北朝鮮の命運 ② | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

毛沢東は、紅衛兵にインテリ階級を殺させたのです。それをやっているから毛沢東の批判をやっている暇がありません。

 「あいつをぶっ殺せ!」「あの野郎が悪いのだ!」とやっているから、毛沢東まで批判が来ないのです。さらに紅衛兵運動が成功すると、そこに一つの組織ができるのです。組織が出来ると力をもった奴が出てくるのです。今度はそいつを「反乱者だ、ぶち殺せ!」と言うのです。ひどいでしょう。

 それに向けて軍隊を向けるのです。紅衛兵同士でまた殺し合うのです。もう一度やったのです。勝ったほうの奴らを「これは裏切り者だ!」と言って、他の軍隊をぶつけたのです。

 それが成功したのは毛沢東です。次から次へと殺し合っているから、毛沢東まで来ないのです。「こいつが革命に失敗した毛沢東だ」と来る前に、勝った紅衛兵を攻撃したのです。自国民を殺し合わせて、3千万人から6千万人の人間を毛沢東は殺したのです。

 その前に毛沢東は失敗したのです。「各村で自給自足をしろ」と言ったのです。「一つの村でお米を作り、野菜を作り、鉄製品の鍬を造り、必要な物は全て村の中でつくれ」と言ったのです。

 近代国家は工場で鉄製品を造ります。そうではなく、村で米をつくり自分たちで食べます。「自分たちで道具もつくれ」とやったのです。それが失敗したのです。そこでも飢え死にした人間が3千万人くらいいたのです。

 「毛沢東の言う通りにやったら、こうなったのだ」という話が沢山出てきたのです。すると毛沢東は、「俺のせいではない。あいつが悪いのだ」と言っている間に、次から次へとけしかけて、殺し合いをさせていったのです。自国民を殺し合わせて黙らせて、殺し合わせて黙らせてきたのです。それが毛沢東のやり方です。

  朴 正煕のお父さんは革命で天下を取ったのです。大統領になって、毎日食事で宴会をやったのです。宴会の席でヤギニクでも食べている最中に一人立ちあがったのです。大統領警護室長です。それが立ち上がって「閣下、お命をいただきます」と言うのです。

 すると朴 正煕は「誰の命令だ」と聞くのです。「アメリカの命令です」と言うと、「では、仕方ない、やれ」と言って、拳銃で撃たれて死んだのです。

  大統領の一番身近な警護室長がCIAの飼い犬になってしまうのです。そうなってしまうともうダメです。革命は、その様な流れが常にあるのです。秀吉も晩年は、クーデターに怯えていたのです。

 そのような意味で金正恩の未来は決まりました。クーデターで命を落とします。全て準備はできているのです。それが一番安い方法です。

 これならば、全然お金がかかりません。CIAが側近にお金をばらまいても、大した金額はかかりません。それで一国がひっくり返ってしまうならば、それが一番よいのです。CIAは「中央情報局」と訳していますが、情報局ではありません。工作局です。

 大統領の命令により、煙のないところに煙を立てて、あそこの勢力と、こちらの勢力を殺し合わせて騒乱をつくっていくのです。何でもない平和な所にCIAが入っていくと、あちこちで事件が起きてきます。火をつけて回るのです。

 それを鎮圧するという名目で米軍が介入するのです。ところが「私たちは人も殺しません。何もしません」とやっていたらダメなのです。CIAが来て、人殺しの集団をつくっていくのです。政治は恐ろしいですね。

 そのような政治の中枢に入ると恐ろしいことがわかっているから、中枢には近づかないことです。中枢は伏魔殿です。誰が敵かもわかりません。しかも、クルクルと立場が変わるのです。「この先生がいいな」と思ったら、パッと違うことを言われて、立花孝志君のようなものです。

  調子に乗って、「NHKをぶっ壊す!」と言いながら、いつの間にか「NHKはぶっ壊さなくていいのだよ。その時は党を解散する」と言うのです。随分、言っていることが違います。そんなことは政治の世界では、日常茶飯事です。

 昨日まで「右」と言っていたのが、今日は「左」と言うのです。秘書「先生、昨日は右と言っていませんでしたか?」代議士「ワシは知らんよ。君、ワシは最初から左だよ」と言いだすのです。

 平気でパッと反対のことが言える神経をもっていないと、政治家にはなれません。政治の世界は殺し合いです。それは昔も今も変わりません。殺し合いなのです。

 今は、目立たなくなってきましたが、ずいぶん政治家は死んでいます。中川昭一、橋本龍太郎、小渕恵三もそうです。

 戦国時代も殺し合いです。お殿様は必ずお毒味する人がいるのです。天皇もそうです。お毒味がいて、「大丈夫です」と確認してから、天皇が食べるのです。お毒味をするから暖かいものは食べられないのです。トップに立つとは、そのような職業なのです。

 暗殺されることは、常に考えなければいけません。幕府の将軍といえども、それは変わりません。他の大名でもそうです。ちゃんとお毒味がいて、毒味をしてからご飯を殿が食べたのです。もちろん、金正恩にもお毒味がいるでしょう。

 

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