すべては相手にある | 『社長の営業道』

『社長の営業道』

「営業が苦手」「経験がない」「そもそも営業したくないから社長になった」経営者のあなたのために、トップセールスの秘訣や考え方について、私が出会った100人以上の社長さんから学んだ実体験を交えてお伝えするブログです。

ご存知の方も多いとは思いますが、 

私は「共感力」についての専門家です。 


女子野球の指導者として、 

選手達から気づかせてもらった共感力。 


その共感力をビジネスに活かすという講座を 

これまで開催してきました。 


「共感力×セールス」の講座を東京・大阪で 

各2期ずつ開催し、 

「共感力×リーダーシップ」の講座を 

東京・大阪で各3期、仙台でも開催しました。

(現在4期募集中です。詳しくはこちら↓) 

http://www.sky-cslt.co.jp/class/elc_1911.html?fbclid=IwAR2lU98Uzeh5jb9l2ohkvAurDbZ303JMuu0BkuUEDIW_dCv7eppNQcxsWLw 



本業は「販売促進プロデューサー」として、 

上場企業の販売促進に関する企画・制作・実行

さらにはモデル撮影やブランディングの支援等

売上拡大のサポートをしています。 




その「共感」ですが、 

これは相手に主導権があります。 


こちら側が「共感してください」と 

いうものではなく、 

言葉やシーンなど何かに触れた相手が 

「共感した」というものです。 



「感動」もよく似ていて、 

相手に主導権があります。 


人が一生懸命何かに取り組んでいる姿を見て 

感動した!となるわけで、 

本人からすると何も感動させようとして 

一生懸命しているわけではありません。 



言葉は受け取り手のものだと教わりました。 


発した側がどんなつもりであろうと関係なく 

受け取った側がどう捉えたのか、 

その主導権は受け取った側にあるのです。 




先日、ある成功者とご一緒した時のこと。 


この方は絶妙のタイミングで私の前に現れ、 

絶妙のタイミングで人を紹介して下さる方で

長くお付き合いをさせていただいています。 


先日、勇気を出して聴いてみました。 


「なぜ私にご紹介して下さるのですか?」


すると、返ってきた答えは 

「中田は自分から紹介を欲しがらないから」 

というものでした。 


続けて、 

「多くは私に(あの人)を紹介して欲しい

と言ってくる。ほぼ初対面の人に限って、 

ストレートに(あの人)の紹介を欲しがる。 


しかし、考えてみて欲しい。 


私が(あの人)と懇意になるまでに、 

どれだけの時間を使ってきたと思う? 

どれだけの努力をしてきたと思う? 

もちろんお金だって使ってきた。 


よくわからない人を紹介したとして、 

もし何かあれば、私の信用はどうなる? 

これまで積み重ねてきた信用なんて、 

一瞬で失うことぐらいわかるよな? 


帝国ホテルのサービスの教訓として有名な 

「100-1=0」の通り、 

100積み上げてきた信用なんて、 

1つのミスで0になる。99じゃない。 


紹介というものは、主導権は私にある。 


中田と会わせたい、会えば何かが起こると 

私が感じた時はもちろん紹介するし、 

実際にその通りにしている。 


これはケチとかいうレベルの話じゃなく、 

『紹介責任』という重い話だ。 

多くの人はこの「責任」を軽く見ている。」
 



いかがでしょうか? 


私も仕事上、紹介して欲しいという依頼は 

後を絶ちません。 

もちろん、必要な方に必要なタイミングで 

お繋ぎすることも頻繁にしています。 


パーティーや交流会などで 

「自由に繋がってくださいね!」というのと 

個別に紹介することとは全然違います。  



紹介する側に「責任」が付いてくるので、 

紹介する側が「主導権」を持たなければ 

リスクでしかなくなる
からです。 


事実、先に書いた 

共感リーダーズクラブのメンバーは 

最初に安全な場作りをしているので、 

自由に交流しビジネスにつなげたり 

お互いの輪を広げたりしてくれていて、 

それは主催者として嬉しい限りです。 



私自身、長く法人営業に関わってきました。 


目の前のクライアントのお役に立つ前に、 

メインの部署を紹介して欲しいなんて 

口が裂けても言えません。 


まず目の前のクライアントに成果を出して 

その結果、他部署を紹介したくなるような 

人物になることが肝要なんです。 


つまり、私がお伝えしたいことは 


主導権は相手にある、ということ。 


共感して欲しいと狙うのではなく、 

あなたの言葉や姿勢に相手が共感する。 


感動させようとするのではなく、 

あなたの必死さを見て相手が感動する。 


紹介して欲しいという前に、まず努力して 

紹介されるような人物になる。 


主導権は相手にあるのです。 


そのことをよく理解した上で、 

自分自身は本気で物事に取り組み、 

その姿を見た誰かの勇気や感動や共感に 

つながればいい。 




自分のポジションで全力を尽くし、 

その姿を見た誰かが紹介したくなるように 

己を磨けばいい。 



と、私は考えていますが 

あなたはいかがでしょうか? 



長くなってしまいました。 

今日はここまでとします。 


最後までお読みくださり 

ありがとうございました。