院長のなかすじです。
本日、ある IT 長者のご子息が来院。(親御さんからのご紹介)
今まで渋っていた親知らずの抜歯のご予定でした。
幾度となく、虫歯になっている親知らずの抜歯の必要性をご説明したことか・・・・・。
で、とうとう本日 → X Dayの日。
しかし・・・・・
受付で、「抜歯より、甘い物がしみる所を診て欲しい!」との声が聞こえてきます。
「だから~、その親知らずが虫歯なの~。抜いていいかしら??」 にこと私。
今日こそは、抜くわ!と私は、抜く気満々です。
観念したご子息は、診察台へ。
「上顎の親知らずは、抜く時の音が大反響になるので、ビックリしないでね」
「麻酔が効いているので、痛みは無くとも、押される感じはわかるのよ」
にこ にこと私。
これだけ、前振りして抜歯開始です!
で、お陰様であっと言う間に抜けて、終了~。
ご子息、拍子抜け。(本当に1分で抜けました。良かった!と心の中でささやきました。手こずったら恥ずかしいですから)
で、抜けた歯を見て抜いてよかった事に納得!!
意地になって親知らずを残しても、いざぼろぼろになってから抜こうとすると、歯の頭が欠けてつかめなくて骨を削らないといけなくなります。
また、お歳になってからだと→骨と癒着して抜歯が大変になったり、お薬の服用でタイミングが難しかったり。。。
不潔な親知らずを放置しておくと・・・・・・
→誤飲性肺炎に→お亡くなりになる原因の3位か4位の上位なんです。
→若くて治癒能力があるうちにさっくり抜いちゃいましょう!と。
ですから、患者さんへの説明は。
「きちんと歯磨きできて、咀嚼に参加している親知らずは残しましょう。」
「磨く自信がないのなら、抜歯ね!」と。
では、明日、ご子息の消毒をいたします。