”ミュゼ・イマジネール”(空想美術館という名の雑貨屋さんから巡る思い出) | dramatique

”ミュゼ・イマジネール”(空想美術館という名の雑貨屋さんから巡る思い出)

これまでにも触れたことがあると思うけど、2011年頃まで、六本木ヒルズに【ミュゼ・イマジネール】という幅広くライフスタイルを提案する雑貨屋さんがあった。

 

でも、東北の震災後、店じまいしてしまった。生活を豊かに楽しむどころではないと判断されたのだろうか。


その当時、並びにあった【アフタヌーンティー】もほぼ同時に閉店してしまった。アフタヌーンティーの思い出はどちらかというとパルコ3でのカフェオレボウルなので、それはまた別の機会に書いてみたい。

 

一方で、震災の後、毎日の暮らしや各地域、文化を見つめ直すつもりでスタートしたのが【TODAY'S SPECIAL】だというから面白いものだ。

 

今の部屋にある生活雑貨で、大事にしている物はほとんど【ミュゼ・イマジネール】か【F・O・B・COOP】のどちらかで手に入れた物だ。

長い年月と引っ越しを経ても、ついて来てくれている生活の基本であり美学。そこに最近【TODAY'S SPECIAL】の物やあちこちで出会った物が加わっている。
 
訳あって手元に残っていない品々のことも鮮明に覚えている。そして、彼らが待ってくれている天国に、私はそのうち還れたらと思う。そのことについても、また別の機会に書いてみたいけれど。

 

【ミュゼ・イマジネール】(空想美術館)という素敵な名前のこのお店は、自由が丘にある【私の部屋】(50周年!)の系列だったと思う。

 

【私の部屋】は筋金入りのライフスタイルショップだ。代表の言葉を折に触れて読むと、感動で震えてしまう。

 

 

 

また、同じ自由が丘に第1号店を構えた【キャトルセゾン】(35周年!)も好きなライフスタイルショップだけれど、これまた【私の部屋】の系列である。

 

パリジェンヌになったような気分を日常で味わえるような、小粋でお洒落な店内にあるものは、全部欲しいと言ってもいい。


でも、買えるものには限りがあるから、厳選に厳選を重ねて、あとは眺めるだけという…

 

 

キャトルセゾン神戸は2号店だったのだけれど、つい先日閉店してしまったらしい。神戸の風土にマッチした雰囲気の店構えだったので、とても残念だ。いつまでもあると思ってふと気を抜いていると、こうして突然無くなってしまう。

 

神戸・大丸の旧居留地のレトロな建物にあるアフタヌーンティーは健在だけど(私の部屋とアフタヌーンティーはほぼ同時期にスタートしたことになるから、やはり生活を豊かに楽しむ文化が芽生えて発展した時期なのだね)、先のことはわからないから、今を存分に感じながら生きていくしかないのだと思う。

 

昨日からの冷たい雨で桜はかなり散らされてしまったね。でも、今日はナニワヤスーパーで桜そばを見つけたから、後々まで想うことにする。



黒猫コクトーはキリリと写るけど、実際はとてもひょうきんな顔をしている。



コクトー「この窓辺でずっとお花見しているんさ〜黒猫


そして、ルナ氏はやたら愛くるしい顔をしているんだな。



ルナ氏「サンキュ〜ネコ

 


…花冷え厳しき折、ご自愛のほどを…

 

 

Bon Voyage★