二人の人間国宝 北村武資さんと森口邦彦さんの二代巨匠展の感想 | 着物のデザイン

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着物についての備忘録も兼ねて。

銀座の呉服店で、北村武資さんと森口邦彦さんの展覧会が2月下旬に開催されていました。北村武資さんは、お一人で二つの人間国宝(経錦と羅)をお持ちで、森口邦彦さんは、国際的にも認められた友禅の人間国宝という、まさに巨匠のお二人の作品が、お二人の合作も含めて大量に見られる展覧会でした。

 

お金のことを言うのは野暮ですが、森口邦彦さんの着物は、おおよそ500000ドル以上で取引されているので、実物を見る機会は少ないです(着ている人を実際に見ることがほとんどない)。色々な意味で大規模な展覧会でした。

 

お二人の合作は、「雪景」と言う訪問着で、可愛らしい花が散る経錦の生地に、蒔絵技法の友禅染めが施された作品です。「家庭画報」2月号で紹介されています。

こんな感じです。

 

 

これが直接見られただけでも大満足の展覧会でしたが、北村武資さんの様々な織物が楽しめた上、森口邦彦さんの着物もいくつも見ることができ、なんだか夢のようなひと時でした。