城間栄順さんの米寿 | 着物のデザイン

着物のデザイン

着物についての備忘録も兼ねて。

琉球紅型の美しさは圧倒的で、子供の頃、初めてみた瞬間から心を奪われて、今に至っています。琉球紅型三宗家の一つを継ぐ城間栄喜さんは、琉球紅型の復興に特に尽力されたことで有名ですが、その流れを汲む、城間栄順さんと玉那覇有公さんは、私の中では特別な存在です。

 

宗家十五代城間栄順さんの米寿を記念した紅型の展覧会「紅(いろ)の衣」展が2022年2月に沖縄で開催されました。とは言え、実際には行くことができませんでしたので、新聞記事やYoutubeから垣間見ただけですが、この展覧会のために新作も含めて、城間栄順さんの100点以上の着物や帯が展示されたようです。ぜひ全国巡回して欲しいものです!

 

琉球紅型に魅せられる人は少なくないようで、沖縄以外の出身の若手作家さんも増えていて、素敵な作品を作る若手の紅型作家さんも数多くいらっしゃいます。例えば、下記の工房や作家さんなど(必ずしも若手でない工房も含まれています)。
 紅型工房 うるばな

 紅型工房 くんや・だいだい

 紅型工房 ちゅらり 

 紅型工房 ひがしや

 紅型工房 べにきち

​ 紅型工房  守紅(もりびん)

 縄トモコ

 知念紅型研究所

 藤崎紅型工房

 城間びんがた工房

 玉那覇紅型工房

 

 

城間栄順さんに話を戻すと、毎年呉服店で城間栄順さんの新作が見られますが、ハッとするような素晴らしいデザインの作品が次々に発表されていて、創作の限界の無さが感じられます。これからも、お元気で、びっくりするような素敵な新作を作り続けていただきたいものです。

 

これは、伝統柄の例です。