こんにちは。

 

色(カラー)を学ぶと言うと、みなさんはどのようなイメージがありますか?

実は色と言うのは、モノにくっついているわけではありません。

また、光の中に在るわけでもありませ。

色は、私たちの脳の中で、光の波長の違いを識別する感覚があるから

色が存在するのです。つまり、脳が色を作り出しているのです!

だから、色を学んで応用できる仕事は多岐に渡ります。
 

第2章 
色の好きな人が色を仕事にできる理由

色彩の知識を活かした仕事は、大きく分けると企業相手と個人相手のお仕事があります。
カラーサロンとは、個人のお客様に、
色彩を使って、輝かせるサポートをするサロンのことです。

そして、カラーを学んで活かす方法は、大きく分けると3つあります。
 

  • 色彩を商品や環境などに活かすカラーコーディネート

  • 色彩を心理に働きかけるカラーセラピー

  • 色彩を人の印象アップに活かすパーソナルカラー

 

①色を学ぶと、やりたいことが見つかる理由

色は自然の中に溢れています。
その色を扱うお仕事は、無限にあります。

人間が見分けられる色は、数百万色から1000万色と言われています。
最近の研究では、人類の12パーセント程度の人が、潜在的に
1億以上の色が見分けられるという報告もあるようです。
 

色を学ぶということは、1つは大脳生理学や光や波長という物理学を

学ぶことも含まれます。

そして、その色というものを私たちは日常で利用して生きています。

カラーを学ぶということは、色を機能として調整する方法や、

色を美的に調和させる方法、そして、色の効果を利用して心と体に働きかける方法

などがあり、生活や仕事に生かせる分野は多岐に渡ります。
 

私がカラーで一番初めに学び、お仕事にした分野は、カラーコーディネートでした。

 


現在は、色彩の分野もたくさんの検定や資格ができましたが、
当時は、色彩検定ができたばかりで、1級は、なんとテキストもなく・・・
受験するのに情報がなく、本屋さんに行っても色彩関係の本は
ほとんど売っていませんでした。
検定団体も、まだ方向性が定まっていなかったのでしょう。

私が当時、カラーを学んで一番衝撃を受けたのが、
配色にはルールがあって、そのルールを学ぶことで、
誰にでもセンスよくコーディネートできる
ということでした。

それを聞いただけでも、様々な仕事に活かせるイメージが湧きますよね?

配色ルールを学ぶためには、色の仕組みを知らなければなりません。

その為、色の基礎知識と言えば、「色の正体」「色の記録・伝達方法」
「混色理論」「色彩心理」「色彩調和」「色彩計画」などを学びます。

そして、色彩の基礎理論を何に活かすかは多岐に渡りますが、代表的なのが
「ファッション」「インテリア」「エクステリア環境」「プロダクト商品」です。
他にも、Webデザイン、ヘアメイク、ネイル、グラフィックデザインなど
デザイン職の他、販売、販売促進、広報、プレゼンテーションなど、
仕事に活かせる分野は幅広くあります。

今持っている仕事のスキルに活かすこともできますし、
色彩理論を学んで興味のある分野を絞って、それを極めてその分野の専門家として
起業したり、フリーランスでお仕事をして行く方法もあります。

だから、カラーが大好きな人は、もし今具体的にやりたい仕事が分からなくても
これからやりたいことを見つけるための入り口になるのでお勧めです。
 

②色で魅力を引き出し人生にときめきを与える仕事

私がこれまで教えて来た受講生も、自分で仕事が出来たら良いのに
と潜在的に思っていたり、時間に拘束されずに自由に空いている時間で

 

仕事ができるフリーランスに憧れている人がたくさんいました。

でも、何がやりたいのか分からないけど、何にでも活かせるから
「とりあえずカラーを学んでみたい」と思って受講しに来られる方が

とても多く、その後、様々な分野で活躍されています。

 



キレイな色がたくさん並んでいると、ワクワクしますし、
何だかよく分からないけど、学んだら面白そう。
そんな風に、少し目的がぼんやりしているけれど、
何か自信を付ける為に資格が取りたい、仕事に活かせる何かを
学んでみたいという理由で、カラーを選ぶ人が実は大半です。

そして、スクールを卒業するころは、やりたことが見つかったり、
次の目標が見えてきたり、スクールに通った1年間で満足したりと
どの受講生も、講座が修了するころには、不思議とキラキラと輝いていました。

「カラーを学び始めてから、勉強の仕方が分かりました。
学生時代にカラーと出会っていたら、もっと勉強したのに・・・」


そんな言葉をよく受講生から聞くことがありました。

今まで、勉強が嫌いだと思っていた人が、興味のあることを学び、
好きな分野と出会って、検定に合格したいと言う目標が生まれて
一生懸命勉強する自分に、何より感動しているのが伝わって来ます。

中でも印象的だったのが、
「私は中卒です。中学生の時、こうやって勉強していたら、
高校に行っていたかもしれません。でも、高校を卒業していない私でも
色彩検定に合格で来て、勉強の仕方が分かって自信にもなりました。
この先も、興味のあることを勉強して夢を実現させたいです」

この受講生は、その後、大検を受けられました。
私は、この時の嬉しさを一生忘れないでしょう。

人生がときめけば、どこからでもやり直せるということを
私はその受講生から教えていただきました。

色の学びは、楽しく面白く、人を夢中にさせる力があります。
そして、学んだあとは身近に生かせて、自分の可能性を広げ、
人生をときめかせることのできる魔法の力があるのです。

もちろん、それは、カラーコーディネートだけでなく、
パーソナルカラーやカラーセラピーにも、

人の魅力を引き出して人生をときめかせる力があります。

カラーコーディネートは、色の知識以外に、
専門分野の知識と経験、プレゼンテーション力などが必要で
企業を相手にする仕事や企業内でチームの一員としてする仕事が中心。

それに対して、カラーセラピーやパーソナルカラーは、
主に、個人を相手にした仕事になります。

カラーサロンとは、個人のお客様に、
色彩を使って魅力を引き出し、人生にときめきをもたらせるサポートをするサロンのことで、カラーセラピーが内面、パーソナルカラーが外面にアプローチするものです。

では、もう少し具体的に説明して行きましょう。


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