以前ご紹介した田中茂樹さんの「子どもを信じること」。

 

不登校児の親として共感ばかりであり、一言ではとてもまとめきれないので章ごとに思ったことなど書き連ねていければと思います。

 

2.目に見えるものに偏りすぎていないか

 

学校に行っているか、宿題をやっているか、学校に行かないならオンラインの授業は聞けているか、宿題やらないならせめてチャレンジタッチはやってるか。

 

ここまで来ると懇願のような領域になってしまいますが、親はつい、子どもが何をできたか、何をできなかったかに目が行きがちです。一方で、子どもが何を考えているか、何を感じているかには、十分に関心を向けきれてないこともしばしばです。

 

せっかく休んでいるのに、親からの指示や確認がひっきりなしになされたら、休まるものも休まりませんよね。

 

「勉強ができることや、良い学校に進めることと、本人が幸せと感じられることは、別の問題です。」

 

もちろん勉強ができるに越したことはないですが、もっと、彼が何をしたら楽しいのか、何に幸せを感じるのか、そんな面にも視線を向けてあげたいものです。