『あしたは最高のはじまり』 | dramatique

『あしたは最高のはじまり』

笑顔になれる洋画特集ということで、ユーゴ・ジェラン『あしたは最高のはじまり』(2017)をWOWOWにて鑑賞。

オマール・シー主演。

番組の冒頭で小山薫堂さんが「オマール・シーという俳優が大好きだ。見てるだけでハッピーになる」と話していたけど、私も同感だ。彼の笑顔はピカイチだと思う。

本作でも、オマール・シーは出て来るだけで何だかおもろい雰囲気を発散している。どんなに大変なことが起きても、彼は持ち前の明るさで切り抜けていく。

それって、人生の処方箋になるキャラクターなのかもしれない。


南仏コートダジュールで観光客の案内をしながら気楽に過ごしていたサミュエル(オマール・シー)だが、ある日突然、かつて一夜を共にしたらしいクリスティン(クレマンス・ポエジー)が現れ、彼の娘だと主張してグロリアという赤ちゃんを置き去りにする。サミュエルはクリスティンを追いロンドンに渡るが、彼女には会えず、仕事もクビになってしまう。途方に暮れた彼はロンドンで出会ったベルニー(アントワーヌ・ベルトラン)からスタントマンの仕事を斡旋してもらい、一緒にグロリアを育てていくのだが…


いつだってこのクリスティンという女性は突然現れてサミュエルを掻き回し、挙げ句の果てにはグロリアの親権を巡って争う態度を見せていく。

女って…と残念に感じさせられる作りが多いのは仕方ないのかな。

様々な捉え方があると思うし、語弊があるかもしれないけれど、良い意味でオマール・シーによるヒーリングが欲しい時におすすめ。






人生色々、自分の感じ方次第なのだということを思い出させてくれて、励まされる人もいると思う…素直な映画です。


Bon Voyage★