ギター演奏会から「コレクション大航海」蝦夷発→異国経由→兵庫行@神戸市立博物館
思い出深いオリエンタルホテルの並びにある神戸市立博物館。
神戸の代表的な美術館は、先日行った王子動物園(近くに横尾忠則現代美術館がある)から海側へ向けて下って行った先にある兵庫県立美術館なので、改めて行ってみたいけれど、今日は博物館の気分に従った。
その前に、塩屋のカフェ・ティンカーベルで中南米のクラシックギター演奏会(宮本政朋氏)を鑑賞してから、博物館へ。
本当は静養すべきなのに動き回ってしまうのは、いつも世界が明日終わってしまいそうな気がしているからなのだが、ベースにはウィンターブルーがあるし、過活動が自分には良くないと知っているので、たぶん再び緩やかモードに切り替えながらバランスを取るのだと思う
重厚な入口から中へ入り、チケットカウンターでマイナンバーカードを提示すると割引になる。
3階から展示を見て回るシステム。
「蝦夷地へのまなざし」〜「江戸時代の異国趣味」〜読みなおす、兵庫の津」(ひょうごのつ)という流れ。
ふりがながふられていなくて自分で調べることが他にもあったのだけど、「兵庫津」を「ひょうごのつ」と読むことを知っている人はどのくらいいるのだろう?
大航海時代以降、多くの探検家たちの航海により、世界の全貌が明らかになっていったものの、ヨーロッパから遠く離れ、寒さの厳しい日本北辺は、長きにわたって未知の土地だった。
なので、地図上では北海道や樺太については省略されて描かれていたりして、19世紀頃になってようやく現在とほとんど変わらない地形が知られるようになったようだ。
当然ながら、日本人にとって海のはるか向こうにある国々に対して想像力がかき立てられたのはいうまでもない。
やがて南蛮貿易によってもとらされたヨーロッパの文化は、医学、天文学、鉄砲製造、食、遊戯など幅広く、芸術面では洋風画が描かれ、異国趣味として様々な美術品に表現された。
そして、港湾都市神戸の歴史に繋がっていく展示は見応えがあったが、常設展もかなり面白いものだった。
解体新書などかつての医学書や薬の解説、ガラス器具類といった展示は、見ていて飽きない。人体模型を見ては胸をときめかせた子供時代を思い出す。
もっと元気な時にじっくり読みたい内容。
このガラス瓶に香水を入れてみたい。
眼科の絵でレジデンツを回想する。
解体新書。
青銅鉾が展示されているコーナー。
ほんとか、もっとコンディションが良い時に再来したい。
落ち着く博物館カフェは、TOOTHTOOTHの系列「凸凹茶房」。
(お互いに)併設されているミュージアムショップも素敵なのだ。
ナイトタイム・ミュージアムで音楽ライブもあったけれど、疲れていたのでまた今度。
疲労を治していかないと。
…おやすみなさい(猫写真も)、良い夢を…
Bon Voyage★