんの車で二人で来ていて
このあと用事があるという
ならもう帰って大丈夫ですよと
私が促して帰ってもらう
今日はありがとうございましたと
お礼も添えて
私は弟夫婦に声をかけておき
(帰りにお茶しようと)
この男にありがとうございましたと
挨拶だけして一緒に出た
この男に話した言葉は来たときと
この帰りの挨拶のみ
滞在時間1時間と少し








姉と弟とはいえそれぞれ家庭もあり
普段会うこともないのでせっかくだから
ファミレスでお茶することに
すると我が弟
席につくなり開口一番
「今日はお母さんの一周忌やのうて
お義父さんを励ます会やったんやろかー
ようわからんわ、、、」と
思わず吹き出してしまった(笑)
「あーはっはっはっ
もうっうまいこというやん
あんたそんなユーモアあったんや」(笑)
お嫁さんは苦笑い
そしてたぶん弟もお骨のことは
気にしてるはずだけど
もう諦めと呆れめと
私が切り出さないことも察してか
それからは法要の話もお骨の話もせず
お互いの家族の近況報告をしあい
弟のお嫁さんのお母さんの認知症が
進んで大変でーの話から
認知症介護あるある話で盛り上がり
聞けばここのお母様もプライド高くて
言うことなすことハガネと一緒で
人の言うこと聞かないタイプらしく
おんなじおんなじーうちもうちもー
てなテンションで
わーわー暴露話に花が咲き
ある意味ストレス発散できたので
この日はそれでよかったことに
しようと思いました








あまりの想定内故か
自分でも信じられないくらいに
怒りも腹立ちも感じませんでした









うちの母が60代の時にその母(祖母)が
亡くなりました
60いくつの孫もいるおばさんが
自分の母の棺に覆い被さって
「うわぁ~おかあちゃぁ~~んおかあちゃぁ~~ん、いややぁ~、おかあちゃぁ~~ん」
と泣き叫んで離れなかったほど
うちの母は甘えん坊だったようです
(妹叔母からみっともないと怒られ)
祖母も一番可愛がっていたのが母でした
(複雑な家庭だったので)
あの世へ行けたおかげで
祖母も可愛い娘に会えたし
母も大好きな両親に会えたし
今頃おもいっきり甘えられて
幸せにしてるよね
だから現世のことなんて
もうどうでもいいね








哀れというかなんというか
怒りも腹立ちも感じなくなりました
母が選んだ相手だから
母もそれでいいんだろうと思います
母の話どころか名前すら出なかった
一周忌、、、、、
母が私達実子をわざと遠ざけている?
考えすぎかもですが
実子でありながらも全く手は出せない
この状況はそう思わないと
気持ちに収まりがつかない
もしももしも母のためにと
どんな形にしろ手を出したら最後
人の気持ちなんて考えられない
自分だけが可愛いこの男は
核並のかまってちゃん爆弾を
投下してくるのは目に見えているから
もう関わらないに越したことはない
母もそれがわかってるんだろう
母がそんな忖度なるものをできるような
気の効いた人ではないんだけれども(笑)
そうしておこうかな




あちらに子供がいないなら
いくら私でも少しはと思うが
母が一生懸命面倒を見てきた
男の実子が3人もいる
1人は一緒に住んでるし








実母の一周忌のこと
心配くださっている
皆様にとりあえずの
ご報告させて頂きました
(誰も心配してないって、、、(笑))
最近は沢山の方に
読んでいただくようになり
とても嬉しいです
ありがとうございます
色々とご意見もあるかと思いますが
あくまでも個人的な内容と
個人的なふうこの正直な気持ちですので
そこんとこよろしくお願い致します







ふうこのひとりごと
読んでくださりありがとうございます