まだ見ぬ世界へ127 | 愛すべき櫻葉の世界

愛すべき櫻葉の世界

甘々櫻葉と翔ちゃんへの愛を甘くおしゃべりしてます♡



あさ、みどさんにだっこしてもらって、しょーちゃとまちゃきがいるへやにもどった。


しょーちゃはおれに「ありがとう」っていってわらってくれた。

わらってる。しょーちゃがわらってる。

ねぇ、まちゃき!しょーちゃがわらってるよ!

ねぇ、みどさん!しょーちゃとまちゃきがわらってるよ!

おれはうれしくて。

いつものしょーちゃがうれしくて、いっしょうけんめいしょーちゃをよびながら、しょーちゃをぽすぽすした。




「お世話になりました」

「本当にありがとうございました」

「お大事になさってくださいね。またね、陽翔ちゃん」

「だぁ、あっ!ああっ!」

おれのあたまをいい子いい子してくれるみどさんに、おれはバイバイっていった。

みどさん、ありがと。

いっぱいだっこしてくれてありがと。

グルグル巻きのてーぷにあおとをかいてくれてありがと。

みどさんにあおとのてーぷをみせたら、みどさんはふふふってわらってた。





まちゃきがうんてんをして、おれはいつものちゃいるどしーとにすわった。

だけどいつもとちがうのは、いつもはしょーちゃはまちゃきのおとなりにすわるのに、きょうはおれのおとなりにしょーちゃがいるんだ。

しょーちゃはずっとおれのあたまをくりんってしたり、ほっぺをふにふにしては、ふははははってわらってた。


わらってたけど、やっぱりめからぽろんってなにかおちてた。

しょーちゃはいつもぽろんってするね?

おれはしょーちゃのほっぺにてをくっつけると、そのてをつかまえたしょーちゃはそのままおれのてをほっぺにくっつけたまま、たくさんたくさん、めからぽろぽろなにかをだしてた。


ひっくひっくして。

ずっとずっとぽろぽろしてた。



「泣き虫」

「うるせぇ…うっ、えっ……」

まちゃきとしょーちゃがちいさいこえでおはなししてた。







「さぁ、陽翔。お家に着いたよ」

「帰ろう」

「あっうっ!まー、ちゃ!」


「蒼翔も待ってるよ」

「ばぁばもな」

「あー!!あー!!ばっ、ばっ!!!」


くるまをとめたまちゃきがどあをあけてくれると、おれはしょーちゃにだっこしてもらっておうちにかえった。




あおと!あおと!!

ばぁば、ただいま!!!




「あー、あー!!」

「わんわん!わんわんわん!!!」


「ばー」

「おかえり、陽翔」


あおとはぐるぐるしてたし、ばぁばもしょーちゃみたいにぽろぽろしてた。




だけど




みんなわらってる。





だから






おれもたのしい!







ね、しょーちゃ、まちゃき!





まちゃきはおれをだっこしてくれてるしょーちゃといっしょにぎゅううううううーーーってしてくれたんだ。