こんにちは。

 

第3章自分探しではなく、自分と向き合うカラーセラピーの続きです。

それでは、TCカラーセラピーシステムのワークをご紹介して行きます。

 

③あなたは、どんな人?どんな性格?

さて、カラーセラピーはどのような人が受けると良いのかについて
お伝えしましたが、ご理解いただけましたでしょうか?
TCカラーセラピーは、クライアントのセッションの意図や状況に応じて
いくつかのセッションを使い分けられるようにしています。
もう少し詳しく見て行きましょう。

肩書や家族構成、出身地などを言わずに、
「あなたは、どんな人?どんな性格なのか自己紹介して下さい。」

と言われて、すぐに答えられる人は、どのくらいいるでしょうか。

日頃から、自分とは、こういう人であるということを言葉にしていないと
なかなか話すことができないのではないでしょうか。

TCカラーセラピーシステムには、現在3つのセッションがあります。

  • パーソナリティ・ストーリー・ワーク・セッション
  • ハイヤーセルフとつながるワーク・セッション
  • ヴィジョン・スパイラル・セッション

この3つのセッションのうち、パーソナリティ・ストーリー・ワーク
「私はこういう人である」と、自己認識するためのワークセッションになります。

選んだ色で、性格が分かる訳ではありません。
選んだ色で、分析するわけでもありません。

本来、自分がどんな人なのかということは、1日あっても語りつくせないと思います。
そこで、自分がどんな人であるのか、その一部を語ってみようというのが、
パーソナリティ・ストーリー・ワークです。

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そして、この「私はこういう人」という概念は、流動的であって良いのです。
なぜなら、私たちには無限の可能性があるからです。

自分で決めつけた概念に縛られて、自分の可能性を狭めるのではなく
今、自分は自分のことをどのような人だと思っているか?
それを時々確認することで、「自分」がどのように変容しているかが分かります。

私たちは、過去の体験を基に、「私はこういう人である」という概念を作ります。
そして私たちの記憶は、とても曖昧なものなので、
「私はこういう人である」という概念も歪曲されていることが多いのです。

歪曲したままの自己イメージを無意識的に持ち続けると
「どうせ自分はこういう性格だから」という前提ができてしまい、
せっかくチャンスがあってもつかめなかったり、
せっかく上手いやり方を教わっても素直に受け入れられなかったりします。
また、「自分はこうであるはずだ」という過去の栄光などから、
現実と理想の自分のギャップに悩んだりすることもあります。

だから、時々、自分で自分をどういう人だと定義しているのかという
確認作業をすることで、自分の可能性を広げることができるのです。

本当は、「今ここ」にだけに集中して生きて行ければ一番良いのですが、
社会の中で生きて行こうとすると、なかなかそれができませんよね。

ついつい・・・相対的に自分を観察し、知らず知らずのうちに
無意識の世界で「私はこういう人である」と定義してしまうものです。

無意識の世界は感情と感覚だけで、言語がありません。
だから、無意識の世界で定義してしまっている「私はこういう人である」については、
自分では、なかなか気が付けず、モヤモヤとした状態で心の中にあるものです。

だから、それを言葉にして取り出してみるのです。
どのようにして取り出すのかと言うと、パーソナリティ・ストーリー・ワークでは、
無意識の世界とつながりやすい「直感」を働かせて色を選んでもらいます。

その色の意味から、自分を「感じて」もらい、
感じたことから出来事を「思い出して」もらいます。
それを言葉で表現してもらうということを行って行きます。
私たちカラーセラピストは、クライアントが自分の言葉で話すことをサポートします。

言葉で表現してもらうことで、顕在意識のレベルで自己を「認識」できるからです。

話してもらう内容は、

  • 今の状態や本質的な部分
  • 周りとどうつながっているか(人間関係)
  • 他者評価(人からどう見られていると思うか)、あるいは、理想の自己像

いきなり、話して下さいと言われても、どこからどう話したらよいか分かりませんよね?
だから、話すキッカケとして、セラピストは、選んだ色の意味を使って
クライアントに、言葉掛けをするのです。

あなたはこういう人です。
あなたはこういう傾向があります。

と、分析して決めてもらうのではなく、
自分で自分のことをどんな人だと思っているのかを自分で確認する
それが、パーソナリティ・ストーリー・ワークなのです。

それでは、体験版になりますが、少しだけ
パーソナリティ・ストーリー・ワークを体験してみましょう。

 

 

④パーソナリティ・ストーリー・ワークを体験してみよう!

さて、それではパーソナリティ・ストーリー・ワークを体験してみましょう。

と言っても、実際のセッションは1時間くらいかけてじっくり行うものなので
これは、簡易版とお考え下さい。

また、実際のセッションは言葉掛けをして終わりというものではありません。
ここに書いている言葉掛けはごく一部です。
そして、実際にはコミュニケーションしながら話の内容を掘り下げて行くものなので
ほんのさわり程度しかつかめないかもしれません。

気になる方は、信頼できるカラーセラピストさんのところに行って、
実際のセッションをぜひ、ご体験下さいませ。
 

<色を選ぶ>


1.次の3つの色から、直感で気になる色を1つ選んで
  左下の「〇」の上に置いて下さい。
(ボトルを1つ選んで置くイメージをして下さい)

 

  
 2. 次の3つの色から、直感で気になる色を1つ選んで
  右下の「〇」の上に置いて下さい。
(ボトルを1つ選んで置くイメージをして下さい)
  

 

 

 

 
3.次の6つの色から、直感で気になる色を1つ選んで
  一番上の「〇」の上に置いて下さい。
(ボトルを1つ選んで置くイメージをして下さい)

  
 
色の意味をこれからお伝えして行きます。
あなたが選んだ色の意味から、自分の内面を探ってみましょう・
良い、悪いではなく、自分は今、何を感じ、どう思っているのかを見つめましょう。
 

<解説>

1.左下に置いた色から、あなたの本質や置かれている状態について
  みつめてみましょう。

レッドを選んだ人は、次の質問から自分を見つめてみましょう

 

 
イエローを選んだ人は、次の質問から自分を見つめてみましょう


ブルーを選んだ人は、次の質問から自分を見つめてみましょう

 
 

2. 右下に置いた色から、人間関係、誰かと一緒に居る時のあなたについて
  みつめてみましょう。
 

 オレンジを選んだ人は、次の質問から人間関係について見つめてみましょう

  
グリーンを選んだ人は、次の質問から人間関係について見つめてみましょう

  
  
パープルを選んだ人は、次の質問から人間関係について見つめてみましょう

  



3. 一番上に置いた色から、なりたい自分、人に見せている自分について
  みつめてみましょう

コーラルを選んだ人は、次の質問からなりたい自分や人に見せている自分について
見つめてみましょう

 

 
ゴールドを選んだ人は、次の質問からなりたい自分や人に見せている自分について
見つめてみましょう

 

ライムを選んだ人は、次の質問からなりたい自分や人に見せている自分について
見つめてみましょう

 

ターコイズを選んだ人は、次の質問からなりたい自分や人に見せている自分について
見つめてみましょう

 

インディゴを選んだ人は、次の質問からなりたい自分や人に見せている自分について
見つめてみましょう

 

ピンクを選んだ人は、次の質問からなりたい自分や人に見せている自分について
見つめてみましょう

 
さて、如何でしたでしょうか?
 

実際のセッションとは少し違いますが、このように色の意味を使って
言葉掛けや質問を行って、クライアントが自分で自分をどのような人だと
思っているのかを引き出し、それをセラピストは受容共感しながら傾聴し、
最後に、「あなたはこういう人なのですね」とクライアントが話してくれたことを
バックトラック(繰り返し伝える)で確認して行きます。

カラーセラピーでは、誰もが全ての色を持っていると考えます。

 
  
例えば、今日はブルーを選んだとしても、1週間後はレッドを
選ぶかもしれません。

また、同じ色ばかり選ぶと言うことは、選べない色があるということになります。
その選べない色とは向き合いたくないというサインでもあるのです。
例えば、レッドは滅多に選ばないという人は、もしかしたら、
レッドの持つ意味の中に、あなたの向き合いたくないテーマが
隠れているのかもしれません。

カラーセラピーは、無理強いするものではありません。
クライアントが選んだ色は、「今この色と向き合いたい」というサイン。
選ばない色から無理矢理、気づかせようとしなくても良いのです。

いつか選べるようになった時に、あの時なぜ選べなかったのか
ということもきっと分かるからです。

そして、どの色も好きで、どの色に対しても肯定的であることが心の健康。
どの色の要素を持っている「人」も、肯定できる方が人間関係のストレスも
少なくなるのではないでしょうか?

また、このパーソナリティ・ストーリー・ワークは、
個人セッションだけでなく、グループや断定でも行えるワークです。
個人セッションでは主に、自己認識、自己受容を目的としていますが、
グループや団体セッションでは、他者理解のワークとしても活用できます。

つづく