原発の妖怪 | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

 原発反対主義者の元首相の小泉純一郎が原発反対運動をやっています。このようなことを言っていました。「私もかつて、原発には賛成していた。首相を辞めてから、3.11の福島原発事故に遭い色々と調べてみたら、とんでもないことがわかった。何としても原発は止めさせなければいけない。止めないと日本は滅びるぞ」と言っていました。

 現在、原発は日本に54基ありますが、2基しか動いていません。それもたいして動いていません。原発がなくても日本の電力は充分に足りています。足りているどころか余っています。「原爆がないと大変だ。1日交代で電力を使うように」などと言っていましたが、全てウソだったのです。日本は電気など困っていません。

 原発派の人間は今度はコストの問題を持ちだして、「石油が如何に高いかわかるか。日本は原発を使わないと産業界はたちゆかなくなる」と言っていました。それは単純な原価を計算して、原発のエネルギー、石油のエネルギーを比較した時に、原発のエネルギーが一番低コストかもしれませんが、それに付帯する設備費、維持費、処理費を考えていません。

 原料だけで計算すると原発が一番安いということになりますが、諸経費を入れると原発が一番高くなるのです。狂気の沙汰です。放射能漏れの汚水は大変な量です。何万本のドラム缶に入れた状態で貯まっています。しかも、それは何年安全かという保障は何もありません。おそらく、数万年は開封できません。そんな危険なものがどんどん貯まっていくのです。何という愚かなことをやっているのでしょうか?

 原発のエネルギーに使った後の燃料棒のゴミをどうするのでしょうか? これも処理しきれていません。まだ何処で処理するのか決まっていません。みんな黙ってもっているだけです。半減期は10万年だと言われています。どうしようもなりません。

 ノルウェーでは、地下450メートルくらいに穴を掘って、その穴の中に埋めているのです。大問題です。例えば、10万年先に核廃棄物のドラム缶を開けるかもしれません。今の人と10万年先の人々の言語は多分違うであろうと言われています。「危険(Dangerをどのように書いたらよいのか?」という議論です。英語で「Danger」と書いても、おそらく通じません。

 そんな危険な原発を再稼働するなど、正気の沙汰ではありません。何しろ、原発など稼働したら良いことは一つもありません。良いことがあるとするならば、原子爆弾のプルトニウムを確保したということです。「日本はプルトニウムをもっているぞ。いつでも原爆を造れるぜ!」というならば、外国への抑止力になります。それ以外は何の使い道もありません。原発は電気をつくるのには、意味がありません。

 米軍は原子力潜水艦・原子力空母を使っています。これが事故を起こしたら、どうするのでしょうか? 日本は原子力エネルギーを使っていないから、救いようがあります。原子力潜水艦が攻撃されて沈んでしまったらどうするのでしょうか? ロシアは何隻も沈んでいます。海の中に沈んでしまい、人間も一緒に死んでしまい、放射能が出続けたままで引き上げられないのです。10万年も放射能が出続けているのです。

 小泉元首相も言っていましたが、「何故、これを首相が止めると言わないのか? 首相が原発を止めると言えばすぐにでも止められる。内閣決議をすれば、1週間で止められると言うのです。「安倍さんは原発を止められる立場にいるのに、何と言うもったいないことをしているのだ。止めれば原発を廃止した首相だと言われて、後世まで名が残る」と言っているのです。そんな有難い話なのに、安倍晋三は原発のことは黙って何も言いません。

 現在、54基ありますが、2基しか動いていません。後は何をやっているのでしょうか? 莫大な金額をかけてまだ利権で動いているのでしょうか?

 ドイツは日本の3.11の後に直ちに原発を止める方針に転換しました。国家レベルで自然エネルギーに取り組んでいるのです。日本は何をやっているのでしょうか? 処理もできない原発のゴミが増え続けているのです。

 考えてみてください。放射能入りの汚水のドラム缶がどんどん増えるのです。海にも捨てられません。地中にも捨てられません。どうすればよいのかというと、ドラム缶に入れて置いてあるだけです。毎日増えているのです。どうするのでしょうか? 今でもドラム缶が増えてピラミッドの山のようになっています。何を考えているのでしょうか?

 結局これも経済産業省と電力会社の間に汚職の構造があるのではないでしょうか? 止められないのです。原発の工場をつくる旨味は忘れられないから、止められないのです。1基原発をつくると1兆円かかります。莫大な金額がかかります。廃炉にするのには、3兆円くらいかかります。みんなお金がからんでいます。

 原発をつくるのに1兆円かかり、町長でも何でも原発会社に乗っかると雇用が生まれるのです。「廃炉にしよう」と言うと、またぶっ壊して雇用が生まれるのです。何をやっているのでしょうか? それが現状です。

 今、日本列島は皆さんが考えている以上に、もの凄く危険な状態にあるのです。今度、東海村の原発が事故を起こしたら、埼玉・東京・神奈川県まで人が住めなくなってしまうのです。風が吹いてくるから関東平野も東京も全て危険区域に入ってしまいます。

 人間が全く住めなくなるのです。そんな危険な火遊びを己の利権のためにやっているのです。

 小泉元首相も「僕も原発は賛成だった。みんなの言うことを信じてエネルギーの不足の時代が来るから、原子力産業が補うしかないのだ」と言われていたのです。しかし、自分で調べてみたら、とんでもありません。全てウソだったのです。聞かされたデータも全てウソだったのです。

 「原子炉はぶっ壊れません。原発は危険ではありません」と言われてきたのです。世の中にぶっ壊れないものがあるのでしょうか? まして、そこに原爆でも落とされたら大変なことになってしまいます。何故、止めないのでしょうか? 

 首相が決意して止めようと思えば、1週間で止められます。止める方向に舵を切れるという意味です。やはり、自然エネルギーの風力発電や太陽光発電にしていくべきだと小泉元首相は言っています。

 石原慎太郎は「この巨大な産業国家の日本が風力発電や、太陽光発電で賄えるはずがないだろう。原発をやらなければ、日本は近代国家として生き残っていけないよ」と言うのです。みんな「そうだな」と思ってしまうのです。それはウソだったのです。

 小泉元首相は「私は考えを変えたのだ。皆さんに申し訳ないことをした。人間は心が変わるのだ。だから責めないでくれ」と言っているのです。「昔は推進派だったけれども、調べた結果、全てウソをつかれていた。だから、原発は止めるべきだという運動をしているのだ。一生懸命やれば原発を止める方向へ行くのではないか」という話をしていました。

 ちょうど、魔に憑りつかれた妖怪が原発業界の上に巣食っているのでしょう。原子爆弾そのもの自体が魔物です。人間が生み出した最大の魔物です。この利権にまた魔物が憑りついて、亡国へ導ているのです。

世界滅亡にもっていこうとしている人間たちがいるのです。この原子力発電所は、UFOの監視所になっています。盛んにUFOが現れて原発を警戒していると言われています。これもあながちウソではありません。

 人類は原子力エネルギーで亡びるのです。自分で処理できないもの、後戻りできないものを使うべきではありません。僕はそのような考え方です。飛行機もそうです。落ちたら全員が死ぬのです。500人乗っていようが、千人乗っていようが一瞬で死んでしまうのです。しかも、「こうやれば助かる」という命の保障はありません。黙って棺桶が地上に向かって衝突するだけです。

 これは新幹線も同じです。新幹線の方が乗っている人数は多いのです。爆弾でも仕掛けられたら救いようはありません。300キロくらいで走っているのですから、空中に跳ね上がって、ほとんどの人間が死ぬでしょう。そのようなものはいらないのです。

 船はまだボートに乗れば助かります。ボートがあっても、5千人も乗客がいる大型客船で本当に5千人分のボートがあるのでしょうか? おそらくないと思います。せいぜい千人くらいが助かるボートしかありません。後の4千人は死ねということです。まさに水に浮かぶ棺桶です。

 潜水艦は500メートル海に潜って事故が起きたら、もう助かる方法はありません。ところが潜水艦には潜水救助艇というものがあります。必ず事故に遭った場合は、救助に行くのです。必ず潜水救助艇がくっついていくのです。

 「必ず助かる」という保障はありませんが、「事故に遭ったら救い出せる」という最低の保証があるのです。最低限の保障のないものはやるべきではありません。その場合は人間の技術を超えているのです。

 原発の上には妖怪が憑りついているのです。憑りつかれた人間は、原発妖怪となり、人類の上に覆いかぶさっているのでしょう。このような問題があります。

 それから、カルロス・ゴーンの問題が色々と言われていますが、僕はこの問題はすぐにわかりました。何故かというと、東京地検は背後がいなければやるわけがありません。東京地検は悪いことをする役所ですから、最大の悪事を行います。

だから、単独でカルロス・ゴーンのような大物を逮捕することなどできません。何か大きな力が働いているのです。それは誰の力かというと、アメリカのCIAの力です。みんなCIAとは言っていません。

 安倍さんとトランプ大統領が合意してやっているわけではありません。2~3年前からCIAが動いて全ての調査は終わっているのです。それでやったのです。何故かというと、この3社(ルノー・ニッサン・三菱自動車)はブッ叩かなければいけない。「カルロス・ゴーンはやり手だから、放っておくと、中国まで手を伸ばすかもしれない」と思って「巨大な自動車王国をつくられてはまずいから処理しよう」ということです。データを全部集めてCIAがもっているのに違いありません。

 それで日本の検察の背中を押して「おい、やって来い」というようなものです。すると日本の検察は安心して「後ろ盾がついた」と安心してやっているのです。これは国策であり、戦争です。カルロス・ゴーンは悪いことをしているかもしれませんが、とにかく国家の威信をかけた謀略戦です。

これが「アメリカファースト」のトランプとCIA対、カルロス・ゴーンとフランスの自動車戦争の流れです。東京地検は怖い所です。だから単独ではやりません。後ろ盾がないとやりません。こんな大物を逮捕したら、フランスとの喧嘩になってしまいます。単独ではできないから、これはCIAの陰謀に違いないと思います。そう思ってよいと思います。

 

 

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