『追憶の森』 | dramatique

『追憶の森』

備忘録として。

劇場で観そびれていたガス・ヴァン・サント『追憶の森』をWOWOWにて鑑賞。

 

主役を演じるマシュー・マコノヒーがナオミ・ワッツ演じる妻を失い、自殺するために富士の樹海を訪れ、渡辺謙演じる謎の日本人と出会い、過去を反芻しながら彷徨い、生と死に向き合う体験を経て助かる…みたいな話なのだが…

 

放映した番組でもこの映画がカンヌでブーイングされた経緯が語られていたし(なぜわざわざ日本の樹海へ?…など設定について)、様々な映画レヴューでも色々書かれているように、ガス・ヴァン・サントだと思って観ると、拍子抜けしてしまうかもしれない。

 

確かに、そうなのだ…

 

そうなのだが、マシュー・マコノヒーの素のようにナチュラルな雰囲気は新鮮だし、森の精霊(にしてはくたびれているし、とってつけたような登場だけど)のような謙さんもまあ…うん。

 

人生について、ふとスピリチュアルな要素を伝えたくなる気分だったのか。


ただ、とてもあっさりした、そのくせちぐはぐなわざとらしさを感じてしまうのは、手強い森という底知れない舞台にうっかり手を出してしまった故かもしれない。

 

 

作品情報の詳細は割愛します。

 


Bon Voyage★