Sounds of joy147 | 愛すべき櫻葉の世界

愛すべき櫻葉の世界

甘々櫻葉と翔ちゃんへの愛を甘くおしゃべりしてます♡




正月。

オレは実家に帰り、親父と呑んではダラダラするという非常に正月らしい正月を迎えていた。


ソファーでゴロゴロするオレの腹の上ではMJが気持ちよさそうに昼寝をしている。


〰️🎶〰️

【翔ちゃん、あけましておめでとう】

【雅紀、あけましておめでとう】


【今日ね、風間ぽんと初詣に行ってきたよ!ちゃんと学問の神様のとこに行ってお守りも買ってきた!】

【風間くんの合格祈願は?】


【へ?忘れたあああ!】

【ははは。いいよいいよ。受かったらお礼参りに行けばいい。風間くんの入試まであとほんの少しなんだから頑張れって言っとけ!】


【その前に全国模試と翔ちゃんの誕生日な】

【ははは。はいはい】


雅紀とのLINEもまた楽しい。

全国模試がどうこう言ってるけど、どうにかこうにかお父さんとお母さんに浪人させてもらう事だけは承諾してもらえた雅紀は3ヶ月後の卒業式を終えたらマジで予備校に入り浸って勉強をすることになる。雅紀の誕生日の数日あとに雅紀がそう教えてくれた。

18歳にしてはとんでもなく大きな決断をしたなと思う。そこにはいつも風間くんがいたんだと言っていた。

風間くんは雅紀の親友でありよき理解者だ。

卒業してからも支えになってくれるだろう。


ふふ。


「なによ?スマホを見ながらニヤニヤしちゃって?」

「いいだろ?別に」


「ふふ。呑みすぎてお腹が丸くならないようにしなさいよ?」

「うっせぇ」


姉ちゃんと少し言い合いになりながら笑うと、MJが目を覚ました。

目を覚ましたMJは姉ちゃんの胸に飛び込んでゴロゴロと甘えていた。


そういえば正月だから潤もこっちに帰って来てんじゃねぇのかな?

散歩にでも出かけたらその辺で会えちゃったりして。だとしたらおもしれぇな。


よし。


「姉ちゃん、ちょっとMJ連れて散歩しよーぜ」

「え?」


「いいじゃん。たまには」

「そーね。じゃ、MJ、行こっか」


姉ちゃんはクルクルとマフラーを巻き、MJを抱き上げた。

そして2人で家を出てなんとなく公園をぷらぷらしてた。


さすがに正月はこの公園も人が少ないな。




「翔、華?」

「潤?」

「おお、久しぶりだな」


ちょっと寒そうに体を縮こませながら向こうから潤が歩いて来る。


「翔、相変わらずマフラーを巻くのが下手くそだな」

「うっせぇ」



以前と変わらず潤がマフラーを直してくれた。




「あ!ごめん!ちょっと先に帰るわ!!」

「は?」

「は?」


超絶下手くそな芝居をして潤と姉ちゃんをその場に置き去りにしてオレは公園を飛び出した。



だって。

だってさ。


マフラーを直してくれる潤を見つめる姉ちゃんの目線がさ。


泣きそうだったんだ。



潤。

あとは頼んだ。

MJ。

2人をよろしくな。



✩*⋆°ෆ*⋆°ஐ*⋆°✩*⋆°ෆ*⋆°ஐ*⋆°✩

(*」´□`)」みなさーん!

ごめんなさいねぇ!


雅紀の年齢設定が甘かった!

雅紀が年末で18歳になったということは、すでに願書提出を終えて年明け早々にはセンター試験に挑んでなければいけない高校3年生の受験生なんですわ!

呑気に年明けの全国模試とか言ってる場合じゃなかったんですねぇ。

短大受験経験もし、子どもたちも大学受験をしていたはずのなかぢ、なぜかうっかりしすぎておりました。


ですので雅紀くんはこの春から浪人生ということになります(笑)(笑)

風間ぽんは成績優秀なので大学受験に挑みます。


いやぁ、毎度のことながら見切り発車って怖いわねぇ💦