こんにちは! 

第3章 自分探しではなく、自分と向き合うカラーセラピー

の続きとなります。

2つのカラーワークをご体験いただけましたでしょうか?

 

今日は、カラーセラピーの個人セッションを受けたり、
講座で学ぶことで得られる5つのことをお伝えします。

ざっくり言うと、

  • シンプルでナチュラルな元の自分に戻る
  • 自分と他人との境界線が曖昧になっているのを戻す
  • 自分を生かし、自分の人生を生きられるようになる
  • 欠乏感・罪悪感・劣等感・無価値観などの幻想から抜け出して自分を好きになる
  • 自分育てとコミュニケーション力がアップしてより良い人間関係が築ける

です。

では、詳しく解説していきましょう。

自分軸!シンプルでナチュラルな元の自分に戻る

何度もお伝えしておりますが、カラーセラピーは占いではありません。
分析でも、問題解決でも、アドバイスでもありません。

自分で気づくために行うものです。
気づきは、自然に自分で起こせる時と、なかなか起きない時があります。
それは、なぜなのでしょうか?

私たちは、時々、シンプルな問題を複雑にしてしまうことがあります。
問題を複雑にしてしまうものとは、「思考」です。
そして、その思考に伴って、感情が生まれます。

本当は、自分の中に答えがあるのに、それを認めないとどうなるでしょう。
外(他人)に、答えを求めるようになります。

他人の答えが正論に聞こえると、「思考」では、それが正しいと思ってしまいます。

すると、一時は、そうしようと思うのですが、時間が経つとどうでしょう。
やっぱり何か違う・・・と、違和感が生じます。
違和感が生じると、行動しない「理由」を考えます。

それを延々と繰り返していると、心が疲れてしまいます。

他人の答えは、自分の答えに気づくためのヒントになることはあります。
しかし、他人の答えは、あくまでもその人にとっての答え。
あなたの答えは、あなたの中にしかないのです。

では、どうすれば、自分の中の答えに気づけるのでしょうか。
それは、ありのままを認めること。
ありのままの感情、ありのままの思考を認めるということです。

その為には、ネガティブな面を見なければなりません・・・
なぜなら、

ネガティブな面を見ない=ありのままを認めていない

 
ということになるからです。

つまり、誰かに対して嫉妬する、罪悪感が起こる
不安がある、恐さがある、焦りがある・・・など、ネガティブな感情が起こるのは、

「ありのままの私に気づいて!!!」というシグナル。

そのシグナルを無視し続けていると、自分の答えに
気づくことが鈍くなってしまいます。


気づく力が鈍くなると、答えを外(他人)に求めるようになります。

そして、他人の答えに従って行動しようとすると違和感が生まれ、
行動を止める為に「言い訳」がクリエイトされるのです。

<ネガティブな面を見ないようにする>

  • ありのままが分からなくなる
  • 答えを自分で見つけられなくなる
  • 他人から答えを出してもらわないと進めない
  • 行動しようとすると違和感が生じる
  • 行動を止める為に思考が言い訳を生み出す
  • また、他人に答えを求める・・・と、堂々巡り

だから、ネガティブな感情、ネガティブな思考を「認める」
ということがとても大切なのです。
そして、ネガティブな感情や思考は、実は・・・

自分にとってメリットがあるから起こるのです。

例えば、お金は汚いものだという罪悪感があるとしたら
そう思ってしまったきっかけや理由があるわけですが、
同時に、そう感じることでメリットもあるということになります。

そのメリットとは、お金が無い自分を肯定できるからかもしれないし
働かない自分を責めなくてすむからかもしれません・・・

しかし、そのような思い癖があることを認めなかったらどうなるでしょう。

お金に関する悩みが生じた時に、自分の中にある答えに気づけなくなり
他人に答えを求めてしまうが、いざ行動となると素直に実行できず
できない理由を考え、やらなくて済む方向に自分を持って行き、
結局、問題が解決できず、同じことを何年も繰り返してしまい、
悶々としてしまうわけです・・・

自分でストレスを増幅させているようなものですよね。


カラーセラピストの勉強をしたばかりの人がよく陥ることの1つに、
「ネガティブなキーワードが伝えづらい」という悩みがあります。

そこには、自分が嫌われたくないと言うエゴ、
自分自身が癒されていないために起こる自己投影、
ネガティブは「悪いもの」という思い込みが内在しています。

カラーセラピーのセッションを受けることで、
自分のありのままの感情、ありのままの思考に気づくことがはじめの一歩。

次に、それが認められるようになると起こるのが気づき。
その気づきこそが、自分の中の答えなのです。

こうして、カラーセラピーを何度か受けて行くことで、
だんだん、シンプルな、もとの自分に戻ることができるのです。

たった1回で気づきが起こり、抱えていた問題さえ解決する人もいれば
何度もセッションを受けて、ようやく気づきが起こるという人もいます。

気づきの速度は、セラピストの在り方やクライアントとの信頼関係、
そして、もう1つ、クライアントが、どれほど複雑化しているのかによって異なります。

だから、セラピストは、クライアントを
助けよう、救おう、何とかしてあげよう・・・と思ってはいけないのです。
 

自分と他人との境界が曖昧になっているのを戻る

自分と向き合うことが、なぜ大切なのか、お分かりいただけたでしょうか?

インターネットが発達してから、分からないことがあれば、
すぐに検索して、調べることができるようになり、
私たちは、「答え」を益々、外(他人)に求めるようになりました。

例えば、どんな食生活が身体に良いか?悪いか?1つ取っても、
マクロビが良いという人もいれば、ローフードが良いという人、
ファスティングで時々リセットするのが良いという人、
粗食が良いという人、1日1食が良いという人、
・・・実に様々な考え方があるわけです。

そして、検索された情報が全て正しいわけではありません。
色々な考え方や価値観、中には本当に間違った情報もあり、
たくさんの情報の中から、自分にとっての答えに気づく力も、
求められるようになりました。

また、コミュニケーションの方法も昔とは随分変わりました。
フェイスブックやLINEなど、見知らぬ人同士が、ネット上だけで
コミュニケーションする機会も増えて、
自分と他人との境界線が曖昧になりやすい環境になって来ました。

例えば・・・

・SNSなどで常に誰かのことが気になってしまい、
まるで監視しているかのように、その人の行動を見てしまう・・・

・人の書いている記事を見て、「その考え方は間違っている」と思い、
それが見過ごせずに、「私がなんとかしなくては!」と思ってアドバイスしてしまう・・・

・メールやLINEなど、返信が遅い、そっけない返事をしたことなどに対して、
腹を立て、相手を責めてしまう・・・

このように、自分と他人の区別がつかなくなると、
他人の領域を侵してしまうことがあります

また、逆に・・・

・招待されたイベントを断ると嫌われるのではないかと思ってしまい
興味も無く、本当は行きたくもないイベントに行ってしまう

・何か意見を求められても、自分の意見がわからず、
つい、相手が言って欲しいだろうことを考えて言ってしまう

・人の顔色や機嫌が気になり、自分のせいではないかと
無意識的に思ってしまう

など、他人に自分の領域を侵されてしまうこともあります。

このようなことは、決して特別なことではなく、社会の中で生きていくと
誰にでも起こりうることですから、みなさんも、心当たりがあるのではないでしょうか。

だからこそ、自分の心や体の声を聴く力、気づき力、意志力、
この3つが、今の時代を生き抜く上でとても重要な力と言えます。

自分の心や体の声を聴く力、気づき力、意志力を高めるために、
カラーセラピーはとても良いツールです。

・潜在意識にしまってある自分の答えに気づく練習ができます
・自分の思考と感情を俯瞰し、心と体の声の聴く力を高めます
・自分はどこに向かいたいのかを確認し、意志力を高めます

カラーセラピーのセッションを上手に受けられるようになると
感性と感覚が研ぎ澄まされ、自分の心や体の声を聴く力、気づき力、意志力が
高まり、外(他人)の言葉に、一喜一憂しなくなります。

すると、情報過多によるストレス、人間関係によるストレスが軽減され
心の健康を保ち、どんな時でも、自分らしく生きることができるようになります。

他人の意見に対して、同調するのではなく、

「そういう考え方もある」
「あなたは、そう思うのですね」

と、自分は自分、他人は他人と、違うことが前提で、
人とお付き合いできるようにもなります。

そういう前提が曖昧になってしまうと・・・
自分らしさが分からなくなってしまいます。
 

自分を活かし、自分の人生を生きられるようになる

私がカラーセラピーを長年やってきた究極の理由は、
自分を生かしきるため、自分の人生を生きるため
それ以外の理由は、何もありません。

私は、以前、猫を二匹飼っていました。
もう二匹とも、先に天国へ行ってしまいましたが、
私は、猫ちゃんたちから、この世の「真理」を学ばせてもらいました。

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それは、猫は、猫として全力で生きていた。
猫であるという特徴を生かしきって最後まで輝いて生きていた。

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ということです。

どの生き物もそうですよね?
桜の花は、桜の花として、輝いて生きているし
たんぽぽは、たんぽぽとして、輝いて生きている。

生き物だけではありません。
太陽は、太陽として毎日、私たちを照らし、輝き続けています。
月は、月として、毎日太陽の光を反射させて、満ち欠けを続けています。

それしかしていません。

私は、私の特徴を持って生まれて来ました。
あなたは、あなたの特徴を持って生まれて来ました。

特徴とは、好きなこと、嫌いなこと、
得意なこと、苦手なこと、長所や短所の中に隠れています。

私の特徴は、

  • カラーについて学ぶことが好きである
  • 難しいことを面白く分かりやすく教えることが得意である
  • 新しいものを生み出すことが好きである
  • アイディアを形にするのが好きである
  • 人がもっと自分らしく生きるための方法を発信することが好きである
  • 自分を売り込むのが苦手
  • 手を上げて発言するのが苦手
  • 外向的ではなく、内向的である
  • 大勢の人と居ると疲れる
  • 人を誘うのが苦手で誘われる方が好き
  • 苦手なことを克服するよりも得意なことを生かすことに喜びを感じる
  • 家事より仕事の方が好き

などなど。

好きで、一生懸命になれるものは、みんな違います。
私が苦手で難しいと思うことが、好きで一生懸命になれることだと言う人もいます。

私は人を誘うのが苦手なので、行ってみたいお店があっても
一人で行ってしまう方ですが、一人でお店に入るのが苦手という人もいます。

こうやって、みんな凸凹があって、それが上手く噛みあうように
神様はきっと私たちを作られたのだと思うのです。


第2章でも述べたように、カラーは色々な分野とつながっています。
だから、今まで、たくさんの方から、

「カラーに出会って、自分の人生を生きられるようになりました」

と言われました。これが、ときめくということです。
カラーは、自分を生かす方法を見つけるキッカケになりやすいのです。

カラーセラピーを通じて、自分がどう生きたら良いのかを考える機会
になっていただけたら良いと思います。

カラーセラピーを学ぶことで、一生懸命になれるものと出会って
良いと思います。

カラーセラピーを学ぶことがきっかけで、
出会いの輪が広がって自分の居場所が見つかって
くれたら良いと思います。

カラーセラピーと出会うことで、自分の中にある宝ものに気づいて、

自分を生かしきり、自分の人生を生きることに
目覚めてくれたら良いなと思います。

これは、きっとカラーじゃなくても、できることかもしれません。

私はたまたまのご縁で、カラーに出会い、一生懸命になれただけで、
タイミングによっては、別なことをしていたかもしれません。
どんなご縁に恵まれるのかも自分の特徴の1つなのかもしれません。

私はこれまで、カラーについて、知識を増やす、
解りやすく説明する方法を編み出す、面白くする工夫をする
取り入れやすい仕組み作りをする、ブログなどで発信する・・・
ということを好きだから、ただひたすら、一生懸命やって来ました。

好きなことを一生懸命やるということは、追い風の中を歩くようなもの。
好きなことじゃなくても、ご縁のあることや得意なことでも良いのだと思います。


どちらにしても、自分のためと思って一生懸命やってみることが、
自分の特徴をみつける近道。
一生懸命になれるものを探すのではなく、何でもまず一生懸命に
やってみることなのかもしれません。

たまたまご縁のあったことでも、得意で人から頼まれたことでも、
苦手を克服することでも、なんでも良いと思います。

楽しいからでも、喜ばれるからでも、
すごいって言われるからでも、お金になるからでも・・・
一生懸命になるキッカケは何でも構いません。
ただのキッカケですから。

好きなことの方が、一生懸命になりやすいというだけです。

自分を生かす生き方をすると、スムーズに前に進んで行きますので
色々なことを一生懸命やっていると、
どれが自分の特徴を生かした生き方なのか分かります。

 

欠乏感、罪悪感、劣等感、無価値観などの幻想から
抜け出して自分を好きになる

人の悩みは大きく分けると3つだと言われています。
それは、「人間関係」「お金」「健康」です。

しかし、実際にカラーセラピーに来られる方の悩みは、
違うところにあることが多いです。

愛する人に囲まれていて、人間関係が良好で
お金の心配も無く、自分も家族も健康と言う人が、
他にどんな悩みが考えられると思いますか?

それは、欠乏感、罪悪感、劣等感、無価値感、被害者意識などから
自分が作り出している幻想(思い込み)による悩みです。

つまり、自分の考え方の癖が問題を引き起こしていたり
悩みだと感じていて、そのループにはまり込んでしまっている状態です。

例えば・・・

  • 私ばっかり〇〇だ → 被害者意識
  • 〇〇のせいで私は → 被害者意識
  • どうせ私なんて〇〇だし → 劣等感、無価値観
  • あの人ばっかりなぜ〇〇なんだ → 欠乏感
  • 私だって〇〇になれるはず → 欠乏感
  • もっと〇〇があったら → 欠乏感
  • 〇〇なのは私のせい → 罪悪感
  • あの人をなんとかしたい → 罪悪感、無価値観

このような考え方が、
自分は不幸である幻想を作り出し
愛や豊かさを受け取ることを拒否し、
自分探しや幸せ探しをしてしまうのです。

幼少期からの根深い癖などは、専門の治療家にお任せするとして
今まで幸せを感じていた人でも、環境によって、そのような思い癖に
いつの間にかなってしまう・・・ということがあります。

そのような時こそ私たち、カラーセラピストの出番かなと思います。

例えば、

  • 子育てをしているとき
  • 違う価値観を持った人との生活や行動をしなければならなくなったとき
  • 転勤で知り合いが誰もいない場所に引越しをしたとき
  • 仕事で大きな失敗をしたとき
  • 自分の夢をあきらめなくてはならなくなったとき
  • 思うように前に進まないとき

など、何かがきっかけで、自分の中にあった
欠乏感、罪悪感、劣等感、無価値感、被害者意識などが
出て来ることがあります。

もしかすると、それは、お金の問題がキッカケかもしれないし、
人間関係なのかもしれません。
キッカケはどうあれ、自分の中に合った
欠乏感、罪悪感、劣等感、無価値感、被害者意識などが
出て来ることが誰にでもありうるのです。

その時、自分にこうした感情があったこと、こういう考えをしてしまうことに
落ち込み、罪を感じ、責め、自分を嫌ってしまうことがあります。
逆に、自分を嫌わないために、自分を守るために、攻撃的になることもあります。

いずれにしても、このループから抜け出さない事には
自分でストレスを作り出し、更には、大切な人との関係が崩壊し、
悪循環となってしまいます。

カラーセラピーを学び深めていくと、そういう自分に早く気づけるようになります

それは、1日ただ資格を取るために習ってお終い・・・にするのではなく、
カラーセラピーをすることで、自分の心はどうなって行くのかという
探究をすることです。

学び深める方法は、色々あります。

  • プロのカラーセラピストのセッションを受けながら自分の変化を探究する
  • 色の意味やその心理を学び、自分や周囲の人に置き換えながら探究する
  • 誰かにセッションをさせていただき、学ばせて頂く
  • このようなことを<ライフワークして行くと、いつの間にか、
  • 自分も家族も、心がいつも健康な状態でいられるようになります。

今、あなたの心は健康ですか?

 

自分育てとコミュニケーション力アップしてより良い人間関係が築ける

生きていれば、悩むことや、ストレスのたまるような出来事は誰にでもあります。
そして、ストレスは知らず知らずのうちに、溜め込んでいることがあります。

体が疲れた時に、自分でケアする人は多いと思いますが、
案外、心のケアを意識的にしている人は少ないのではないでしょうか。

カラーセラピーは、心のケアと自己成長の両方をサポートします。

 


私は講座の中で、
「カラーセラピストは、アドバイスをしません。」
と、お伝えするのですが、意外とこれが難しいのです。

セラピスト自身が無価値観や罪悪感を持っていると、
「何とかしてあげたい」という気持ちが働いたり、
自分に価値がないと思ってしまって、ついお節介にも
アドバイスをしてしまいたくなるのです。

また、セラピストが、クライアントの問題に投影し、
自分の価値観を押し付けて、助言してしまうことがあります。
あるいは、嫌われたくないという気持ちが働いてしまい、
ネガティブなキーワードが伝えられないということもあります。

そうならない為にはセラピスト自身の心が整えられている必要があります。

アドバイスしてしまう要因は、クライアントが依存的な場合も考えられます。
セラピスト自身にも依存があると、その罠にはまってしまい、
求められるがままに、ついアドバイスをしてしまうのです。

これは、セラピストがクライアントに良く思われたい気持ち、
手柄を立てて感謝されたい気持ちなどに依存していると起こります。

このようなことは、ここでどれだけ文章でお伝えしたとしても
実際に体験してみないと分からないことかもしれません。
頭で分かっていても、いざやろうとすると、結構難しいものです。

また、セラピーをする側になることで、自分の奥深くに潜んでいた
無価値観、罪悪感、自己否定、依存などが見えて来ることもあります。

だから、セラピストとして人にセッションすることは
自分育てにも役に立ち、コミュニケーション力も向上します。
しかも、色彩心理なども学べて一石二鳥なのです。

私は、カラーセラピストからセッションを受けることも良いと思いますが
カラーセラピスト講座に参加して、人にセッションをする体験も
とても人生で役に立つ体験ではないかと思っています。

色の意味も解り、思想や心理学など様々な分野とも繋がっている
カラーセラピーをぜひもっと多くの方に知ってもらいたいと思います。

私はカラーセラピーを普及することで、
みんな自分をケアすることができて、
自分を生かす方法が分かって、
自分の人生を生きることができる<
そんな世の中にして行きたいと願っています。

第3章終わり。

つづく