中国とロシアは日本を攻めてくるのか? ① | 中杉 弘の徒然日記

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中国とロシアは日本を攻めてくるのか? ①

 

 金曜日の虎ノ門ニュースを見ました。長谷川幸洋さん、この人は面白い人です。問題の本質をズバッと突いています。元中日新聞、東京新聞の論説副主幹です。新聞社を退職後は、ジャーナリストになった人です。

 ロシア艦隊が5隻、中国艦隊が4隻、日本を一周したのです。何というバカなことをやるのでしょうか? 10隻の艦隊が日本の周辺を回ったのです。

 それについて長谷川さんは、「わかった、ロシアも中国もやる気だな!」と言っていました。中国とロシアのターゲットは日本です。それまではアメリカだったのですが、「台湾と日本を盗ってしまおう」という腹の探り合いです。

どうしてもロシアは日本が欲しいのです。中国がいるから、全部は盗れませんが、北海道だけはロシアがもらい、後は中国がもらうと、本気で考えているのです。長谷川幸洋さんは、凄い所に目をつけています。

何か思いだしませんか? 清は、鎮遠(ちんえん)、定遠(ていえん)を日本に見せびらかすためにやってきたのです。そして、大砲を撃って、日本人を驚かせたのです。「清と戦争をすると、こんな軍艦が出てくるのだぞ」と脅かすために日本にやってきたのです。

 この事件は、それと同じです。その中で、海軍中尉だった東郷平八郎が視察をしたのです。軍艦の中を視察すると、水兵は阿片を吸って、酒を飲み、博打をしていたのです。「こんな連中は、たいしたことはない」と思ったのです。

 それは、若き日の東郷平八郎です。日本は清と戦って、勝ったのです。これが日清戦争です。日本は、10倍の敵と戦って勝っているのです。

 それは、孫子の兵法に違反しているのです。相手より大きな物を見せると、相手は引っ込んでしまいます。闘わずして勝つために、まず、自分の図体を大きく見せるのです。そして、「我々と戦争をすると、お前達は絶対に負けるのだ」と脅かすのです。

 日本人は、10倍の敵と戦ってきたのです。清はドイツで軍艦を造らせて、大きな軍艦を持っていたのです。日本には、まだそのような大きな軍艦はありません。その時に東郷平八郎だけが、「大したことはない」と見抜いたのです。それは、清の水兵の風紀が乱れていたからです。ということは、兵隊は戦争などやる気がありません。

 やる気がないから博打をやって酒を飲んで、遊んでいたのです。「これならば、勝てる!」と思ったのです。これが後の連合艦隊司令長官の東郷元帥です。

 中国はまた同じことをやっているのです。軍艦で日本周辺を周り、「ほらほら、中国海軍は恐ろしいぞ」と見せつけに来ているのです。何をやっているのでしょうか? 軍艦で日本周辺を回っても、脅かしの行為にはなりません。それがわからないのでしょうか?

 だいたい僕が前から言っていますが、大陸国家は海洋国家にはなることはできません。これが、マハンの地政学です。大陸国家は、海洋国家と両立はできません。アメリカ大陸は、大陸国家であり、海洋国家の両方を兼ね備えています。「陸から来い、海から来い」という国家です。何故ならば、大西洋も、太平洋も艦隊を持っています。アメリカは海洋国家でありながら、大陸国家でもあります。

 しかし、ロシアも中国も海洋国家になることはできません。まず、港がありません。冬になると凍り付いて港が使えません。だから。ロシアは、朝鮮半島に南下して、港を造りたいのです。それは今でも同じです。

 中国も港などありません。香港、上海がありますが、中国は絶対に海洋国家には、なれません。中国は海に出かけていき戦争した場合は、負け戦です。海洋国家は海が命です。

 日本には昔から水軍があり、海のことをよく知っているのです。中国が日本と戦争をすると中国は負けるのです。日本は海洋国家です。中国は海洋国家になることはできません。中国は大陸国家です。

 日本の敵は海を渡ってこないと攻めてこられません。北朝鮮が日本を攻めるとしても、日本に上陸しなければいけません。上陸するために船で来るのです。ロシアもそうです。船で攻めてこないと、日本に上陸することはできません。

 ということは、海で叩いてしまえば終わりです。もっと凄い話があります。台湾の話に長谷川幸洋さんは、触れていませんでしたが、台湾は「三峡ダムを破壊する」と言っているのです。これをやられたら、中国は終わりです。5~6億人死んでしまいます。

 三峡ダムをやられたら中国は、戦争などできません。原爆を台湾にぶち込むと中国は脅かすでしょうか? それならば、三峡ダムにミサイルをぶち込めばよいのです。それは、原爆以上の効果があります。

 100発も三峡ダムにミサイルを撃ち込んだら、よけることはできません。三峡ダムにミサイルをぶち込んだら、大洪水が起こり、北京も、上海も、福建省も水没してしまうのです。

 これは、最後の“切り札”です。日本はそのように言えばよいのです。「日本を攻めてきたら、三峡ダムを爆破するぞ!」と言えばよいのですが、日本の評論家はそれを言いません。一番のポイントは三峡ダムの破壊です。

 「三峡ダムだけは、やらないでくれ」などという話は通りません。日本と中国のドンパチが始まったら、日本は三峡ダムを攻撃すればよいのです。

 元ウクライナ大使の馬淵睦夫さんは、「中国は、もう経済が終わっています」と言っています。ロシアも経済が終わっているのです。ロシアの場合は、パイプラインを壊してしまえばよいのです。パイプラインの石油を頼りにしている国がヨーロッパには沢山ありますから、それはできません。

 それは、あきらめるのです。「サウジアラビアから石油を買いなさい」と次の買い付け先を見つけてあげて、パイプラインをぶっ壊せば、ロシアは干上がってしまうのです。第二次世界大戦の戦車や銃を持ちだしてきて、使用しているのですから、ロシアももう終わっているのです。

 ということは、戦争になりません。それを言わないで、「中国とロシアの軍艦が日本を取り囲んでいる、大変だ」などと言っているのです。

 津軽海峡をロシアの潜水艦が通過したので、海上自衛隊は、ロシアの潜水艦や艦隊の性能がわかってしまったのです。津軽海峡を通るということは、自衛隊に軍艦を見せているのです。ロシア艦隊は、日本を脅かしているつもりですが、実は全ての情報が自衛隊に入ってしまったのです。

 どんな人間でも、どんな国でも弱点があるのです。それを握っていれば怖いものはありません。「どんな大きな人間でも弱点は必ずある」と三島由紀夫は言っていました。弱点だけを一本で突けばよいのです。

 左翼の連中が「憲法9条を守れ」とうるさいだけで、日本が一つにまとまったら、終わりです。日本には技術はあり、お金はある、自衛隊にはやる気があり、最高の練度があります。日本を脅かすと、かえって日本が一つにまとまってしまうのです。

 日本が一つにまとまるよいチャンスです。今は、日本独自の外交ができないようにアメリカに蓋をされているのです。「中国は怖いで」「ロシアは怖いで」と脅かしているのです。日本が海にある軍艦や、潜水艦を本気で叩けば、戦争は終わってしまうのです。すると、やつらは原爆で脅かしてくるのです。

 ロシアの原爆のボタンは、5人で持っているのです。今までは、「プーチン一人で持っている」と言われていましたが、5人が同時にボタンを押さないと原爆は発射できません。プーチンが単独で原爆を発射することはできません。(②に続く)

 

 

 

 

 

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