生きていく上で必要なことは、勉強だけではないと頭では分かっていても、小1で九九を覚えた!とか、分かりやすい達成感に親は心を惹かれるところがあります。

 

そこには、「うちの子は(学校には行ってないけど)、微分積分ができるんです」というような、誰に対するというわけでもない言い訳をしたい、または、不登校を(家で勉強はしていると)条件付きであれば受け入れる、そんな親心があるのかもしれません。

 

しかし、著者は「そのような分かりやすい達成の多くは、コンピュータにさせることが可能」であり、むしろ、「自分のしたいことを相手に上手く伝えて実現する」、「相手に悪いことをした時どう謝るか」といった基本的なコミュニケーションをこそ、安心して失敗できる子どもの時期に、試行錯誤を経て学ばれていくべきではないかと説いています。

 

確かにそうだなと共感しつつ、小学校の内容ぐらいはやっておいて損は無いのではないかと、1,2ページやって放り投げられた夏休みの宿題を眺めながら思うところもあります笑

 

ちなみに、友人の説によると、小学校6年間の学習は、半年間あれば取り返せるとか。

 

また、別の友人曰く、今勉強をすっとばしていても、本人が後日必要性を感じてやろうとしたとき、歳を重ねてそれなりに頭もよくなっているので、楽に学習することもできるそうです。

 

宿題が終わっている、終わっていないは置いておいて、今は息子が興味を持っている柔道ごっこに付き合うことを楽しめればと思います。