古代人のセメント | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

 古代人のセメントは3千年持ちます。それは地震の恐怖で話題になっています。熊本大地震、大阪北部地震、北海道地震がありましたが、やがては関東大震災も来るでしょう。「東海大地震は間近だ」と予言されています。東海大地震の場合は30万人が死ぬと言われています。関東大震災の場合は10万人が死ぬだろうと言われています。

 そうなると家屋はほとんど全壊です。恐ろしい被害が想定されます。この本当の原理を理解していません。地震が来てもよいのです。我々はそのような土地に生かしてもらっているのです。

 日本列島は地震、津波、台風も来ます。その大地の中に人間が住ませてもらっているのですから、人間の都合よく自然界を変えようとしても無理です。まず、「そのような場所に住んでいるのだ」ということを理解しなければいけません。

 だから、地震が来ても、難が来ても、この土地に住ませてもらっていることを「有難い」と思わなければいけません。地震列島だからこそ、メタンハイドレート大国なのです。やがて世界から石油がなくなっても、「千年間は大丈夫であろう」というメタンハイドレートが日本海周辺にはあるのです。

 外国の石油メジャーがこれに手をつけさせないようにしていますが、石油がなくなればメタンハイドレートの時代です。それと同時に日本は金が採掘されています。金の埋蔵量は世界一です。

 金が発掘される場所は国立公園にしてしまったのです。国立公園にして金が採掘できないようにしているのです。本当に金を掘ったら日本は、黄金の国ジパングです。日本は昔から「黄金のジパング」と言われてきて、金が豊富なのです。

 これは火山と地震に関係があります。火山の多い国ですから、金が採れるのです。地震が多い国だから、メタンハイドレートが採れるのです。実は日本は、世界に誇る資源大国です。ですから、地震や台風が来ることは諦めることです。その上に人間は生かしてもらっているのです。

 しかし、ちょっと待ってください。地震が来るということと、災害が来るということは違います。もし、建物を石造りに変えたら、地震が来ても災害は受けません。震度9では壊れない建物を造ればよいのです。

 「そんなことができるのか?」と言う人がいるかもしれません。それはできるのです。国会議事堂を見てください。この間の3.11の地震の時でもビクともしていません。国会議事堂は石造りで、頑丈な建物です。

 何故、やらないのでしょうか? それは建築会社にとっては、ぶっ壊れてもらったほうがよいのです。「鉄筋コンクリート造りの建物が50年しかもたない」とは、どのようなことなのでしょうか? 鉄筋コンクリートで家を造る人は、「鉄筋コンクリートなのだから、50年どころか100年は持つだろう」と考えています。

 西洋の建築は、300年くらいは平気でもっています。西洋の建築は石造りです。日本もそうすればよいのです。西洋と日本では材料が違うのです。一時、建築ブームの時は「鉄筋コンクリート」と言いながら、中に入れる砂は海砂を入れたのです。海砂は塩が沢山入っているのです。そんなものでセメントをつくれば塩分が出てきて鉄が錆びてしまい鉄骨が腐食するのに決まっています。こんなものはインチキのセメントです。「外観はセメント、中身はセメントではない」ということです。

 建築を専門に研究しているのですから今の技術を使えば、100年以上持つ建物などできるはずです。それを今の技術で使わないのです。何故かというと、50年に一度壊れてもらったほうがよいのです。「私の家は300年持つ造りですから心配はいりません」と言ったら、建築会社は赤字です。次から次へとぶっ壊れてもらったほうがよいのです。恐ろしいことです。

 何故、100年持つセメントが出来るのかというと、ローマ教会の丸いドームの屋根はコンクリートで出来ているのです。ローマ時代には、もうすでにコンクリートがあったのです。しかも、すごく強力なセメントで、海に投げ込んでもすぐに固まって岩になってしまうのです。桟橋はその技術でつくられたのです。今でもローマ時代の建築があちらこちらで残っています。

 ローマ時代の建築物は、2千年経ってもビクともしません。「なんじゃこりゃ? どのような造り方をしているのか?」など、そんなことは建築業界の連中は調べて百も承知の上です。

 多くの研究機関をもっているのですから、そんなことは常識として知っているのです。今、我々が知っているだけでも速乾セメントがあります。セメントを捏ねてまけば、パッと固まるのです。

 大阪地震では、地盤沈下で穴が開いた道路には速乾セメントを使ったのです。ミキサーで攪拌して撒けば、パッと固まってしまうのです。そんなセメントがあるのです。

 耐久性の問題も我々が知らないだけで、100年以上持つ素材があるのに違いありません。そのような研究もされているのです。もうすでにローマ時代からあったのです。ローマ時代の水道橋が残っていますが、あれもセメントが使われているのです。だから今でも壊れていないのです。ローマ時代にあったものが、今はできないはずがありません。

まだあります。インドの建築は古いのです。我々が思っている以上に古いのです。3千年~4千年前です。アユルベーダのセメントというものがあります。アユルベーダはあらゆる学問の元になったものです。

 東洋の鍼灸医学、漢方薬学もアユルベーダが発祥です。その中にアユルベーダのセメントがあり、それを使った建物は物凄く頑丈です。ぶっ壊そうと思っても壊れません。時間が経てば経つほどガッチりと固まってしまうのです。

 今のセメントは時間が経てば経つほどスカスカになってしまいます。「現代のセメントの方が古代のセメントよりも強度が弱い」など、こんな馬鹿なことがあるのでしょうか? アユルベーダのセメントは、もうとっくに建築会社は調べているのでしょう。

 何故、そのようなものを使わないかというと対応年数が伸びてしまうからです。それだけ「建築屋の仕事が減る」という考え方です。許さない考え方です。古代のセメントが300年から1千年持つならば、現代でも1千年持つ建物を造ればよいのです。「私のマンションは1千年大丈夫よ」と言わせたいでしょう。

 そのような所に住まなければ安心立命はできません。耐震装備もそうです。セメントがしっかりとしていれば箱は動きません。地面が動いてもいくらでも頑丈な建物はできます。手抜きだから耐震強度が低いのです。

 その証拠に手をかけた日本の国会議事堂はビクともしません。震度7や8の地震では、ビクともしません。国会議事堂は全て石造りです。古代のセメントは石より硬いのです。石はそのままですが、古代のセメントは時代が経つとどんどん硬くなるのです。自分の住んでいる建物はそう願いたいものです。

 年代が経つとセメントがスカスカになってしまう建物は勘弁してください。そこで我々は、このような疑問を感じなければいけません。人類の古代(4~5千年)には、セメントの技術があったのではないでしょうか? ピラミットにしてもそうです。「100キロ先から石を削ってもってきた」というのですが、どうやって運んだのでしょうか? 

 そうではない見方があってよいのです。ピラミッドの石は古代のセメントです。現代人はセメントが、スカスカになると思いっていますが、古代のセメントは時代が経てば経つほど固くなるのです。

 原料の花崗岩を粉砕して箱型を造り、セメントで固めます。ピラミットを積みながら造ればどんな高い位置でも出来てしまいます。ピラミッドの石は古代のセメントではないでしょうか? そのような発想をしたらどうなのでしょうか? すると「あれは花崗岩だよ」と言う人が出てくるでしょう。

 原料は花崗岩です。花崗岩を砕いて接着する技術がもうすでにあったのではないでしょうか? むしろ、そのように考えた方がピラミッドの石積は、すんなりと理解できます。花崗岩だけを粉末にして固めれば岩になってしまいます。そのように考えたほうがよいのではないかと思います。

 それからトルコのバールベックにある2千トンのオベリスクは、どうやって造って運んだのでしょうか? マチュピチュの石はどうやって運んだのでしょうか? マチュピチュは山の上にあります。石を運べるわけがありません。セメントならばできるのです。粉にしてもっていき、現地で固めればよいのです。

 古代の巨石文明は、見た目は石に見えるから我々は「石だ」と言っていますが、実はセメントなのではないでしょうか? そのような時点に立ってみてみると、面白い結論が出るのではないでしょうか? 

 モアイ像もそうです。どうやって石切り場から運んだのでしょうか? あんな大きな石は運べません。セメントを固めて造られたものではないでしょうか? 古代の岩に見えたものは実はセメントで造られたものではないでしょうか? そのようなことは、現代技術でもできるはずです。できるのにやらないで、経済効率を考えているのです。それは建築会社の効率です。

 私は300年、1千年住める家に住みたいと思います。そのように考えている人は大勢います。逆に言葉を変えると、これでセメントを売りだせばすごく売れます。「私の家は千年持ちます」と言ってみなさい。金持ちは買うでしょう。ビジネスとしてもこれは成功するでしょう。

 50年しか持たないセメントなど、みんな辟易しています。若い頃にマンションを買ってマイホームを手に入れたと思ったら、50年経って「耐震強度が低いマンションなので、建て替えか補強工事が必要です」と言われてみなさい。若い頃にマンションを買っても、50年も経てば定年退職をして収入もなければ、建替え工事に出すお金などありません。潰れるまで住み続けるしかありません。それは建築屋の都合です。

そうではなくて、1千年耐えられる家です。ローマの建築物は2千年耐えられるのです。現代技術でできるはずです。これはビジネスになります。「千年持つ家」を造って発表してみなさい。「千年間、地震にも火事にもビクともしません」と言えばよいのです。

 火事が起きたら中にあるものは燃えるかもしれませんが、本体は燃えません。チョッと直せばまた使えるのです。そのような発想が人類には必要です。商売に応用すれば、すぐに商売になる話です。古代に学びましょう!

 

 

 

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