今日の気分:『汚れた血』より『モダン・ラヴ』 | dramatique

今日の気分:『汚れた血』より『モダン・ラヴ』

今、新型コロナウイルスの蔓延に覆われた世界にいて、ふと思い出したのが、レオス・カラックスの『汚れた血』(1986)という映画の存在だ。そんなわけで、今日は映画/音楽がテーマ。

 

しかも何と、本作はAmazonプライム・ビデオでも鑑賞できるらしいので、まだの方も何度目かの方もぜひねこへび

 

 

シネマライズ(懐かしい…)のオフィシャルサイト↓から引用


◆ものがたり

あと数年で21世紀を迎えようというパリ。彗星が接近しているため、夜でもおそろしく暑い。そして人々は愛のないセックスによって感染する新しい病気「STBO」の蔓延におそれおののいていた。
天涯孤独となったアレックス(ドニ・ラヴァン)は、どこか別の場所で、新しい人生を送りたいと思っている。ガールフレンドのリーズ(ジュリー・デルビー)と過ごす、愛のひとときも彼には無意味で、ただここから抜け出せればよかった。
中年の男マルク(ミシェル・ピコリ)と美少女アンナ(ジュリエット・ビノシュ)に誘われアレックスは脱出のための金欲しさに、犯罪に手を貸す。マルクは亡き父の友人で、アンナはマルクの情婦。いつしか、アレックスはアンナを愛するようになるのだが・・・


 

で、この映画のクライマックスで疾走するドニ・ラヴァンのバックで流れるのが、デヴィッド・ボウイの『Modern Love』なのだよね。

 

以前にも取り上げたことがあると思うし、あまりにも有名なシーンだけれど…

 

 

「愛は、伝染する。」というキャッチコピーが、ウイルスの蔓延によって「ソーシャルディスタンス」を呼びかけられている今見ると、何とも言えない変な気分になる。
 
まさに今、人類が重要な局面に立たされているのは言うまでもないわけで…

この機会に改めてしみじみ鑑賞してみたい。

 

Mauvais Sang

 

監督:レオス・カラックス

出演:ドニ・ラヴァン、ジュリエット・ビノシュ、ミシェル・ピコリ、ジュリー・デルピー、ハンス・メイヤー、キャロル・ブルックス…

1986年/フランス/125分

 

映画『汚れた血』 シネマライズ オフィシャルサイト

 



ルナ氏「がお〜ねこへび




引き続き、どうぞご自愛ください。


 


Bon Voyage★