安倍さんはトランプに大歓迎された | 中杉 弘の徒然日記

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 安倍さんは日米首脳会談でトランプ大統領から大歓迎されました。安倍さんは大満足の顔をしています。しかし、大歓迎されるということは、目的があるのです。家族総出でもてなすということは、目的があるのです。その人から何かを得ようと思っているのです。何かを得ようと思わない人は歓迎されません。

 安倍さんは物をたくさん持っています。日本は大国です。いろんな財産が日本にはたくさんあります。お金もあるし、何でもあります。その安倍さんが大歓迎されたということは、トランプさんは何かが欲しいのです。

 日米関係が上手くいくことを非難しているのではありません。トランプ大統領の奥にあるものを見ていかなければいけません。

 テレビに出ている専門家は貿易赤字の問題など、様々なことを論じています。例えば、馬鹿は鉄1トンをいくらで計算して売ります。鉄を加工すれば、軽い重さで値段も高くなってきます。スマホを1トン売れば何百億円になります。

 原料で売れば1トンは何万円です。それが加工するたびに値段が上がり、1トンでも何百億円になってしまうのです。ここに文明の差が出てくるのです。

 技術がないということは、原料でしか売れません。だから1万円しか儲からないことになります。それを加工して複雑なものにして売ると、1個3万円の価値がでてきます。それをバロメータとして見るのです。

 一番効率のよい仕事は実はアメリカがやっているのです。それを忘れてはいけません。アメリカの戦闘機を日本は買っています。一部、ライセンス生産をしていますが、基本的には買っています。1機150億円です。こんな儲かるビジネスはありません。10機かったら、1500億円です。100機買ったら、1兆5000億円です。アメリカはベラボウに儲かるのです。アメリカはそのビジネスをやっているのです。

 日本はアメリカから戦闘機を買っています。イージス艦は6000億円くらいします。空母を買ったら1兆5000億円くらいします。一番儲かる商売をアメリカはやっています。自動車を航空機に比べたら馬鹿みたいなものです。車1台100万円で、150億円出したら何台買えるのでしょう。戦闘機は1機150億円です。

 貿易赤字など本当はウソで、アメリカはちゃんと儲かることをやっているのです。それが軍事産業です。それをやっているのが軍産複合体です。もうベラボウの儲けです。

 それから為替相場です。世界で物を買うには、一旦ドルに換えなければいけません。これを基軸通貨といいます。ドルに換えないで「円で石油を売ってくれませんか?」と言うと「ノー!」と言われてしまいます。ドルに換えないと石油は売ってもらえません。そこでアメリカは莫大な利益が得られるのです。

 銀行の本当の仕事は昔から両替商です。他国の貨幣に換えるときに、お金をもらいます。1ドルに変えるときに3円くらい取るのです。何もしなくて3円儲かるのです。基軸通貨はもっと儲かるのです。銀行はアメリカの銀行が握っています。世界の国々はドルに変えて物を買います。これでアメリカは儲かります。

 貿易赤字を普通は借金と考えますが、そうではありません。中国からアメリカは商品を輸入しています。アメリカの製品の50%は中国製です。電化製品や、服や、トランプのネクタイまで中国製です。アメリカ人の家庭を調べるとすべて中国製品です。

 中国はアメリカの奴隷ということです。「俺たちアメリカ人は物をつくらないから、お前達は物をつくっていろよ」ということです。中国は商品を造ってアメリカに納めます。アメリカは何を払っているのかというと、これもいい加減です。アメリカは中国をいつでも潰せるのです。借金が貯まるとは、そのような意味ですから、アメリカは払わなければよいのです。

 「ただいまから、支払いは中止します」と言えば、中国は参ってしまいます。中国が「アメリカの国債を売ります」と言えば、「アメリカは参るだろう」と思うでしょうが、アメリカは参りません。ドルの基本は紙切れです。次の通貨も考えられているのです。「ドルは今日から使いません」と言えばドルは紙切れになってしまいます。いくら持っていても紙切れです。

 「今日からは、新しい“アマロ”がドルに変わります」と言えばよいのです。アメリカは何の心配もしていません。現物の物は入ってきますが、支払っているのは紙切れです。こんなことは日本の歴史上でも何回も行われてきています。

 昔は金貨や小判などがありましたが、藩においては藩札を出していました。藩札を発行すると、紙切れがその藩で流通します。小田原藩しか使えない紙切れです。それは紙切れだからいくらでも刷れます。

ある日、物価が上昇して紙切れだらけになってしまいます。すると「藩札を持って来い!」と河原に紙切れを並べて燃してしまい借金はすべて無しです。これ徳政令といいます。借金はすべてパーです。

 ドルを紙切れにするとは、そのようなことです。いつでもできるのです。それに対抗するのが金です。金は放っておくとどんどん値段が上がってしまうので、値段をコントロールしているのでそんなに簡単に相場はできません。

金の相場はニューヨークとロンドンで値段を決めるのです。LMBA(ロンドン貴金属市場協会)では12回(ロンドン時間の午前1030分と午後3時)、金のスポット価格を決めるフィキシング(値決め)を行っており、この価格(フィキシング・プライス)が世界的な金現物価格の指標となっています。ニューヨークは金の先物市場で、ニューヨーク・マーカンタイル取引所の金先物価格が指標価格となります。金は皆が欲しいのでどんどん値上がりをしてしまいので、そのように値段をコントロールしているのです。

 アメリカの赤字は何の心配もいりません。いくらでも日本に軍備をさせて買わせればよいのです。日本における米軍の駐留経費が約9千億円かかっています。そのうちの85%は日本政府が払っているのです。アメリカ軍の給料まで払っているのです。

 アメリカ政府が払っているお金は15%くらいしかありません。後の85%は日本が払っているのです。ということは、米軍は日本の傭兵ともいえるのです。日本は85%も米軍の経費を払っているのです。それを知ったトランプはビックリしているのです。これに関して言うことは何もありません。大満足です。駐留経費を3千億円、4千億円出させても仕方ありません。もっとよい作戦があります。日本の憲法を改正させて再軍備させるのです。それが狙いに違いありません。

 今回のトランプの最大の狙いはそれです。憲法の改正をして、自衛隊を日本防衛軍にするのです。防衛予算は5兆円くらいなので、「5倍にくらいに増やしてくれ」ということです。「駐留経費の残り3千億出してくれ」とは、ケタが違います。日本の防衛費を3倍にすると15兆円です。アメリカはその金額を取った方がよいのです。そのような取引があったのに違いありません。

安倍さんもよい機会なので受けてやってしまえばよいのです。しかし、憲法改正はなかなか実現できない大変な問題です。

そのようなことを天皇も見抜かれていて、独自の動議を出してすぐに憲法改正にいかないように、間に1本入れたということも考えられます。安倍さんはバンバンいきますが、皇室典範はそうはいきません。これも解決しなければいけません。憲法改正の問題も時間がかかります。天皇は時間がかかるようにわざと仕組まれたのかもしれません。

天皇家の立場はこうです。これは竹田恒泰さんが言っていますが、今の平和憲法のおかげで天皇家は生き残ったと考えています。もし、「平和憲法など絶対反対!」などと言ったら天皇は殺されていたかもしれません。平和憲法を受け入れることにより、天皇家の存続ができたのですから、「この平和憲法は大事だ」という考え方をしています。

天皇は平和憲法でよいと思っているのです。それがドンパチ初めて軍国主義になっていくような日本を今の天皇陛下は見たくないのです。「その仕事は皇太子にやってもらいたい。私はもうそんなことは嫌だよ。ずっと平和できたのですから、ドンパチする自衛隊は見たくない」と天皇ならば、そう思うのでしょう。

そこで「皆で考えてほしい」と言われています。しかし、「辞めたい」など言っていません。「自分の都合でやめるのではない」と言われていますが、実は憲法の問題もからんでいるのです。安倍さんは憲法を改正して国軍をつくるのです。

僕は憲法改正をやってもらいたいと思います。それをやらなければダメなのです。それと同時に原爆を認めてもらいましょう。日本はもうもっているのですが、「原爆の所持を認めてもらい」、それだけやってくれればよいのです。

「憲法を改正する、原爆を持つ、国軍を持つ」そのような大問題を安倍さんが宿題として与えられたのだと、我々国民は知らなければいけません。

 

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